【景色が心を癒し、温泉が体を癒す】大自然に囲まれた赤倉温泉「旅館清水屋」宿泊記。癒しの扉を開いて来ました【おひとり様女子旅記録】
新潟県の赤倉温泉に行ってきました。
今回のお宿は「旅館 清水屋」さん。
コスパ最高のお宿でした。
………
新宿から高速バスで長野駅まで。
長野から、しなの鉄道北しなの線で30分。
妙高高原駅に到着です。
清水屋のロゴ入り乗用車が
お迎えに来てくれていました。
(送迎サービスはスキーのオフシーズンのみだそうです)
優しい笑顔の女将さんがチェックインの受付をしてくれます。
案内された客室は8畳+4畳。
風通しも良く
明るくて清潔なお部屋です。
立地も静かで癒されます。
早速お風呂へ向かいます。
光差し込む館内には
昭和レトロな踏み台などが
大切に小奇麗に置かれていて
こういうものが好きな私はテンション上がります。
廊下の窓から外を眺めると
廃墟ホテルがたくさん…
少し切ない風景です。
赤倉温泉は
「硫酸塩泉」と「炭酸水素塩泉」
2つの泉質を併せ持つ温泉、とのこと。
旧分類の泉質名を使うと
「石膏泉」
「ぼうしょう泉」
「正苦味泉」
「重曹泉」
「重炭酸土類泉」の
5つもの泉質を併せ持っている、と聞くと
泉質や効能などの
ウンチクに詳しくない私でも
ワクワクしてしまいます。
浴室の扉を開けると
温泉の良い香りに包まれます。
内湯がひとつ。
硫黄ベースに
柔らかな土臭とゴム臭が合わさったような
(語彙力の無さが不甲斐ない…)
優しい香りにノックアウトです。
お湯はさすがの赤倉温泉!
赤倉温泉の源泉は52度位。
妙高山より引湯され
源泉から届く間の勾配などにより、
温度はちょうど適温になるそうです。
自然が恵んでくれた
絶妙な湯加減と言われるお湯を、
源泉かけ流し100%で堪能しました。
湯の華もたっぷり。
温泉の成分が良すぎて
湯船の底がツルツル滑りやすいので
注意です。
湯上がりの肌は
しっとり、サラサラになります。
チェックアウト直前まで
何度も何度も入りました。
夕食の時間になると
女将さんが声をかけてくれます。
隣の客室に食事が用意されていました。
ひと組につき2つの客室。
なんとも贅沢なおもてなしです。
身体も喜ぶ季節の食材が中心です。
コシアブラやタラの芽、ウド等々の天ぷら
お鍋の中は淡竹のお味噌汁
地物の山菜たっぷり。
旬のおかずと一緒に
保温ジャーには炊き立てご飯。
お米は
地元産・天日干しコシヒカリ・はさかけ米との事。
お鍋の中は
柔らかい淡竹、ジャガイモ、豚肉を
卵でとじたお味噌汁。
美味しかったです。
「リーズナブルな品数控えめプラン」とは
思えない充実ぶりで
大変美味しく頂きました。
お風呂は24時間入浴可能。
一晩中お風呂場とお布団を行ったり来たり
最高です。
翌朝の朝食もまた
約束の時間にちゃんと隣のお部屋に用意されていました。
柔らかく煮付けられたフキや新生姜
こちらも旬のものたくさんで
手を抜いたと感じさせる所が
ひとつもない献立。
焼き明太子も、ふっくら梅干しも、きゅうりのお漬物も
美味しかったです。
蕗の煮物はドンブリ一杯食べたい!
保温プレートに
お鍋いっぱいのお味噌汁。
肉厚なワカメが存分に入っていました。
……
熊堂スキー場まで徒歩3分という立地で
オフシーズンという事もあり
温泉街は大分寂れた印象ですが
窓を開けて
流れる水の音を聞きながら眠り
心地よい高原の風と
鳥のさえずりで目覚め
贅沢な気持ちを味わえた旅でした。
ご夫婦で営まれているのでしょうか。
必要最低限のやり取りでしたが
おふたりの
柔らかい物腰と笑顔があたたかかったです。
また好きな場所が増えました。
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