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海の生き物【イソギンチャク】の英単語・漢字・特徴の紹介

海の生き物のイソギンチャクの漢字や英単語のことを知りたくないですか。イソギンチャクの英単語はある花から由来しているんですよ。

この記事では、海の生き物のイソギンチャクに関する英単語、漢字や特徴などを紹介していきます。

イソギンチャクに関する情報

イソギンチャクは刺胞動物(しほうどうぶつ)の一種で、
サンゴ亜綱イソギンチャク目にあたる動物になります。

ここで、「刺胞」というのは相手を刺すことで
毒を注入することができる細胞のことなんですね。

この刺胞動物にはクラゲも含まれるんですよ。

クラゲのことをもっと知りたくないですか。

クラゲの記事もアップしているので、
御覧いただければ嬉しいです。


イソギンチャクの由来

イソギンチャクの由来としては、
イソギンチャクが触手を縮め、口盤が縮んだ様子が巾着(きんちゃく)に似ているとされていきました。

そして海の磯(いそ)にいることから、
「イソギンチャク」と呼ばれるようになったんですよ。

イソギンチャクの漢字

イソギンチャクの漢字は
由来そのものと同じで「磯巾着」になります。

他の漢字では「菟葵」と書かれることもあります。

ここで「」は「ウサギ」と読みます。
」は植物に使われることが多いんですが、
動物のうさぎ(兎)から派生した異体字なんですね。

」はアオイ科の植物のことを指しています。

これを合わせると「兎葵(うさぎあおい)」になります。

兎葵はアオイ科の花としても存在していますよ。
花の直径が7㎜くらいなので、
花に気づきにくいかもしれません。

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画像引用元:ウサギアオイ(兎葵)

【兎葵】は漢名からそのまま使われたので、
特別な由来はないようです。

ここで、「」を含んでいる漢字を含んでいる花として
【ひまわり】がありますが、
ひまわりの英単語や花言葉を知りたくないですか。

ひまわりの記事も読んでいただけると嬉しいです。

イソギンチャクの英単語

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ここまでの話の流れだと
英単語は兎葵を表すことから派生すると
思われるかもしれませんね。

実はそうじゃないんですよ。

イソギンチャクは英語で sea anemone です。
そのまま訳すと「海のアネモネ」になります。

この【アネモネ】という花(植物)は
キンポウゲ科イチリンソウ属の多年草です。

なんとなくイソギンチャクに似ていますね。

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そのため、【兎葵】とは
まったく異なる種類の植物になります。

ネットの英英辞典では、sea anemone は次のように表されています。
この意味合いだと岩にくっついている花のようにも受け取れそうです。

a small brightly coloured sea animal that sticks onto rocks and looks like a flower

「岩の上にくっついていて、花のように見える小さくて明るい色合いが特徴の海の動物」

引用元:sea anemone(ロングマン英英辞典)

葵の英単語

そうなると、【葵】の英単語が気になるかもしれませんね。

【葵】は英語で hollyhock になります。

hollyhockはその中でも【タチアオイ】を表すことが多いです。
言葉通り、立って咲くのが特徴的です。

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兎葵の英単語

【兎葵】の学名は Malva parviflora なんですよ。
柔らかい小形の花」という意味合いがあります。

英語では little mallowcheeseweed とも表します。

mallow は特にゼニアオイのことを表しますよ。

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イソギンチャクに関する雑学

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ここからはイソギンチャクのことに話を戻して、
イソギンチャクの雑学を紹介していきますね。

イソギンチャクは動くの?

一番気になるのが、
イソギンチャクは動くのか?ってことかもしれません。

水族館の中でもじっとしているイメージがありますよね。

実は、イソギンチャクは動くんですよ。
その代わり動く速さは遅く、時速数㎝くらいで動きます。

ただじっと岩にくっついているってわけじゃないんですね。
1時間の間に数cmしか動かないのだから、
水族館の中で見ていても動くようには見えないわけなんです。

敵から逃げるために泳ぐイソギンチャク

中には泳ぐイソギンチャクもいます。

キタフウセンイソギンチャクという種類のイソギンチャクは
ヒトデから逃げるために泳ぐこともできると言われているんですよ。

動画で見ると泳ぐ様子がよくわかりますね。

ここで、すべてのイソギンチャクが
泳げるわけじゃないんですよ。

ここまで読んでいただくと
ヒトデも動く生き物だってことがわかります。

ヒトデの生態についても知りたくないですか。
ヒトデの記事も読んでいただければ嬉しいです。


イソギンチャクは口から食べて口から出す

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イソギンチャクは私たち人間のように
口から食べてお尻から出さないんですよ。

イソギンチャクにはお尻の穴がないんですね。

そんなことから、
イソギンチャクは口から食べたものから栄養を摂り、
栄養分がなくなったものを
再び口から吐き出すことで排出しています。

生き物の生態って不思議なもんです。

まとめ

イソギンチャクの漢字から派生する意味合いが英語と違い、
元となった花の種類も全く異なるから、
英語と日本語での考え方の違いがわかることができて
面白いもんです。

イソギンチャクの生態も意外なことがわかって、
泳ぐってことさえ知らなかったので、
自分の中の常識を塗り替えていくことに向けて
良い記事に仕上げることができました。

次回も海の生き物の英単語を元に深堀した記事を
アップしたいと思います。

次回で海の生き物に関連した記事が最後になる予定です。
最後まで読んでいただければ嬉しいです。




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