疑似恋は盲目
友人が歌舞伎町のホストにはまり、生活が破綻
したのをきっかけに
ホストクラブの規制に動く
新宿区と業界団体の自主規制に関するニュースを
アベプラで見るようになった。
恋は盲目 とはよくいうもので
結局、世の中がダメだ、悪いことだから規制
しますとなっても
当事者である女性たちがホスト側に立ち
半ば運命共同体などという意識でいるかぎり
根本的な問題解決には至らないと思った。
むしろ、半端な規制が新たなる生活破綻者や
苦界に沈められる者
手を変え品を変え、犯罪に手を染めてまで
金を手にしようとする犯罪者予備軍を
産みかねない。
『余計なお世話だよ。結局さぁ、私達みたいな人たちの孤独とか寂しさ、虚しさなんて一般人は理解してくれないじゃない。それを、お金払って決められた時間内ではあるけれど寄り添って聞いてくれるから行くの。』
『自由を奪わないでよ。あなたが思ったり
世間が思っているほど女の子を適当にあしらうホストばかりじゃないから。』
これはホス狂いの友人の言葉だが
これに尽きると思う。
適切な判断をすることがもともとできない
もしくは酩酊状態にもちこまれた上で
ほんとはそんな価値もない高額商品を
伝票に書き込まれて請求される
というのは規制されるべきだとは思うけれど
「恋は盲目」
当事者でしかわからない心の機微は
誰にも捉えられるものではないのだと思った。
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