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カウンセラーも悩むんです

クライアントさんから
カウンセラーは悩まないんですよね」
と聞かれました。

はい、おかげさまで悩むことはないんですよ・・・
そんなことはありません。

カウンセラーを20年近くやっていても、悩みは絶えないものです。

夫婦のこと。
子育てのこと。
仕事のこと。
人間関係。
そして将来のこと。

何かしら日々悩みながら過ごしています。
心理学や大脳生理学で「悩み」のカラクリを理解していてもです。

ただ、さすがに20年近くカウンセリングの現場に立ち、さらに心理学を学び続けているおかげで悩むことに対する「考え方」や「受け取り方」は変わりました。

「傾聴」で有名なアメリカの心理学者カール・ロジャーズ博士が「悩み」についてこう言いました。

「悩み」は人生の宿題のようなもの。
だから、悩むことで人間は成長できるのだ。

大昔、猿から進化して高等知能を持ったヒトは、日々悩みながら、その悩みをどうにかしようと考えて、今の私たちになりました。

食べ物を獲ようとヤリを作り、寒さや暑さを凌ぐために衣服や住居を作り、暗くて不安だったから火を灯し、裸足で歩くのが痛かったか履き物を作り、生で食べるのが食べにくかったから調理して、飲み水を携帯したいから水筒を作り、歩くのが辛かったり早く到着したいから、乗り物を作り・・・

このように、私たちのこので悩むからこそ考え、人間として成長・発展してきたと考えられます。

だから、目の前にあるものほとんどが、悩んだからこそ生まれたものばかりなんです。

もし、悩みが辛いからと全てを諦めていたら、目の前にあるものも、このブログもなく、もしかしたらヒトそのものが絶滅していたかもしれません。

「人生の宿題」悩み=宿題

なるほどって思いますよね。

もし、カウンセラーが話を聴くこともなく、早々に解決策を与えてしまったらどうなるか。

例えるなら、学校から帰ってきた子どもに対して、
「さぁ!宿題を出して、パパがやってあげるから」
夏休みになれば、
「宿題を全部出してね。パパがぱっぱとやってあげるから」
ということになります。

そんなことをしたら、子どもたちは喜ぶでしょう。
そして、親も「宿題しなさい」といちいち言わなくてもいい。
そして、子どもの宿題の点数も常に100点ですから鼻が高い!

とはなりません。

これでは、親が子どもの成長のチャンスを全部奪っていることになります。

極端な例かもしれませんが、簡単に解決策を与えることは、目の前の相手の「問題解決能力」も奪っているということです。

だからこそ、私たちカウンセラーはクライアントさんに、簡単に「解決策」や「アドバイス」を与えることはせず、まずは傾聴を中心にその方の宿題に寄り添っていくことからスタートします。

なので、私の場合ですが「悩み」が発生すると、その瞬間は辛い感情はありますが、「おっ!成長するチャンスが来た!」と考えるようにしています。

すると、辛い感情が薄らぎ、気持ちが落ち着き、冷静に悩みに向き合い、どうすればいいのかを考え始め、行動してみる。

これができるようになりました。

おかげで、夫婦のことも、子育てのことも、仕事のことも、人間関係も、
そして将来のことも、悩むたびに前向きな行動に変えていくことができています。

とはいえ、成長したらしたで、また次のレベルの悩みは来るんです。
その度、「悩み」に囚われることなく「さらに成長するチャンス」と捉え、やってみてもダメな時は「ここまでやったからしょうがないよね」と笑って潔く諦めることもできています。

人間は常に成長し進化していく生き物。
その裏には人間だからこそ抱えてしまう「悩み」があるということです。

ということで、本日2024年5月15日がアレの発売日。

どうする?どうする?どうする?宿題どうする?
今日一日、悩むことを楽しみながら、iPadのことを考えてみます!

同業の方、結局iPadに囚われとるやないかい!
と突っ込まないでくださいね。

<ログ>
朝食 ご飯(小)、味噌汁
ランチ フライドポテト小(マクドナルド)
夕食 ミックスお好み焼き
摂取カロリー 1,489kcal
歩数 16,979歩
歩行距離 12.8km
アクティブエネルギー 759kcal
睡眠時間 4.5時間
運動 ウォーキング 5.58Km(8日目)

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