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野菜【キュウリ】の英単語・漢字・特徴の紹介

「野菜のキュウリってカタカナだから、英語もキュウリのローマ字表記なのでは?」と思われている方がいるかもしれませんね。キュウリを表す英語があるんですよ。その英単語はある魚介類の生き物にも使われているんですが、知りたくないですか。

この記事では、野菜のキュウリに関する英単語・漢字・特徴を紹介していきます。キュウリと関係している魚介類が気になる方も最後まで読んでいただければ嬉しいです。

キュウリに関する情報

キュウリはウリ科キュウリ属の蔓(つる)性一年草から得られる野菜のことを指してます。

キュウリの歴史は古く、今から3000年くらい前の紀元前10世紀に西アジア周辺で栽培されていたとされています。その後、インドなどから中国にゴマ(胡麻)などと一緒にキュウリも伝えられたって言われているんですよ。

日本で育てられ始めたのはもう少しあとのことで、6~10世紀頃に中国からキュウリが伝えられたとされています。

キュウリの由来

キュウリの由来は歴史のことから繋がってきます。キュウリは成長してから緑色になり、熟すると黄色くなる瓜ってことから「黄瓜(きうり)」って呼ばれていました。そこから読みやすくするように「きゅうり」と呼ばれるようになったと言われています。

キュウリの漢字

ここまで読んでいただいた方は、キュウリの漢字は「黄瓜」と思われた方がいるかもしれませんね。実はそうじゃないんですよ。

キュウリの漢字は「胡瓜」なんですよ。この「胡」という漢字は中国の周辺外地を意味する言葉だったと言われています。「コショウ(胡椒)」や「ゴマ(胡麻)」も中国外地の「胡」に関係しているんですよ。

キュウリが中国から伝わったってことから「黄瓜」は使われずに「胡」がウリを表す「瓜」と組み合わさって、今でも使われているってことになります。

キュウリの英単語

キュウリの英単語は cucumber です。日本語ぽく読むと「キューカンバー」となります。

cucumber はラテン語のcucuma(壷型の容器)から変化してできた英単語だと言われています。

なお、キュウリの学名は Cucumis sativusで、Cucumis(ククミス)は「キュウリ属」のことを表していて、sativusは「栽培された」ってことを示しています。つまり「人によって育てられたキュウリ」ってことになるんですよ。このcucumisがいろいろ変化して cucumber になったともいわれています。

ネットの英英辞典では、cucumber は次のように表されています。英英辞典でも緑色が特徴ってことを書いているんですね。

a long thin round vegetable with a dark green skin and a light green inside, usually eaten raw
「濃い緑色の皮で内側が薄い緑の長細くて丸い野菜で、食用の現在として使われる」
引用元:cucumber(ロングマン英英辞典)

黄色いキュウリは食べられない?

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英英の意味を見ても緑色の野菜ってことが書かれているから、「黄色いキュウリって食べられないの?」って思われる方がいるかもしれませんね。昔は熟した状態で食べられていたから食べられないってことはないんですよ。ただし、黄色く熟したキュウリは渋みや苦みが強くなってしまうってことがあるんですね。

そうなると「やっぱり黄色いキュウリってたべられないじゃないか」って突っ込みたくなりますよね。黄色くなったキュウリを美味しく食べる方法があるんですよ。

① 真ん中の部分をくりぬいて食べる

渋みが増えてしまうのはキュウリの外側じゃなく、内側の部分なんですね。なので、内側をスプーンなどでくりぬいて食べると美味しく食べることができるんですよ。緑の状態のときは熟していないってこともあって、青臭さが残っていることがあります。そういう面で、黄色くなったキュウリの方が美味しく食べられることもあるんですよ。

② 完熟した状態のものを収穫して食べる

実は黄色くなった状態のキュウリを収穫して食べるとほとんど渋みがないんですよ。昔の人は保管する習慣があまりなく、すぐに食べていたことから黄色のキュウリが好まれていたのかもしれません。

ただし、緑色の状態で収穫して熟してしまったキュウリが黄色くなってしまった場合だと傷んでいることがあるので、緑色・黄色のキュウリに関係なく、収穫してすぐに食べるのがおすすめです。

キュウリと関連した魚介類とは?

キュウリと関連した魚介類がいることをご存知ですか。それはナマコなんですよ。ナマコは英語でsea cucumber って言われていて、「海のキュウリ」とも訳すことができるんですよ。

これはナマコがキュウリの形をしていて、sea を前に付けることで海に住んでいることを表しているんですね。

ナマコのことをもっと詳しく知りたい方はこちらのナマコの記事を参考にしていただければ嬉しいです。ナマコはキュウリとは全く関係ない漢字が使われていること、ナマコの生態などを知ることができますよ。

ウリのことをもっと詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしていただければ嬉しいです。

まとめ

キュウリは95%程度が水分なので他の野菜と比べるとやや栄養が少ないのですが、その分さっぱり食べられる果物なんですよ。緑色の状態で食べることが当たり前になっていますが、緑色のキュウリでも長いこと置いておくとどんどん傷んでしまうみたいです。
皮の色が黄色か緑色か関係なく、買ってから数日以内に食べた方がよさそうです。

cucumber を使った言葉として cool as a cucumber って言葉があります。この意味は「落ち着く」や「心地よく涼しい」って意味があります。キュウリは暑いときに身体を冷やす効果があるから、ピッタリな表現なんですね。
暑い夏の時期や落ち着けないときにキュウリを食べてみるのもいいですね。

次回も野菜の英単語を元に深堀した記事をアップしたいと思います。

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