「意味ない」の一言で気づいたこと

連休中のある日、出先でおもちゃを持っていないことで長男は急に私に向かって、「ママ、ここ、意味ない」と言い出しました。

え?意味ない?
私にとって意味不明(苦笑)。

もう少しじっくり話を聞いてみると、彼は言いたいのが、「つまらない、面白くない」でした。

では、なぜ「意味ない」と言い出したかというと、私の中国語が原因だと判明しました。
我が家では私の母国語である中国語も子どもたちに知ってもらい、
それにかかわる中国の風習や文化なども一緒に伝えるために私は家の中で基本中国語で話しています。

子どもたちは成長とともに基本日本語を使いますが、
普段私の話している中国語も理解していると感じます。
「つまらない、面白くない」の中国語は「没意思」(めーいーす)ですが、
恐らく長男は「意思」を「意味」と言い間違えたでしょう。

普段、常に2つの言語の中で生きている彼には、
恐らくそれ以外の間違いや混乱もあると思います。
しかし、その間違いや混乱が起きたタイミングは、
彼の学びにとって非常に重要なサインだと私は理解しています。
言葉を間違えて通じなかったり戸惑ったりするのはまだまだ小さい彼にとって辛いことになるかもしれません。

でも、そうはならないように、むしろ2つの言語も同時に学んでいるあなたは素敵よとその度丁寧に教えてあげようと心を決めました。

彼の人生の中では最も基盤になる言語は日本語ですが、
母である私の母国語も加わってより豊かで広い世界になることを、私は信じています。


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