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不妊治療#96 両親に妊娠を伝えられない

7週と5日目。

つわりが結構辛い。
特に夜11時以降に、吐き気と腰痛が強まる。

私だけか分からないが、体温調整が難しい。
暑くなったり寒くなったりを
短時間のうちに頻繁に繰り返している。

体を締めつけるような物も、苦しい時があるので
大きいサイズの服や部屋着を購入した。

ずっと懸念していた外出時に付けるブラは
とりあえずスロギーにした。
Amazon Wardrobeを初めて使った。

防犯ブザーの付いた歩数計を使って
毎日、一万歩、歩くようにしている。
これは想像以上に、買ってよかった。

歩きすぎるのが良くないのかも、と思い
昨日は外出せず自宅で一日過ごしてみたが
やはり夜になると、吐き気と腰痛が強まった。

姿勢を変えると楽かもしれないと思い
妊娠に良いという抱き枕を購入したが
今のところ、楽になる姿勢が定まらない。

空腹時に食べる物は蒟蒻ゼリーで落ち着いた。
やはりこれが一番食べやすい。

頻繁に食べるので、歯磨きの回数が増えた。
去年から電動歯ブラシにしていたので助かった。

つわりは時間が経つのを待つしか無さそうだ。

この症状は、まさに乗り物酔いと同じで
子供の頃を思い出す。

私は4歳くらいから小学生の間、バスやタクシー
電車に乗るたびに嘔吐していた。

両親は私の乗り物酔いを治すため、と言って
毎週末、家族で遠出をした。
実際は、私のためでなく姉のための遠出だった。

私は出かける前から憂鬱で、移動中は地獄。
到着してからも、疲れ切って全く楽しめない。
嘔吐するたびに、汚いと言って殴られた。

結局、乗り物に慣れて治ることはなかった。
子供の車酔いは中学に入る頃には自然に収まる。
脳が成長する過程での一時期の症状なのだ。

結婚してから、不妊治療を始めてから、
子供時代の記憶がたくさん甦える。

もう忘れたと思っていたのに、
長い間思い出さなかったのに、何故だろう。

今はあの時の、みじめで絶望的な気持ちを
毎晩思い出して、とても苦しい。

このnoteでも、両親のことを何度も書いた。
書くと大体、悩みが解決に向かうのだが
この問題はまだ解決しそうに無い。

これまで両親と向き合うことを避けてきた。
話し合っても、理解し合えると思えないからだ。

一緒に暮らしていたのに、不思議なほど
私には両親の言動が不可解だった。
早く大人になって離れたかった。

外見はそっくりで、血縁は疑う余地も無いのに
こんなことがあっていいのだろうか?

全く縁を切るという事もできない。
距離を取って、うまく付き合うしかない。

つわりの間、ずっとその事を考えている。
体も心も苦しい。

多分なのだけど、両親へのこの思いが
腰痛や、PMDDや、睡眠障害や、不妊に
ストレスとして、大きく関わっていたと思う。

昨日、たまたま両親と話す機会があったが
妊娠していることを伝えられなかった。

何度か伝えようとしたが
否定的な事を言われそうで、怖くなった。

両親は不妊治療への偏見や差別も強い。
科学的なことを信じないので、話が通じない。

私はいつ両親に妊娠を伝えられるだろうか?
もう一生、言わないでいたいくらいだ。

早くこの悩みを乗り越えたい。

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