山小屋ガールの癒されない日々 を読んだら、推しになって悲しくなって書きたくなった

先日、みなかみのゲストハウスに泊まった時のこと。

一人旅なんてこれまで何十回もしてきたのに、その日の夜はなぜか無性に寂しくなって、どうにかして気を紛らすために、読書をすることに。

コワーキングスペースの一角の本棚。そこから手に取ったのは「山小屋ガールの癒されない日々」。
登山が趣味だからということで、自然な流れで読み始めたのでした。

 


内容は、とある女性が山小屋で働いていた時の出来事や人間関係などを中心に、そこから得たものや、自身の変化などが綴られていました。
で、全部読み終えた結果。
山小屋の仕事云々よりも、圧倒的に、作者の吉玉サキさんのことが気になって気になって仕方がなくなってしまいました!あれ、これが推しってやつですか?

もっとこの人を知りたい、もっとこの人の書くものを読みたい。読後すぐに「吉玉サキ」で検索。正直この日は寝不足気味だったのですが、記事を探す手は止まらず、ワクワクしながらページをスクロール。かと思いきや、本の中でご結婚されてた吉玉さんが、web記事では離婚されて、一人で勝手にセンチメンタルな気分になってしまい…。頭も心もフル回転。結局この日は全然寝付けませんでした。
そういえば中学生くらいの頃にも、ネットサーフィンに夢中になって眠れない夜があったっけ。

 


この本が伝えるのは「山小屋の仕事とは?」です。しかし、私が受け取ったのは「吉玉サキという人間とは?」でした。

プロのライターと比較するのは失礼かもしれませんが、吉玉さんの文章はとても面白く、自分が書いた文章は、足元にも及びません。楽しく読みながらも、どこか敗北感もありました。

「どうしてそんなに心惹かれるんだろう?」
自分なりに出したその答えは、 ”パーソナリティを出すこと”。山小屋の仕事の紹介ではなく、その話を通して作者の自己紹介をしているのでは?と思ってしまうほどに、パーソナリティを出しているように感じました。
「(作者)という人間とは?」を伝えたからこそ、作者のことを知り、もっと知りたいと思うようになったのでしょう。

せっかくここまで理解したのだから、今度は自分で試してみる番です。私がやっている2つのブログ。まだまだパーソナリティは出せていないかもしれませんが、これからきっと、出てくるはずです。いや、出します。書きます。

これからの私の文章に乞うご期待。最後までお読みいただきありがとうございました。

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