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逆上がり解体新書①「逆上がりの理学療法的アプローチ」

みなさんこんにちは
ともぞうです。
逆上がりを指導すると、鉄棒嫌いが生まれます。
それはどうしてなのかこれまで約10回にわたり説明してきました。
興味ある方はまずこちらをご覧になってから読むと理解が深まりますよ↓

おススメはしていない逆上がり指導。
それでも逆上がりの指導を考えてるあなたに送る、
逆上がりの教科書シリーズ第2弾!
逆上がり解体新書として続けていきます。
ここでは、筋肉にフォーカスして、逆上がりを理学療法的アプローチから検証していきます。

記念すべき第1回目は持ち手に焦点をあてて考えていきます。

鉄棒の握り方には大きく2つあります。
順手と逆手です。

出典:新しい鉄棒運動の授業づくり「大修館書店」

突然ですが、みなさん自分の筋肉と対話したことありますか?
筋肉って言葉発するわけないじゃん!
と思う方もいるかもしれませんが、ここでいう対話とは言葉を発することを意味しません。
筋肉対話とは、体のどこの筋肉を使っているのかを自分で意識しているかどうかを指します。

順手と逆手で、ダンゴムシという技をやったとき、それぞれどこの筋肉を使っているかを考えてみます。

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ダンゴムシ


部屋のどこかでっぱりのあるところつかって指を引っかけるだけでもいいので順手を逆手で力をいれて懸垂動作をしてみてください。
どこの筋肉が動いているかよくわかります。
筋肉と対話しておかないと子ども達がどこの筋肉を動かしているのかもわかりません。
対話は大事です。

順手ダンゴムシでは、前腕伸筋群と上腕三頭筋に加え広背筋を主に使っています。
逆手は、前腕屈筋群と上腕二頭筋と広背筋を主に使っています。

出典:http://blog.carlsbadbootcamps.com/guide-muscles-arm/


広背筋
出典不明

つまり、順手と逆手ではそもそも使う筋肉が違うのです。
それを理解しているかどうかは指導者としては必要な知識です。
知らないで指導していると、どうしてできないのか説明できず、根性論になってしまいます。

今回は、順手と逆手では使う筋肉が違うことが理解いだけたでしょうか。
では次回はその順手と逆手についてもう少し踏み込んで解説していこうと思います。

それではまた


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