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どうしても好きな選手を応援したくなって、わたしは福島・いわきまで行った。

2月11日・12日は、バスケを観に福島県いわき市に行ってきました。
観に行った試合は、福島ファイヤーボンズ対愛媛オレンジバイキングス。

この試合を観に行くと決めたのは、前日10日の夜11時ごろ。

感染症の状況がよろしくないこともあり、ここ1ヶ月ほど、会場での試合観戦を控えていたわたし。
中継で観るバスケも確かに楽しいのですが、一方でどこか物足りなさも。
在宅勤務で家にいる時間が長くなったこともあってなのか、次第に気持ちがふさがっていく感じを覚えていました。

"そろそろバスケを生で観たいけど、まだ状況が落ち着いているわけでもないし…"

10日の夜、ファイヤーボンズを応援されている福島県在住の方(以前からお世話になっている)にメール。
「あくまで仮ですが、今月福島の会場に行こうかと考えています」とした上で、会場までの行き方について相談をしたのでした。
(2月はいわき市と福島市の会場で開催されるのですが、いずれも駅から遠い)

ご丁寧に返信をいただいたのですが、最後の一文に、
「明日何時にいわきにつかれますか?」
という言葉。

あらっ、もしや明日行く前提で話が進んでるのかな…?

そこから数回ほど会話のラリーは続き、気づけば試合のチケットを購入し、いわき駅近くのホテルを予約し、特急列車を予約。
迷っていた中で、背中を押していただきました。

11時45分に乗る予定だった特急が運休になってしまうハプニングはありつつも、無事に会場のいわき市立総合体育館に到着。
外の冷え込みと徹底した換気のせいで足元の冷たさを強く感じつつも、いざコートに選手が現れると、寒さを忘れてその様子を見つめていました。

なぜ福島に行こうとしたのか

福島に行くと決めたのは、ファイヤーボンズの試合を見たかったこともありますが、橋本尚明選手の姿を生で見たかったから、ということが大きな要因としてありました。

橋本選手はファイヤーボンズでプレーする選手。
橋本選手のnoteを読むようになってから彼に興味を持つようになり、11月には郡山市でのホーム戦を現地で観戦。
そして、12月には愛媛でのアウェー戦にも出かけました。
(橋本選手は愛媛県出身で、プロ選手になって初めて地元でする試合だった)

それ以降、中継でも福島の試合をまめに観るようになり、ファイヤーボンズというチームはもちろん、福島県自体に対しても、親近感を持つように。
(radikoでも福島のラジオ番組をよく聴くようになりました。「impress-GOOD THURSDAY-」という、ふくしまFMでやっている番組が面白い)

そして、橋本選手に対する応援の気持ちも強くなっていたのでした。

画面越しの姿も良いのですが、やっぱり実際に目の前にいるとなると余計に嬉しくなって、カメラのシャッターを切る手が止まらない。

この日のアップは橋本選手に限らず、ファイヤーボンズの選手みんなが、テンション高め。
その様子にニヤニヤしながら、写真を撮っておりました。
(その時わたしはきっとだらしのない表情になっていたはずで、マスクがあって良かった)

逆転勝利の1日目、連勝が止まった2日目

11日のGAME1は、最大16点のビハインドを背負うなど苦しい場面もありましたが、終盤に接戦に持ち込み、福島が逆転勝利。

橋本選手は今シーズン好調のスリーポイントこそ決まらなかったものの、終盤で同点に持ち込むレイアップシュートや、ファウルで得たフリースローを沈め、10得点。
しっかりと見せ場を作っていました。

味方が決めたバスケットカウントにガッツポーズ

12日のGAME2は、相手の猛攻を受けながらも何とか返す流れが3Qまで続いた中、4Qで突き放される展開に。
守備で粘りは見せたものの、スリーポイントシュートが全体的に低迷したこともあり得点が伸びず、それまで続いた連勝記録は止まりました。

この日の橋本選手はスリーポイントを1本決めるなどの5得点。
試合中には思うように行かずもどかしさを感じている仕草を見せたり、試合後には硬い表情で視線を下に向けていたり。
そんな彼の姿には、胸を締め付けられるものがありました。

コート一周の際には、文字通り唇を噛み締めていた

ファイヤーボンズにとっては、嬉しさ半分・悔しさ半分の2日間。
状況が落ち着いていない中で遠出して観に行くのはどうだろうと、葛藤はありました。
それでも、やっぱり行って良かったなと思います。
2日間を通して、苦しい状況だとしても最後まで諦めずに打開しようとする気迫が、生で見た分、より伝わってきたような気がしたのです。

また、日々の生活を頑張れそう。
そう思いながら、帰りの特急列車に飛び乗りました。
座席番号は、橋本選手の背番号である「16」にして。

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