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発見記:Jana Koubková~チェコのJazz Vocalist~Blue Effect、Jazz Q経由にて

昔たまたま中古買って所持しているアルバムに、Blue EffectとJazz Qという2つのグループが協演してリリースした「Coniunctio」というのがある。

チェコのプログレ方面ジャズロックのグループとして名前だけ知っていたので、あまり高くなかったのをたまたま見つけて買ったのだと思う。

なんとなくこのアルバムのことを思い出して、ネットでBlue EffectとJazz Qのことを調べていたら、関連してJana Koubkováという女性歌手が出てきた。

どうやらJazz Qのメンバーとも協演しているらしい。
音楽配信を探してみたら、ちゃんとあった。

試しに聴いてみたら、これがかなり面白い!
以下は1984年に彼女がリーダーとなって結成されたジャズグループのアルバムから。

結構フリーキーでありながら、決してヒステリカルにならず、美しい声で自由に跳ね回る歌唱を聴かせてくれる。おおお、これはいいじゃないか!

ヤフオクにもちらっと出品されていたりして、「チェコの幻の女性歌手」とか書かれていたが、幻は言い過ぎではなかろうか。ああ、でも今みたいに音楽配信が進んでいなければちょっと入手は難しいかも知れない。

読めないけれど、キャリアを追いつつ紹介しているっぽい記事を見つけました。

なんとか節ごとに翻訳しながら読んでみると、酷く不遇な子供時代を過ごしたことが語られています。

2011年のインタビューもありました。


ちなみに、このあたりの東欧系アーティストの音をひっくり返し始めたきっけかは、noteで見かけた以下の記事。

ほぉ。そんな本が出るのか。
さすがにほとんど知らないぞ~。

と思っていたら、音源付きで紹介してくれる記事も。

この記事で紹介されていた中では、7番目のЕмилия Марковаという女性歌手が気に入りました。ちゃんと配信音源もありましたよ。

まあこれらの記事が切っ掛けで、ほんのちょっと持っている東欧のアルバムのことを思い出していたら今回の発見に繋がったのでした。

あとYouTubeにはこんなのもあって、これもいい曲が一杯でした。

配信している「ヤバいDJ屋さん」というチャンネル、登録者数も凄く少ないのですが、只者じゃない感溢れる選曲リストをいろいろ上げていて興味深いです(笑)。

ここでBlue Effectの曲が含まれていて、これがかなり凄かったんです。

これでもう一回Blue Effect聴いてみよう、という気になったのでした。

チェコのプログレと言うと、相当異端児なPlastic People Of The Universeくらいしか思い出せなかったのだけれど、ちゃんとポップスもジャズもディスコもあるんですね(笑)。ブラスセクションの異常なまでの巧さには驚かされます。結構配信音源があるので、また新たな発見が期待できそうです。

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