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特別支援教育の部屋

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支援を要する子は、学級という集団でみると数も少ないので、少数派にあたります。学級を作り上げる際、少数派の支援に追われつつも、多数派をどのように指導していくかが非常に重要となります… もっと読む
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記事一覧

「障害」の語源とその歴史:なぜ「害」から「がい」に変わったのか

「障害」という言葉は、もともとは「障碍」でした。この「碍が」常用漢字でないために、便宜上…

もしもジャイアンがクラスメイトだったら?2「言葉にできない感情の叫び」

ジャイアンが教室にいたらどうなるか考えてみました。 アニメでは、小学5年生という設定です。…

発達障害の2次障害を未然に防ぐには?不登校の予防と支援策 #146

まずはこちらをご覧ください。 不登校児童数は右肩上がりに増え続けています。 さらに、次の…

多数派の生きる指標となっている「ふつう」という概念のパラダイム変換

日本の教育システムは、明治時代に制定された学制以降ほとんど変わることなく一斉指導を貫いて…

【令和の日本型学校教育への道筋】リエゾン学級経営で個別最適な学びと協働的な学びを…

中教審答申「令和の日本型学校教育」実現への課題 令和の日本型学校教育は、2020年代を通じて…

#115 リエゾン学級経営 第1章:通常学級における特別支援教育理解の重要性とは?

リエゾン学級経営とは?中教審答申「令和の日本型学校教育」実現への課題 令和の日本型学校教…

#43 特別支援教育:触ることがいけないの? 教室環境を整える

特別支援第4弾! 触っちゃうよ 対応編②です。 前回は、 先生の机にあるものや、黒板周辺にある磁石など触っちゃう子どもがいたらどうするのかについて話をしました。 対応方法として ①触っちゃダメだよ ②何も言わない(何も指導しない) ③触ったら元に戻してと言う と3つの選択肢がありました。 が、3つとも、何かしっくりこない感じがしませんでしたか? そこで第4の選択肢 ④環境を整える の登場です。 目に見える所にあるから触ってしまうのです。 黒板周辺、先生の机

#42 特別支援教育:子供の触り癖に対する効果的な対応方法とは?

特別支援第4弾! 触っちゃうよ 対応編です。 先生の机にあるものや、黒板周辺にある磁石など…

#31 特別支援教育:多数派と少数派の共生:学級経営の新たな視点

前回は、整列で並ぶことができない子どもたちの支援の仕方についてお話しました。 詳しくは、…

#41 特別支援教育:子供が叩く理由とは?対話を通じて行動の根本を探る

誰かに叩かれたと、訴えがあった時の対応その③ 前回の内容はこちらです↓ 今回は、事例紹介…

#40 特別支援教育:子供が叩く理由とは?心の声を聴きながら対応する方法

前回の内容はこちらです↓ 今回は、クラスの子どもが、誰かを叩いてしまった時の対応について…

#39 特別支援教育:叩かれた子の主張に対する教師の役割

特別支援対応シリーズ第3弾! 「叩いてきた」対応編です。 「先生、○○君が叩いてきました。…

#29 特別支援教育:小学校低学年での特別支援「早期発見と適切なサポートの重要性」

特別支援シリーズ始めることにしました。 しばらくは、クラスの中に埋もれた支援を要する子ど…

#30 特別支援教育:整列できない子どもたちへの理解と対応策:9つの事例から学ぶ

前回の続きです。↓前回の内容はこちらです。↓ 整列で気になる子について9つの例をあげました。 今回はその9つの整列ができない理由について、どのような支援や対策が必要なのか考えていきます。 ①遅刻して、朝の準備が終わってなく整列できていない子。 →支援を要する子の中には、毎日遅刻する子がいます。整列よりまず遅刻の原因を突き止め、改善策を保護者と連携して考えていく必要があります。 ②整理整頓が苦手で準備が終わってない子。 →整理整頓が苦手な子どもに早く準備しろと言っても無理