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幸子さんからの電話
写真は前回、よっちゃ(夫)が幸子さん(よっちゃのお母さん)のところへ行くときに作ったおかず。
春を告げる、アスパラの肉巻きと菜の花の辛し和え、野菜たっぷり目のひじき煮です。
どれも幸子さんに教わったもの。
でも、今は幸子さんが作れなくなったもの。
よっちゃは、南信州から東京までを日帰り往復します。
片道約3時間半を2週間ごと。
よっちゃが家に着く一時間前に我が家の電話が鳴ります。
「帰ったかしら。」
短期記憶に大分影響が出ている今日この頃ですが、
母の役割は忘れていません。
「おかずをいろいろ作ってくれてありがとうね。」
嫁への気遣いも、母としての役目。
よっちゃが心から愛されていることを感じます♡
まだ認知症になったばかりのとき、「お口に合いましたか?」と聞くと
うふふと笑ってから、「合わせました。」と言っていた幸子さん。
正直でちょっと皮肉屋の幸子さんとは嫁姑の火花が散ることもよくありました。
今は、「お口に合いましたか。」と聞くと
「ええ、おいしかったですよ。」と言ってくれる。
火花を散らしたくはないけれど、何だかちょっぴりさみしい。
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