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おしゃべりな文字

1人おしゃべりを

文字起こし


出張や研修に行った後は報告書を書かねばならない。個人的にはこれが曲者で、これさえなければ毎月研修に行きたいくらいなのに、その気持ちを抉り取られるくらい避けられるなら避けたいくらいのものである。理想としては簡潔に論理的な文章が求められ、当たり前だけど感想文ではいけない。自分以外は分かりやすくも濃厚な内容で、その場でやった事などが読むだけで伝わってくる。なんでこんなに文章が書けるんだろうと毎回、気持ちがバキバキに折れる。

でも大変ありがたいことに、いつも先輩方が上司に提出す前に何度も添削をしてくださる。天の助けのようなシステムのお陰に心の底から救われている。先日の研修の報告書も先輩が忙しいなか見てくださった。上司の都合により無茶な提出期限が設けられ、本当に時間がなかったのに何度も何度も。焦っている時に書くといつも以上に文章はガタガタで、とにかく文字にするしかないとキーボードを打つ。申し訳ないなと思いつつ、書いたものから少しずつ見ていただく。

その時に言われたことが、嬉しくもあり反省でもあった。他の人の文章も添削しているから、それぞれのクセに気付くらしい。自分のクセはどんなところかと尋ねたら、口語体で書かれていると言っていた。ラジオリスナーなのが影響しているのかもとも。確かに口語体という自覚はある。noteは脳内の1人おしゃべりを文字起こししている感覚で書いている。そのクセが報告書の時に、そのまま出てしまったようだ。朝礼の時に全員の前で報告していた時は分かりやすかったけど、文章としては話題があちこちに散らばっていたり論理性にかけているとも言われた。本当にその通りで、報告書としてはダメすぎた。

無事に先輩のお陰で少しは読みやすくなり、なんとか提出期限を守って提出ができた。研修の疲れが抜けないなかでプレッシャーに感じていたから、肩の荷が降りて安心した。それと同時に大きな反省と学びがあった。個人のnoteと報告書は切り分けるべきだし、論理性のなさは全くもって問題だし。しばらく出張などはなさそうだけど、次の機会には成長を見せられるように、今回の反省を意識しながら書こう。脳内の1人おしゃべりじゃなく、報告をするという意識を。

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