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自分を知る旅へ!空想旅行案内人-フォロン展


展示ポスター

東京ステーションギャラリーで開催している「空想旅行案内人 ジャン=ミッシェル・フォロン」に行ってきました!

最近、人生に楽しみを持てず、現実逃避ではないですが、空想旅行をして頭をフレッシュにして自分を見つめ直したいと思い見にいくことにしました!

ポスターになっている月の鞄を持つ人…
この絵に本当に惹かれました!
ミニマリストを体現したような絵。
シンプルで旅行に最低限のものしか持ってない僕が理想とする雰囲気です。
どうでもいいけど、強いて言えば、僕はリュック派です!笑

話は戻して、シンプルでミニマリストっぽいなーと思うのもそのはずで、フォロンは、世界的な建築家であるミース・ファン・デル・ローエが提唱したLess is more(レス イズ モア)に感化されたのです!

感化されたフォロンは白と黒のドローイングをずっと描いています。展示の最初の章で見れますが、本当にシンプルです。シンプルだけど、伝わってくるし、その簡潔な絵を見ると頭の中のモヤモヤが消えていくような感覚になりました。

少なければ少ないほどいい。

この言葉がずっと頭から離れず、展示中自分がシンプルになっていく気がしました。

【リトルハットマンとの旅】自分で考え選択肢を選ぶ

ポスターとチケット


展示はハットを被ったリトルハットマンというキャラクターと一緒に旅に出かけることになります。彼を通して人生について色々考えさせられます。

特に矢印の絵では、選択肢が多く与えられてどうするかという問いにぶち当たります。そして、次のようなことを学べます。

・自ら考え選択することで
・歩むことを自ら決める
・進む道を探す楽しさ
・余白を残すことの大切さ
・絵の余白から想像することの自由度や選択することの自由があること

人生選択肢がなく道は1つしかないと思える状況でも、色々な選択肢が広がっているんだと教えてくれます。悩んで閉塞感がある中でも自ら行動すれば変えられるということを教えてくれているような気がします!

どう生きるか!
〜世の中の問題から宇宙まで〜

ポスターとチケット



環境破壊や戦争に対する悲惨さや現状を描き、さらにその視野は宇宙まで広がっていきます。現実の問題から目に見えない宇宙まで視点を広げることで、「私たちはどう生きるか」ということわ問いかけているようです。 

世界人権宣言の条文に関するイラストをもありました。文章ではなく絵で広めることで理解してもらうという考えのもと書かれたイラストは、条文以上のインパクトがありました。絵で見ることで想像力が膨らみ、本当に1つ1つ大事で自分たちが考え行動しないといけないという気持ちになります。

フォロンは絵だけでなく、音でも表現します。実際、展示でも音がずっとなっている箇所がありました。何を表現し、何をここから読み取るか考えるとすごい面白いです。自ら見回し、自ら耳を澄ませ集中する空間は、今までにない感覚を呼び起こし、別の人になった気がします。

番外編〜施設について〜

直接展示と関係ありませんが、東京ステーションギャラリーは施設の建築がすごい素敵で展示とは別の感動があります。

素敵な螺旋階段

展示室に降りるときの階段!吸い込まれそう

展示室の階が変わる時に、降りる階段です。
建設当時のレンガが印象的で、階段の床の色とライトがマッチしています。当時と近代の素敵な時代のコラボレーションを感じられます!
上から見るといい感じで、1番下まで見れてSFの世界観を感じられます!

【素敵な天井】

踊り場の太陽光とステンドガラスが綺麗!

展示室の階が変わる時に一番最初に見える天井です!暗かった室内から自然光溢れる空間になり、思わず「わぁっ」と声が出てしまいます!
綺麗なステンドカラスと花なのか鳥の羽や貝殻を模しているのか綺麗なライトがつるされています。

【駅の建築】

駅構内も素敵!
ギャラリーでは2階にショップがあるので2階からの景色も堪能できる!

改札を出てみえるドーム型の天井も素敵で、撮影スポットです!
下から見るのもいいですが、展示が終わってショップまでの道のりで、2階の部分を歩くことになるので、上からの景色も堪能できて最後まで楽しめるステーションギャラリーです!

以上、思った以上に楽しめ、考えさせられる展示でした。もし、タイミングば行かれてみてはいかがでしょうか^_^

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