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特別支援教育の部屋

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支援を要する子は、学級という集団でみると数も少ないので、少数派にあたります。学級を作り上げる際、少数派の支援に追われつつも、多数派をどのように指導していくかが非常に重要となります… もっと読む
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#小学校

自主学習という宿題その③

学校の先生は、自主学習という宿題をやらせたがります。 それは、おそらく、子ども達に自ら主…

「ずるいってどういうこと?」合理的配慮を通して考える多数派優位の学級経営の限界~…

合理的配慮についてのふりかえりです。 下のイラストは合理的配慮を説明さる際よく使われる資…

「ずるいってどういこと?」合理的配慮を通して考える多数派優位の学級経営

合理的配慮とは何か?のふりかえりです。 下のイラストは合理的配慮を説明さる際よく使われる…

ずるいってどういこと?「equality(平等性)とeqity(公平性)」について考える

下のイラストは合理的配慮を説明さる際よく使われる資料です。 まずは左のイラストから。 一…

118よい先生悪い先生ふつうの先生:教師の言動が子どもを変える

リエゾン学級経営を実践する上で大切になってくるのは教師の言動となります。 学校生活や、授…

「障害」の語源とその歴史:なぜ「害」から「がい」に変わったのか

「障害」という言葉は、もともとは「障碍」でした。この「碍が」常用漢字でないために、便宜上…

もしもジャイアンがクラスメイトだったら?2「言葉にできない感情の叫び」

ジャイアンが教室にいたらどうなるか考えてみました。 アニメでは、小学5年生という設定です。 そのジャイアンが小学1年生の頃どんな様子だったのかを、タイムマシンにのって教室の様子を見に行きたいと思います。 ジャイアン→アンドレ すね夫→ほね夫 ~アンドレまたまた、ほね夫の鉛筆をとってしまうの巻~次の日の朝、 またまたアンドレは、ほね夫の鉛筆を奪い取りました。 「ジャイアン返せよ!それ僕の鉛筆だぞ!!」 「きのうお前の母ちゃんがうちに来てな、さんざんおれの悪口いってきたぞ。そせ

発達障害の2次障害を未然に防ぐには?不登校の予防と支援策 #146

まずはこちらをご覧ください。 不登校児童数は右肩上がりに増え続けています。 さらに、次の…

多数派の生きる指標となっている「ふつう」という概念のパラダイム変換

日本の教育システムは、明治時代に制定された学制以降ほとんど変わることなく一斉指導を貫いて…

【令和の日本型学校教育への道筋】リエゾン学級経営で個別最適な学びと協働的な学びを…

中教審答申「令和の日本型学校教育」実現への課題 令和の日本型学校教育は、2020年代を通じて…

#115 リエゾン学級経営 第1章:通常学級における特別支援教育理解の重要性とは?

リエゾン学級経営とは?中教審答申「令和の日本型学校教育」実現への課題 令和の日本型学校教…

#43 特別支援教育:触ることがいけないの? 教室環境を整える

特別支援第4弾! 触っちゃうよ 対応編②です。 前回は、 先生の机にあるものや、黒板周辺に…

#42 特別支援教育:子供の触り癖に対する効果的な対応方法とは?

特別支援第4弾! 触っちゃうよ 対応編です。 先生の机にあるものや、黒板周辺にある磁石など…

#31 特別支援教育:多数派と少数派の共生:学級経営の新たな視点

前回は、整列で並ぶことができない子どもたちの支援の仕方についてお話しました。 詳しくは、こちらをお読みください。↓ その中に、 友達とふざけたり、話をしたりしてる子どもがいました。 この子ども達は、 「特別な支援を要する子ども達」というより、 「特別な支援を必要としない、その他大勢の子ども達。つまり多数派」です。 支援を要する子どもは、集団でみると数も少ないので、少数派にあたります。 学級を作り上げる際、少数派の支援に追われつつも、多数派をどのように指導していくかが非