あおは

大学生|普段は小説を書いている。

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某小説コンテストから始まる青春

青葉(あおば)です。 この記事では雨虹みかんちゃんについて書こうと思う。 知り合い向け記事です。 もしも初見の方がいたら、知らない人が書いた知らない人についての思い出を読むことになります。ぜひ読んでください。 これは、「ネットの人」が「友達」になるまでの記録である。 雨虹みかんについて雨虹みかんは、カクヨムやX(旧Twitter)で活動している。主に短編小説や短歌、エッセイを投稿していて、透明感のある文章と独自の視点から書かれた物語に定評がある。 あおばミーツみかん

    • 十七歳の自分が残した手記のページをめくるように

      失敗してしまったときの「ごめんなさい」とか、誰かが苦しんでいるときの「大丈夫?」とか、そんな当たり前のことが言えなかった。 自分をよく見せることに必死だ。孤高なふりをして、きちんと考えているふりをして、周囲を遠ざけ一人で生きているような気になっていた。人の目ばかりが気になって仕方がない。みんなから聡い人だと思われたかった。 掃除をサボって抜け出した教室から、机を引きずる音が聞こえる。私が自分の机を下げたのは今から五分くらい前だから、彼らはそれだけ遅れて行動したことになる。机

      • 期待通りでよかった

        紀行文のような何か。 大学生になってからいろんな場所に行くようになった。一人で。 子どもの頃にテレビやSNSを見ていいなと思った場所は、東京周辺などの都会にあることが多かった。高校生までの私が簡単には行けないような距離に、憧れの場所は存在していた。メディアが発信する情報の多くは私のためのものではない。非日常だった。 それが決して非現実でなくなったのが、2023年の春だった。私は高校を卒業し、大学進学のために上京した。 興味を持った場所には基本訪れるようにしているが、す

      某小説コンテストから始まる青春