見出し画像

いつ行っても赤くて熱くて楽しい富山の会場で、アウェーで戦うサンロッカーズを応援してきました。

わたしはサンロッカーズ渋谷をBリーグ初年度から応援しています。
「B MY HERO! 特派員」として、スポーツナビに掲載されるコラムをサンロッカーズファンの立場として書くこともあります。

(2023-24シーズン、他チームを応援される特派員さんが書かれた記事は例外なくバズっている中、わたしの記事は慎ましやかな反響ではありますが……もっと精進します)

12月23日・24日は、アウェーで行われる富山グラウジーズ戦を応援しに、富山県まで行ってきました。

富山グラウジーズのホームアリーナである富山市総合体育館に初めて行ったのは2018年2月。それ以降、何度か足を運んでいます。
行く度にグラウジーズの雰囲気の熱さを感じつつ、会場近くの富岩運河環水公園からも見られる立山連峰に感動したり、地元でとれた新鮮なお寿司をいただいたり。
東京から新幹線1本で行け、会場も富山駅から歩いて行けるのもポイントです(駅の南北がつながってからは地下通路を渡らなくても会場へ行けるようになり、ますます便利になりました)。

前に行ったのは、当時コロナ禍で収容率が50パーセントだった2021年4月。この時はやることなすことが何もかも上手くいかない、個人的にスランプに陥っていた時期でした。

そんなスランプも影響したのか、以前から知っているグラウジーズブースターの方に自分から「あいさつさせて」と当時ツイッターのDMで連絡しておきながら、コートサイドに座っていた面識のない男性をその知人だと勘違いして話しかける凡ミスも。
「フォロワーさんですか?」などと探りを入れつつ、得体の知れない人から突然声をかけられた男性の困惑していた顔が、今でも忘れられません。

今回はその知人に先行販売でいい席を取ってもらい、無事人を間違えずにあいさつすることができています。
(というか、その人がわたしを見つけてあいさつに来てくださったのが先でしたが)

(サンロッカーズのジェフ・ギブス選手とグラウジーズの宇都直輝選手は、アルバルク東京の前身チームでともにプレーしていた時期があります)

サンロッカーズはこの2連戦を1勝1敗で終えました。

23日の試合は、サンロッカーズはどこがよかったのかを探すのがかなり難しくなる展開。
開始20秒で伊藤駿選手がスリーポイントシュートを決めたのを皮切りに、グラウジーズの外からのシュートが面白いように決まる決まる。
それに合わせて流れる「ロックアイス®で飲もーうよ👏👏👏」のハリセンもどんどん大きな音に。

この日の試合中、「ロックアイス®で飲もーうよ👏👏👏」と流れたのは15回(プラス音響さんが誤ってツーポイントシュートで流した1回)。
グループ会社を含むと、サンロッカーズ・グラウジーズなどBリーグ8クラブを支援する「ロックアイス®」の製造企業。その担当者もきっとありがたく思うであろう宣伝効果となりました。

(かつてサンロッカーズでプレーしていた高橋耕陽選手もスリーポイントシュートを決めています)

一方でサンロッカーズのシュート成功率はかなり低調。セットプレーの作り方も地味に効いていたグラウジーズのディフェンスを前に本調子とは言えず、後半に入ると次第にらしくないミスも目立つように。
攻守ともにやることなすこと上手くいかなかった印象が残りました。

序盤から選手のケガなどに悩まされ勝てない状況が続いていたグラウジーズにとっては念願の今シーズン初の連勝であり、そしてホーム初勝利。
終了のブザーが鳴った瞬間、その日一番の大きな拍手と歓声が響き渡りました。

グラウジーズへの加入が発表された後初めてホーム戦でのプレーとなったクインシー・ミラー選手は、スリーポイントシュート4本を含む24得点と絶好調。
B1通算400試合出場を果たしたグラウジーズ一筋16年目の地元出身選手・水戸健史選手のマイクパフォーマンスも絶好調で、グラウジーズブースターにとっては満足度が高い一日となりました。

(B3でのプレーを経て、練習生から本契約を勝ち取った東宏輝選手。23日の試合では終盤に出場し、B1初得点のきっかけとなるファウルドローンを見せました)

この日の中継で解説していたのは、Bリーグ初年度からグラウジーズのホーム戦で解説を担当する井口基史さん。
創設時にスタッフとして携わったことからグラウジーズへの強い思い入れが垣間見える分、普段の中継では忌憚のない辛辣なコメントを口にすることも多め。

ただ、この日ばかりは、中継終了後に笑顔でブースターとその興奮を分かち合う様子がみられました。
グラウジーズのホーム戦を担当された次の月曜日には地元のラジオ番組に出演することが恒例で、もし25日も出られていたら、中継での共演も多い上野透アナウンサーとも喜びを分かち合っていたことでしょう。

(ただ25日の出演はなく、中継で解説していた井口さんの言葉を交えながら上野アナがひとり喋りで伝えていました。個人的には上野アナの実況に注目しているのと、ラジオ番組で見せるキャラクターもほど良くクセが強いので、この話題はまた別の機会に)

(毎回趣向が凝らされている盛實選手のシューズは注目ポイント)

24日の試合では、サンロッカーズは終始大きく崩れることのない試合運びを展開。
前日にはあまり感じられなかったディフェンスのプレッシャーが戻ってきたこともあり、グラウジーズの選手がスリーポイントシュートをトライした本数を前日の半分に減らした上、成功数も4本に抑えました。

我慢が続く中でもおおむね6~9点のリードは守り続け、第3クオーター終盤、ベンドラメ礼生選手の3連続得点と津屋一球選手のスリーポイントシュートをきっかけに二桁点差まで広げることに成功。
最終的には一度もリードを許すことなく試合を終え、前日の借りを返しました。

(かつてはサンロッカーズのポイントガードといえばこのふたりという時期も。バチバチなマッチアップがたくさん見られました)
(津屋選手のスリーポイントが決まった時のベンチの様子。前日は静かだったベンチの活気も戻っていました)

真っ赤な会場の中でもアウェーのベンチ裏を黄色く染め、強い存在感を放っていたサンロッカーズファン。
熱烈なグラウジーズブースターの声援が響く中でも、負けずに率先してコールをされている方々が多く、しっかり声とクラップは響いていました。
X上でもサンロッカーズファンの方々が多数来場していることを報告されていて、年々レベルが上がっているファンの熱量を改めて実感したのでした。

この2日間はジョシュ・ホーキンソン選手の父親も来場し、その朗らかで陽気なキャラクターでベンチ裏のファンを鼓舞。
さらに24日には、2022-23シーズンまでサンロッカーズでプレーしていた福井ブローウィンズ・田渡修人選手の姿も。
Xでもホーキンソンパパ・田渡選手の目撃情報が多数ポストされ話題になっていました。

1勝1敗、できれば2勝して帰りたかったところですが、今回も楽しかった富山へのお出かけ。
今回はお寿司を食べ損ねたので、次に行く時は確実に食べておきたいと思います。

この記事が参加している募集

スポーツ観戦記

Bリーグ

最後まで読んでいただいて、ありがとうございます😊 「面白かった!」「もっと読みたい」と思っていただけたら幸いです。