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嫁の不倫6 クズとクズ達

嫁は始発のバスに乗るべく、出て行った。
いや追い出したというべきか…。

その日、私はテレワークで、2人の子供の面倒を見ながら仕事をした…。

私の心は重く、一日中もやがかかっていたが、子供たちはよくわかっていないのか、普通に楽しそうに遊んでいた。

昼頃、嫁からは母親が病院に行っている為、まだ話せていないとLINEがきた。
私は不倫相手から電話番号などを聞き出すよう連絡した。
その後、嫁からはLINEは無かった…。

夕食となり、以前コストコで購入したプルコギを調理し子供達に食べさせた。
私はまったく食欲が無かった為、下の子が残した肉をつまみに酒を呑んだ。

その後、子供の遊びに付き合っていたら、見知らぬ電話番号から着信があった。
直感的に嫌な予感がした。

電話は私の住んでいる管轄のS警察署からであった…。

嫁と親が私と話したいから来ているので、今から警察署に来てくれと言う。

私は呑んでいるから車に乗って行けないと言うと、タクシーを使って来るよう言われた。

私は直感的に子供達と離れ離れになると思った。
私の心の闇は更に真っ黒になり、悲しさと不安で、タクシーが来るまで2人を抱きしめた。

警察署に着くと、小さな部屋に連れて行かれた。
警察から、嫁が私に暴力を振るわれたと言っていると告げられた。

状況を説明しろと言うので、嫁の不倫が発覚して、その話し合いの際に嫁の両二の腕を押さえつけた事と、両頬を押さえつけた事を告げた。

確かに私は嫁の腕と頬を押さえつけた。
嫁を問いただす際、ずっとうずくまっているので、無理やり上を向かせ腕を押さえつけた。
また、すべてを知った後何でそんな事をするのかとこちらを向かす為に両手で顔を掴んだ。
まあ、いくら嫁が私の心に暴力を振るったとしても、私の怒りの表現としては、良くなかった。

警察には、その夜の会話は全て録音しているし、嫁の携帯の写真を見せたが、そんなものは証拠にはならないと突き放された。

その後、警察から責めたてられ、嫁に暴力(両腕と顔を押さえつけたこと)をふるった事を紙に書かされ、指紋と写真をとられた。

そして、その部屋に嫁を呼ばれた。
下の子は「ママ」と言い、嫁に抱きついた。

嫁は不倫はしてない、男の所に行ったのは、私と離婚したいから相談に行った。
裸の写真は趣味だと言い、娘にも嫁のところに来るよう冷たく言い放った。
それ以外は私と話す事は無いと、何も言わなかった。
誰とそういう相談をしたのかわからなかったが、下手に何か言うと自分が不利になる為、何も言わないようにしているのだろう。
娘はパパとママ一緒じゃなきゃ嫌と私に抱き付き泣き喚いた。
警察は娘も嫁の所へ行かすよう言うが、娘は泣いてひたすら嫌がっている。
私は嫁も含め家族全員で家に帰ると言うが、警察は娘を嫁の所へ連れて行き、こんな面倒な仕事を早く終えたいとばかり、私をひたすら責めたてた。

私は嫁の母親と話す事を警察に告げると、外で話し合いの場はもたれた。

嫁の母親は精神疾患特有の舌ったらずな喋りで、私が嫁の首を絞めた(頬を押さえつけたが首は絞めてない)とか、正月には挨拶の電話もよこさない(確かにそれは私が悪いと思う)、以前USJに連れていった時はつまらなそうにしていた(私は楽しくはしゃぐような人間では無いので普通に楽しんでいたつもりだ)、てか、そんな嘘とかどうでもいいような事で責めてきたが、私は謝っていた。
しかしながら、関係の無い私の母親の文句まで言ってきた時には流石にキレそうになったが我慢した。
まともに仕事もした事もなく、親の遺産と障害者手当で気ままに暮らしているお前が、寝る間を惜しんで働いていた私の母親を責めるのが許せなかった…。

そして、何故か嫁の母親の彼氏までも出てきた。
昭和から抜け出してきたようなチンピラ風情の爺さんである。

肩で風を切ってこちらに来、私が暴力を振るったと罵った。
私は嫁にした事を言ったが、そいつは、私が嫁を殴ったと言う。
明日診断書取りに行くからなと…。

どうやら完全に虚偽DVで仕組まれていたようだ…。

殴ったり首を締めるくらいなら、録音してまで証拠は取ってないし、いくら不倫した嫁でも殴るなんてありえない。

更にはお前の稼ぎが無いから、嫁に金を渡してと文句を言う。
(確かに私の稼ぎは少ないよ…、でも家族の為に一生懸命働いてんねん)

しかも金が無いくせに休みの日に中古車を見に行ったと責めてきた。
意味がわからない。
確かに2回中古車を見に行ったが、それはあくまで趣味である。
こっちは、はなから買う気など無い。

そいつは、ここが警察署じゃなければ、私をどつきまわすと言う。
(それこそ脅迫じゃないの…、警察は他人事で、更にそいつの味方するし…。まあ所詮警察なんてそんなものはわかっているが…。)

私は嫁の不倫の事を言うと、「それは、あれや、友達のところへ離婚の相談へ行っとったんや」と、今までの勢いが無くしどろもどろ言い放った。

その後、そいつはドラゴンボールのスカウターの耳部分だけのようなマイクで、誰かと喋っている…。

ああ、弁護士とかに相談して、状況を報告してるんだな、完全に仕組まれてるなと思った。

それから、警察が入ってき、娘を嫁へ渡せと言う。
私は家族全員で家に帰るというが、まったく聞く耳を持たない。

仕方なく私に抱きついたまま泣き喚く娘に、嫁の所へ言って話すよう言った。

嫁は娘に、「さっさと来い」とキツく言い、「土曜には家に帰るからとりあえず来い」と、嘘を言い娘を車へ無理やり乗せた。

私は娘ともう当分会えない事がわかった。
私は精一杯声を振り絞り、「バイバイ」と言った…。

泣き喚く娘…、息子は何もわかってないのか「パパ〜、この車何〜?」とチンピラジジイの車の事を聞いてきた。

「カローラや」と言ってやりたかったが、「わからん」とこたえた。それが息子と喋った最後の会話だった。

警察は嫁達に高速道路がどうとかだから、お気をつけてとか、常顧客のように笑顔で見送った…。
警察に迷惑かけている私もクズだが、こいつらも大概なクズだ…。
すんなり事が解決する方に味方するんだ…。
こんなくだらないことにあんたらのまったりする時間を割いてすいませんね、、。

そうは思っても私はこいつらに、「長い時間ご迷惑おかけし申し訳ありませんでした」と謝り、警察署を後にした。
奴らは嫁達を見送るとは正反対の態度で私を家に帰した。

その後、どうやって帰ったかわからないが、わったくわからない道を茫然と歩き、何時間も何時間もかけて誰一人いない静まり返った家に着いた。

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