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病気ってわがままですか?

病気って、癌とか心臓の病気、脳の病気、色々ある。
もちろんその中にわたしの抱えている双極性障害も含まれると思う。
でも病気は見えるものと見えないものに分かれる。

精神疾患は目に見えない。
だからなのか、偏見で見られがちな気がする。
心の弱い人、かわいそう、そんな見られ方をする。
でも、ただのわがままって思われることも多い気がする。

実際わがままなのであろうか。
わたしは当事者であるから、わがままだとは思わない。
むしろ病気のせいで、衝動的な行動に出たり、家から出られなくなったり、
人と話せなくなったりすると思っている。
症状のせいにしたくはないが、症状として出ているのも事実である。

でもわたしの親は病気を伝えた時こう言った。

「病気なんて気の問題。ただのわがまま。甘え。」

その言葉を聞いた瞬間、この人には一生わからない。
相談なんてしない。
そう思った。

心は見えないものだ。
見えないから、自分の培ってきた価値観で私の心を安易に判断する。
見えないから、大したことないだろうと自分の物差しで測る。
そして、言葉で傷つける。
見えないものを見ようともしないで、勝手に判断される世の中。

でも私は思う。
精神疾患を持つ人は、必ず自分と闘っている。
毎日、毎日

「今日はどんな気分だろう。」
「気持ち下がりすぎませんように。」

自分の心に怯えながら生きている。
でも少しでも前に進むように努力もしている。

少し捉え方を変えてみたり、気分転換をしてみたり、
頑張って人とコミュニケーションをとるようにしたり。

毎日闘っている。
これをわがまま、甘えというのは、おかしいのではないか。

生きずらさを抱えている人が、自分の人生を捨てずに
生きているだけで偉いのではないか。

私はわがままと言われても、甘えていると言われても
自分の病気の症状と向き合って、生きていく。
だって、逃げても病気はずっと後ろにいるんだから。

わがまま。甘え。
そう言われたことのある人が少しでも救われますように。


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