映画#115『ユージュアル・サスペクツ』
前々から「ラストのどんでん返しがヤベェぞ」と友人に言われ、以来ずっと観てみたかった映画。率直な感想としては「いやはやまさしくその通り」と言った感じ。
圧倒的な恐怖をもってして裏社会を支配する、カイザー・ソゼとは何者なのか?事態の仔細が明らかになった後に刑事によって正体が明かされる訳だが、それすらも「嘘」。
全ては登場人物たちを、そして我々観客を騙すためのブラフだった、そう気づいた時のインパクト。その全てが凄まじく……衝撃の1回目、確認のための2回目、と複数回鑑賞しても十分楽しめる、そんな映画だ。
だが、今作は良くも悪くも「ラストシーンが全てを掻っ攫っていった」故に、それ以外の感想を語りにくいのが難点かもしれない。要するにこのラストをやりたかったんだろうなぁと、容易く察しがついてしまう。
強いて言うならば序盤の、5人組が招集され個室にて紙に書いてある文字を読まされるシーンだろうか。あのシーンが全てアドリブだった、と言うのもまた今作に秘められし「衝撃の事実」の一部なのかも?ラストシーンのとは全く方向性が異なるけれど。
うーん、これはいつか2周目の鑑賞に臨みたい所。結末と真相を予め知っているが故に見えてくるものもあるに違いない。まさに「THE・スルメ映画」。どうやら友人は正しかったようだ……。
それではまた、次の映画にて。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?