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映画#115『ユージュアル・サスペクツ』
『ユージュアル・サスペクツ』(”The Usual Suspects”)
監督:ブライアン・シンガー
脚本:クリストファー・マッカリー
出演:スティーヴン・ボールドウィン、ガブリエル・バーン、チャズ・パルミンテリ、ケヴィン・ポラック、ピート・ポスルスウェイト、ケヴィン・スペイシー、スージー・エイミス、ベニチオ・デル・トロ、ジャンカルロ・エスポジート
配給:グラマシー・ピクチャーズ(米国)アスミック・エース(日本)
公開:1995年8月16日(米国)1996年4月13日(日本)
上映時間:106分
製作国:アメリカ合衆国
【あらすじ】
カリフォルニアの埠頭で麻薬密輸船が爆破されて27人が死亡し、現金9100万ドルが消えた。関税特別捜査官クイヤンは、ただ1人無傷で生き残った男キントを尋問する。6週間前、銃器強奪事件でニューヨークの警察に連行された5人の“常連容疑者”は釈放後に結託し、悪徳警官を襲撃して宝石を奪う。それを売りさばくためカリフォルニアへ向かった5人は、売人から新たなヤマを持ちかけられるが……。
※画像引用:映画.com
前々から「ラストのどんでん返しがヤベェぞ」と友人に言われ、以来ずっと観てみたかった映画。率直な感想としては「いやはやまさしくその通り」と言った感じ。
圧倒的な恐怖をもってして裏社会を支配する、カイザー・ソゼとは何者なのか?事態の仔細が明らかになった後に刑事によって正体が明かされる訳だが、それすらも「嘘」。
全ては登場人物たちを、そして我々観客を騙すためのブラフだった、そう気づいた時のインパクト。その全てが凄まじく……衝撃の1回目、確認のための2回目、と複数回鑑賞しても十分楽しめる、そんな映画だ。
だが、今作は良くも悪くも「ラストシーンが全てを掻っ攫っていった」故に、それ以外の感想を語りにくいのが難点かもしれない。要するにこのラストをやりたかったんだろうなぁと、容易く察しがついてしまう。
強いて言うならば序盤の、5人組が招集され個室にて紙に書いてある文字を読まされるシーンだろうか。あのシーンが全てアドリブだった、と言うのもまた今作に秘められし「衝撃の事実」の一部なのかも?ラストシーンのとは全く方向性が異なるけれど。
うーん、これはいつか2周目の鑑賞に臨みたい所。結末と真相を予め知っているが故に見えてくるものもあるに違いない。まさに「THE・スルメ映画」。どうやら友人は正しかったようだ……。
それではまた、次の映画にて。
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