大自然の中に広がる壮大なアート作品🎨養老天命反転地(岐阜)
以前、現代芸術家・建築家の荒川修作氏とパートナーで詩人のマドリン・ギンズが世界で最初に完成した"死なないための住宅"「三鷹天命反転住宅」(東京都三鷹市)を紹介しましたが⤴今日はこのお2人の体験型のアート庭園「養老天命反転地」(岐阜県養老町)を紹介します。
養老天命反転地は、荒川周作氏とマドリン・ギンズが30数年におよぶ、"鑑賞者に体験させる"という構想を実現した体験型の芸術庭園で、1995(平成7)年に開園しました。翌年、第28回日本芸術大賞を受賞しています。
約18,000㎡に及ぶ広大な敷地には、水平、垂直な線は極力排除され、人工的な地平線が数多く配置されるなど、至る所に人間の平衡感覚や遠近感を混乱させるアート作品(仕掛け)が施されています。
4年前に他用で近くまで行く事がありましたが時間なく諦めましたが😢
2年前にようやく中へ入ることが出来ました\(^o^)/
「"体を動かして体験 & 『あっ!』と心が動く体験"ができる不思議なアート空間になっています」って、めっちゃワクワクしますね!!
ただ、入園時は修繕工事中で全て体験するこは出来ませんでしたが😢団体料金で入園することが出来ました😊
【養老天命反転地記念館】
入場口を通って中へ入ると、
最初に色彩豊かな建造物「養老天命反転地記念館」がありました。
中にはデッサンなどの展示物がありますが、
迷路のように入り組んだり傾斜が付いていました😲
どっちが上か下か分からない錯覚になりました(笑)
1人でなければこういうインスタ映えする写真を撮ってもらえたのに😢
【昆虫山脈】
養老天命反転地記念館の中からも見えていたのが「昆虫山脈」です。
頂上にはポンプがあって、このポンプから出る水を求めて登る姿が「昆虫」の様だということです(笑)
【不死門】
「不死門」には、門らしい門がありません。
床面には養老天命反転地の文字が刻印され、門としての意味を持つ竹のそばにはウサギとネコのオブジェが置かれています。
【極限で似るものの家】
修繕中で見る事は出来ませんでしたが、ここも迷路のようになっていて、建物内には机やベッドなど家具が壁にめり込んでいたり、左右上下関係なく配置されてしているとか😲
ここにもめっちゃインスタ映えするスポットが📸
【|精緻《せいち》の棟】
精緻とは、とても細かいところにまで注意が行き届いていて、整っていることという意味です。
中に入るとはしごがあり、小さな隙間から外観を覗けるようになっています。これから行く所が見えます!!
精緻の棟では、傾斜を使った不思議な写真が撮れます📸
学生さんは精緻の棟前の大きな穴が気になってたようでした(笑)
《修繕中エリア》
これらのエリアは修繕されて今、どのようになっているのでしょうか?
【楕円形のフィールド】
養老天命反転地の外周側の出入口から壁を覗くと。。。
日本列島をモチーフにしたという屋外施設「楕円形のフィールド」が現われました。すり鉢状になっているフィールドに様々なパビリオンが配置されています。
反対側から見るとこんな感じです。
【運動路】
「運動路」には、低い壁やソファー、キッチンが置いてあります。
でもこの壁は何を表しているのでしょう?🤔
【陥入膜の径】
写真の左側にあるのが「陥入膜の径」で、目を閉じて通り抜けたり回ったりするのが基本だとか。
いくつもの傾いた壁で仕切られた細い通路には、ガスレンジ、テーブルセットなどが置かれ、家の中を想像させるつくりになっています。
【宿命の家】
「宿命の家」は岐阜県の形をしていて、メインパビリオン「極限で似るものの家」の屋根と同じ形をしています。
低い壁やガラスの下に埋まっている家具が特徴です。
【白昼の混乱地帯】
写真の左側にあるのが「白昼の混乱地帯」です。
ソファーが無造作に置いてありますが、どれも傾いていて落ち着いて座れるスペースではありません(笑) 流しもありました~
【極限で似るものの家】
【地霊】
養老天命反転地のなかでも、ひときわ目を引く黄色い入り口が印象的なパビリオンが「地霊」です。
中はほとんど何も見えない暗闇ですが、一部光が差し込む場所があり、よく見るとそこには「日本列島」の光が✨
修繕中のエリアを含め、時間の関係でゆっくり全て観て回ることは出来ませんでしたので、また再訪問したいです!! 姪っ子を連れて行くとめっちゃ喜びそうです👧
最後にYouTubeの「養老天命反転地バーチャルツアー」をお楽しみ下さい⤴
荒川修作+マドリン・ギンズの国内にあり見学出来る3つの作品のうち、未だ行っていないのはあと1つ。岡山県奈義町にある『奈義町現代美術館』の「遍在の場・奈義の龍安寺・建築する身体」(空間作品)です。早く行って観たいです~
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