![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/51843952/rectangle_large_type_2_cc4de352392e3c497f280b3e246d1dc3.jpg?width=800)
朝ごはんの世界
「朝ごはんは、パン派」だ。
これは、私が子供のころから、今日という今日まで、ずっと変わらない。
・6枚切食パン
・ウインナー or ベーコン or ハム
・ポテトサラダ or ごぼうサラダ
・プチトマト
・ヨーグルト
・キウイ or バナナ
・ミルクティー
うちの朝ごはんの献立は、大体こんな感じである。
そして中学に入るくらいまでは、日曜日は特別で、ホットケーキを作ったり、シリアルを食べたり、フレンチトーストを作ったりしていた。その前の日の布団に入ったときから、次の日の朝ごはんが楽しみだった。
朝ごはんを食べることは当たり前だったから、学校の授業で「朝ごはんはちゃんと食べましょう」と先生が言っているのを聞いて、「食べないなんてことあり得るんだ」と思った。
高校になって、部活の朝練で、朝が早く、そこまで食欲がなかったときも、半無意識的に食べて、電車で若干気持ち悪くなっていたくらいだ。笑
毎日手を抜かず、バランスの良い朝ごはんをつくってくれた母には感謝である。
これほどまでに染みついた朝ごはんの習慣があった私なので、ホテルの朝食バイキングでも、和食コーナーには目もくれなかった。
しかし、ここ数年でいつの間にか、その考えが変わっていた。きっかけは、思えば、海外での旅行だった気がする。
韓国で食べたソルロンタン。これがめちゃめちゃ衝撃的においしかった。
牛の肉・骨を長時間煮込んで作るスープで、もとは、ほぼ調味料が入っていないため、テーブルにおいてある塩などを自分好みに加えながら、食べる。
寒い中食べるやさしいまろやかなスープは、体にしみわたって、幸福この上なかった。
台湾に行ったときは、台湾の朝ごはん「鹹豆漿」(豆乳スープ)に食べて、大好きになった。
これらの経験を通して、これまでパンの朝ごはんの世界しか知らなかった私の目の前に、一気に新たな世界が広がった。
朝ごはんに食べるものが違うだけで、ちょっと違う気分になる。いつもとは違う一日のスタートだ。
これは、食べるものに限らず、食べる場所を変えたりした場合もだ。だから私は、モーニングをカフェで食べたりするのが好きだ。
朝ごはんは、一日の始まりのごはんだからこそ、価値あるものだと思う。
さぁて、明日は日曜日。
ちょうど明日の朝は、家で初めて鹹豆漿を作る予定だ。こどものときに抱いていた、朝ごはんが楽しみな気持ちはまだ色褪せない。
私のあさごはんの世界は、まだまだ広がっていく。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?