モノを減らせば大切なものが見えてくる!【読書】『ぼくたちにもうモノは必要ない。』佐々木典士
どうも〜 そらいち です!
定期的に断捨離をしているのですが、モノは(僕の場合は本や書類)増えていきます。部屋はごちゃごちゃし、頭の中もごちゃごちゃしてイライラが溜まります。
モノを減らして暮らすことで大切なことに集中できたり、ストレスのない生活を送ることができるのは理解していますが、上手く行きません。
定期的に本とかでアップデートをすることが重要だと思い、今回『ぼくたちにもうモノは必要ない』佐々木典士著を読みました。
モノを減らせば人生で大切なものが見えてくる
この見出しから始まる『ぼくたちにもうモノは必要ない』(佐々木典士著)は、モノを減らすことで部屋が変わっただけではなく、自分自身が変わり前向きな生き方ができるようになったことを伝えてくれます。
最初のページで自分の部屋についての「bfore-after」の写真があり、4名の部屋の写真があり、本書を読んだ後に目指すべき部屋のイメージがつきました。
本書の構成もシンプルで、
ミニマリストは何かに始まり、
→どうしてモノが増えたのか
→具体的にモノを減らす方法
→減らしたことでの変化
→変化がなぜ幸せにつながったか
というようになっています。
この構成通りに読んだことで、ミニマリストへのモチベーションが上がりました。そして、第3章のルールに則って行動すれば断捨離がうまくできました。
本書を読んだことで、モノも少なくなりました。なによりモノが少ないことのメリットを学ぶことができ、実感がもてるようになったのが良かったです。
情報やモノが溢れた現代に、モノを持たず、情報に埋もれないで暮らすのは難しいと思います。
でも、モノや情報から隔絶する意思を持ち、恐怖に打ち勝てば、人とも比べなくなり、自分にマインドを向けることで、人生が豊かになります。
→このマインドや考えについては、『嫌われない勇気』とあわせると参考になります。
自分がやりたいことに集中するために身軽になる
ミニマリストの定義はいろいろあります。僕は、「自分がやりたいことをするために、モノを少なくして身軽になり目的に集中する」ことだと考えています。
本書ではミニマリストを次のような定義をしています。
僕が考えている定義とほぼ同じような定義でとても共感できました。
本当に自分に必要なものとは何か、もう一度考えてみようと思いました。
重たいパソコンのようになるな!!
部屋がモノで溢れ、情報の洪水に溺れている人をは重たいパソコンのようだという話が出てきます。
パソコンが重たいのはCPUの性能もありますが、僕が「重たいパソコン」と言われて想像するのは、パソコンのデスクトップにたくさんのファイルがあり、ドライブにも多くのファイルが無造作に置かれている状態です。
人も同じでモノを多く持っている人は、身軽さはなく、腰も重く行動できなさそうなイメージを持ちます。現代のように、部屋や情報に溢れている人(僕笑)は行動や気持ちが重いです。
他人目線でなく自分目線で幸せになるモノを増やす
本書を読んだ後、自分の部屋を改めてみてみると、他人の目線を気にしたものは本当に多いことに気づきます。
見栄を張ったブランドのバックや財布、小物。
自分にはあまりあっていない靴。
部屋に飾ると知的に見える本やチケットや写真。
それって自分の人生豊かにしてるの?
それって買ってから何回使っているの?
それって使うことで楽しい気持ちになるの?
アドラーの心理学でも他人目線があることで問題が増えることを指摘しています。
そう考えると、他人の目を気にしたものは多い・・・
そしてそれは、部屋の場所だけとって、人生を豊かにはしない(異性にはモテるかもしれませんが・・・)。
モノより経験に投資しよう
多くのものを持つと盗難の恐れがあります。空き巣は汚い家を狙うといいます。理由は汚いと盗難あったことにも気づかないからだそうです。モノは盗まれたり、壊れたりしたら消えてしまいます。でも、経験したことや勉強したりして頭に詰め込んだものは盗むことはできません。
ユダヤ人のタルムートにも『頭の中までは盗めない』と勤勉であることを勧めています。
感謝をしよう
著者は、モノを減らしたことで、「感謝」に気づいたと言っています。
モノを持たなくなり時間に余裕ができた分、毎日充実することで他のことに意識を向くことができたからでないのかと思います。
余裕がないと「感謝」することはなかなかないです。気にかけている余裕もないし、当たり前にそこにあると思うからです。
モノがないと数が少なく必要なものなので、逆にモノへの感謝や時間への感謝、素敵な時間を過ごせることへの感謝など、そういう人生を豊かにすることに目線が行くのでしょう。
それだけでも、人生が豊かになった気がします。
モノを少なくすることで、大切なことが見えてきます。
一つひとつのものに感謝をし、豊かな生活を送れると思える本でした。
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