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私が出会ったトンデモ男衆50選~⒈スイートピー~

トンデモ男衆を紹介する前に今日は私の元夫についての話を。正確にいうと戸籍上はまだ夫婦で配偶者だが、不倫された時点でもう婚姻関係は破綻しているのでどうでもいいとして。出会いは忘れもしない2014年の11月22日。いい夫婦の日。キツネ(夫を以後呼ぶ)の会社の独身寮のクリスマスパーティーがあるとのことで女子を集めて!という男友達(この彼についてはまた後日に)の指令により選りすぐりの美女軍団を引き連れいざ参入。場所は西麻布だか南麻布だかナウいエリア。当時秘書室勤務の丸の内OLだった私はかなーりお高く留まっており、合コン、婚活パーティーやマッチングアプリ、お見合いなど一通りし尽して少々お疲れ気味。正直気乗りしない会だった。ただ美味しいお酒をとごはんが食べられればいいというだけでいたがその期待を木っ端みじんに裏切られるほどの絶望感。帰りたくなったのは言うまでもない。キツネを筆頭にたぬき、馬、豚に狼、アルパカや猿、鳥、ミジンコ?・・・まるで動物園に放り込まれたようないかにも女性経験少ない感じの男たち。会費を払うことに躊躇し、一緒に来てくれた同僚に申し訳ない気持ちでいっぱいである。そして早々と到着して張り切ってしまった感が周囲にも伝わるイターいアラサー美女女子軍団。もちろん動物たちが寄ってくるはずもなく、餌をちらつかせる気も起きないので開始までひらすら女子トークで盛り上がる。次々と女性陣が現れたが正直年齢では勝てそうもない。若い子しかいないではないかー!そう、年齢は武器である。若さには勝てない。これは婚活を通して学んだ教訓であった。いよいよパーティーが始まり、乾杯へ。お酒は美味しかった記憶あり。食事はイマイチ。大体この手のパーティーで私の満腹中枢を満たすものはない。ちびちびと冷めたおつまみをお皿に一通り装い、みんなでつまむことで終了するパターン。やっぱり客層と料理は比例していると思う。つまらないので、生ハムの上に乗った葉っぱをよけながら反省会という名の女子会したいなーとか、ラーメン屋探すことに思考回路を転換。ところが、この会で私はキツネと料理で取り合いになり、コミュニケーションを取るはめになり、付き合うことになり、結婚して、離婚してしまうという食べ物による因縁ストーリーが誕生したのである。「ラブ・ストーリーは突然に」の歌詞が走馬灯のように駆け抜けている。そんな五月の最終日。つづく。

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