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ドラマ#1『ムーンナイト』

作品の概要


ムーンナイト
(原題:"Moon Knight")

監督:アーロン・ムーアヘッド、ジャスティン・ベンソン
出演:オスカー・アイザック、イーサン・ホーク、メイ・カマラウィ、他
製作総指揮:ケヴィン・ファイギ、他
製作:マーベル・スタジオ
配給:ディズニー・メディア・ディストリビューション


新たなるダークヒーロー、MCUに降臨

Disney +に加入したということで、観終わったドラマシリーズのレビューもしていこうかなと。

というわけで『ムーンナイト』を視聴。事前知識としては「ヴェノムやウルヴァリンのような「ダークヒーロー」的存在」ってだけで、詳しい設定とかはよく知らなかった。

全6話を視聴してみて思ったのは、結構視聴者に謎を残すような演出だったなぁと。序盤では主人公のスティーヴンが目を覚ますと、辺りは敵の鮮血で染められていたり…「ムーンナイト」の力の元である月の神「コンス」に追われた直後に知らない場所に移されていたり…

「今のは現実だったのか?それとも夢の中なのか?」という疑問が、全編通して常に視聴者の頭に浮かぶ、そんな感じ。
ラストシーンに関しても、さっきの戦いは現実だったのか?ピラミッドでの戦いと精神病院、一体どちらが本物の光景なのか?そんな疑問が巡り巡っていた感じ。

さて、このムーンナイト、やはりダークヒーローなだけあってか敵を容赦なく殺していくのが特徴だ。別に残虐というわけでもないが、的確に相手の急所を狙って命を刈り取ってくる。

見た目などはDCコミックの「バットマン」に似ているが、そのヒーロー像や成り立ちは真逆だ。ついでに言うと色も真逆だ。

一方、マークが変身するとムーンナイトになるのに対して、彼が作り出した一つの人格・スティーヴンが変身すると「Mr.ナイト」となる。神々しい雰囲気を纏うムーンナイトに対し、白いマスクを被った白いスーツを着た男…といった感じ。でもこれはこれでかっこいいなぁ〜とも。

そしてラストシーン、コンスが今作の悪役であるハロウに、マークもスティーヴンも知らない更なる人格「ジェイク・ロックリー」を紹介し、ハロウが射殺され物語の幕は閉じる。物語の中で度々あった「マークもスティーヴンも知らない間に敵が倒れている」と言うシーンは、きっとこいつの仕業だろう。早くもシーズン2が楽しみである。


総評

んんーーーーーウルヴァリン然りデッドプール然り、こういう容赦なく敵を圧殺していくヒーローが好みすぎる。今冬公開の『ブラックアダム』もこんな感じなのかなぁ。

「主人公の妄想」と「精神病院」から『ジョーカー』を想起させられたのは私だけだろうか。ラストバトルの終結後、ハロウが真っ白な床に血を流していたのも、『ジョーカー』のラストに似ているよーな。似せてきているのかは定かではないけど…

初めて観たドラマシリーズだったのでとても満足。明日はミス・マーベルの最終話。こっちも視聴後に感想を書いていこうと思いまする。

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