野菜への愛@木の里農園

こんにちは!今回は、茨城県常陸太田市にある「木の里農園」に2泊3日で行ってきました!布施さん夫婦が営む農園では、全て有機で数十種類の野菜が栽培され、お野菜Boxとして直接消費者に届けられています。
奥さんの布施ミキさんは私の大学のOGでもあり、色々な貴重なお話を伺うことができました😊

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有機栽培で最も大切なのが土づくり。木の里農園では、主に落ち葉堆肥が使われていました。20年かけて作り上げられた土はとてもふかふかで、この土づくりがお野菜の美味しさのカギだと仰っていました!

山々に囲まれた畑にはケールやキャベツ、カブ、大根、にんじんなど何種類もの野菜がぎっしりと並んでいました。これを夫婦2人で、しかも全て有機でやられているのが信じられないほど、どの野菜も生き生きしていて、美しい景色でした✨

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畝の脇に敷かれているビニールは、熱を吸収させて虫を駆除するためのもの。特に真夏の虫対策になるそうです。

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色々なお話を伺った中でも印象に残っているのが、スキルとセンスのお話。農業を続けるには野菜を育てるスキルももちろん大事だけど、センスも大切。野菜を愛する気持ちだったり、美味しく食べて欲しいという思いだったり…ただ技術だけすごくても、気持ちが伴わなきゃ伝わらないんだろうな、きっとこのスキルとセンスがマッチした時が天職に巡り会えたってことなのかなと感じました🌼

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また、有機農業の線引きの難しさについても伺いました。環境にいいのは有機堆肥で無農薬栽培。でも、それを実践するのは多くの手間がかかるし、大規模でやるには限界があります。科学の力を否定してしまうと日本全体の食を支えるのは難しいかもしれないし、美味しい野菜を届けてくれている農家さんたちに分断を生んでしまうかもしれない… 有機農業だけにこだわることが本当にいいのか、色々考えさせられました。
まだ自分自身の中ではモヤモヤが残っていて、考えがまとまっていません。。。でも、農業には絶対的な正解があるわけじゃなくて、農家さんごとに作り方にも売り方にも個性があり、その多様性こそが大切なんじゃないかなというのが現時点での私なりの考えです。
農家さんたちの多様性に触れ、それを少しずつ周りに伝えていくことが、私が農家巡りを続けていく一つの大きな目的だと感じています!

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この3日間は布施さんの作る美味しい料理に囲まれて、心も体も満たされました!シンプルに野菜の美味しさを引き出す料理の数々をいただき、改めて野菜の美味しさを実感した気がします🥦🥬🍅🥕
食の美味しさや楽しさを伝えていき、周りを幸せにするってとても素敵なことだなと感じました!食べることは誰にとっても必要不可欠なことだからこそ、その時間を丁寧に楽しみ、日々の生活を充実したものにしていきたいです😊

布施さん、本当にありがとうございました!

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