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約15年の現役生活、今シーズンをもってエンジニアを引退した話

エンジニアを引退しました。
正確には弊社で制定しているエンジニア職から11月末で籍を外して、正式に人事職になります。

新卒でしがない受託のシステム開発エンジニアから始まり、LIFULLに転職してWebサービスの開発エンジニアからエンジニアマネージャ職位になり、その後、組織課題であるエンジニア採用の専任担当に。

開発現場・開発担当から離れてもう長いですが、ついに肩書きからも「エンジニア」が消えました。


エンジニアを引退して思うのは、少しの寂しい気持ちと、思ってたより変化が少し遅かったかもしれないという少しの反省です。

元々別にスーパーなエンジニアでないし、そうなろうとも考えたことはなかったんですよね。(なれないのは当然)
嫌いじゃないけど仕事でやるから楽しいみたいな感覚だったし、何より職種や役割関係なく事業や組織を推進する役割の方が自分は向いてるし好きなことを知っちゃったからだと思います。
自ら行動してきた自負もありますが色々と任せてもらえたありがたい環境のおかげです。

そう考えてたはずなのに、安全エリアのエンジニア職から軸足を踏み出さなかったのはちょっとダサかったかもしれないなぁと。


これからエンジニアになろうとしている人や今頑張ってる人に知ってほしいのは、キャリアビジョンに一貫性なんて必ずしも必要ないし、考えが変化していくのは悪いことじゃないので、人生経験の中で色々な選択肢を持てるようにチャレンジの幅を拡げることは大事だよってことでしょうか。

エンジニアの「キャリア」や「成長」はテーマとして可燃性が高い昨今で、スペシャルになれないことに悩むのも大切ですが、エンジニアリングスキルをベースに活躍できる職種や職場はごまんとあるので、一方通行になる前に別の道を模索するのも「仕事」を長く楽しく続ける秘訣かもしれませんね。


マネージャ職位についてもメンバー職位に降格する形になりました。
(色々考えあって現職では)自分のワガママでで役職を拒否させてもらっていて、その点では期待に答えられていないので降りる方がいいだろうと相談していての話でしたのでわだかまりみたいなものはありません。

1メンバーとして1プレイヤーとして仕事するのはなんて楽なんだろうと正直感じています。だからこそ、もっと結果を出すことにコミットしないといけませんね。


まだぶっちゃけ自分のキャリアのゴールがどこにあるのかさっぱり分かりません。
ただ仕事の成果として何を目的にしているかはハッキリしています。
その目的の一助となれるように、どんな立ち位置でもしっかり結果を残していければいいかなと思うようになりました。

エンジニア界隈の端くれとして、「こんな事例もあるよ」ってことを知ってもらえたら幸いです。

楽しいワーキングライフを。