仕事が苦しいのか

仕事が苦しいのか…
私の仕事は小学校教員である。
この仕事は、「人格の完成」さらに「子どもたちに、知・徳・体のバランスのとれた「生きる力」」を伸ばすことを求められている。

学校では、学習指導要領にもとづき、色々な教育活動が行われている。子どもたちはそれを、時に楽しみながら、時に苦しみながら活動に取り組んでいる。

しかし、各活動には目標があり、その目標を達成できなければ、子どもは低い評価をつけられ、そして先生にその責任を問われるようになる。

責任を感じた先生は、活動をこれまで以上に工夫する。子どもが目標を達成できるようにするために。
活動を工夫するには、時間軸で考えると、活動前、活動中、活動後の3つの場面が考えられる。

しかし、一度目標を達成できなかった先生・子どもに残されている時間は「活動後」しかない。

みんなが活動し終わった後、目標を達成できなかった子どもは、活動とは言い難い練習(特訓)を行う。

放課後、先生と一緒に練習できない児童は、宿題や休憩時間を削って練習を行わなければならない。

発達は人それぞれのスピードがあるはずなのに。
教育は「人格の完成」を目指しているはずなのに。

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