見出し画像

高1男子陸部で跳ぶ・4〜国スポ代表選考会

国民スポーツ大会は、
去年までは国民体育大会という名称で
毎年10月に行われていた。

今年から名称変更になり
国民スポーツ大会となった元・国体、
現・国スポ。

陸上競技の他にも水泳やサッカーなど
様々な競技が行われる全国大会のひとつで
今年は佐賀県で開催される。

陸上競技では、各都道府県別で
世代別に選出されたトップ選手たちが
ひとつのチームとなり他県と競い合う。

選ばれることはもちろん、
都道府県を代表する先輩後輩たちと共に
練習・交流することができる
貴重な体験の場とも言えるだろう。

今年の佐賀国スポの年令区分は
成年 2006年4/1以前生まれ
少年A  2006年4/2以降生まれ(高2、高3世代)
少年B 2008年4/2以降生まれ(中3、高1世代)

各都道府県での参加人数は決まっていて、
監督2名、選手29名
(男子選手19名以内、女子選手19名以内)
計31名以内 で編成するとある。

全競技種目は男女合わせ56種目ある中で
参加人数は限られている為、
全種目の選手を一人づつ選ぶ
ということはなく、
どの種目の選手を選出するかは、
入賞が見込めるかどうかという
所なのだろう。

選考基準として各都道府県は
それぞれの種目に基準記録を設けていて、
いくつか設定されている選考会で
その記録をクリアした選手が
候補選手となる。

少年B走幅跳の選考基準は
B標準で6m90cm、
A標準で7m05cmと高く
例年を見ても少年Bの幅跳び代表選手は
1名しか選ばれていない。
標準をクリアする選手がいなければ
入賞が見込めないと判断され
選出なしという年もあるのだった。

とにかく選ばれるには
7m以上を跳ぶしかない。

7月半ばには
国スポ代表選手選考会と銘打たれた
記録会が行われる。ここで7m以上跳び
堂々と一位を獲得して第一候補に
選出されなくてはならないのだ。

しかし
息子はまだ7mを跳んだことがないし
期末考査に追われて2週間余り
練習できていなかった。

選考会まで1週間と少し。
どこまで自分を追い上げることが
出来るのであろうか。

テスト明け数日は
全身の筋肉を呼び覚ますべく
刺激を入れまくる。

跳躍感覚を取り戻すべく
走って、走って、跳んで、跳んで。
板の反動を使って7m超えの
跳躍感覚を体に叩き込む。

跳躍距離は
順調に伸びてきている。

1週間前にもなると調整期間になり
徐々に負荷を減らしていき、
1週間かけて疲労を抜いていく。

バネ溜めといって、
跳びたい気持ちをマックスにし
最大限にバネを使えるように
身体を仕向けていく。

試合前日に息子は言った。

試合したい!早く跳びたい!
オレ、7m跳べるわ〜!
うん!跳べる!
跳んで、佐賀に行く!

今年も安定のビックマウスな
息子、跳ぶ気満々で健在だった。

しかしながら、

結果から言うと。

国スポ選考会

敗れたり。

6本目、会場手拍子の後押しもあって
7m超えのビックジャンプだったが
残念ながら3cmの
ファールとなり、無効。

当の息子はあまり落ち込んでいなくて、
(7m以上跳べると分かったからには)
「どっかで7mサクっと跳んで
U18で伊勢に行くから!」と来た。

しかし去年とは違い
エントリーに必要なセカンド記録さえ、
切れていないのだけど。

11秒30を出せるか、
母はそっちの方が心配😟

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?