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東経135度子午線が通るまち🌎兵庫県明石市には様々なモニュメントがあります

先月は、東経135度と北緯35度が交差する"日本のへそ"兵庫県西脇市を紹介しましたが⤴同じく兵庫県明石市も東経135度子午線を通り、"日本標準時の
まち"、"子午線のまち"として有名ですね。子午線とは十二支を基にした方位で真北(子=ね)と真南(午=うま)を結ぶ線です。

【山陽電車「人丸前駅」】

ウィキペディア「人丸前駅」より

山陽電車「人丸前駅」のプラットホームの西寄り部分には東経135度子午線を示す線が引かれ、明石市のシンボルでそれ自体が日本標準時子午線(東経135度)の標識の役割を果たす「明石市立天文科学館」が見えます。

2019-02-19
2019-02-19

東経135度子午線と交差する日本の鉄道は7駅ありますが、プラットホームに子午線が交差しているのは人丸前駅だけで、近畿の駅百選にも選ばれています。

明石市にはこの人丸前駅の他、東経135度子午線上に様々なモニュメントや案内板があります。


【日本標準時子午線標示柱」(トンボの標識)】

2019-02-19
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明石市立天文科学館の北側、月照寺げっしょうじの山門前にある「日本標準時子午線標示柱(トンボの標識)」です。

2019-02-19

1930(昭和5)年に建てられた高さ約7m・鉄柱の直径約15cmで、上部に子午線を象った地球が載り、その上に日本の古名「秋津島」を象徴したトンボが停まっています。地球の内側にの赤いランプは点灯するそうてです。

SF漫画作家の松本零士さんが5歳の頃に見て宇宙に興味を持つきっかけとなった標識でもあるとか。2007(平成19)年に明石市指定有形文化財に指定されました。又、ここからは明石海峡が一望出来ます!!

2019-02-19
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日本標準時子午線標示柱のすぐ西側、明石市立天文科学館の出口前には「水平日時計」がありました。訪問日は雨天でした😢

【明石市立天文科学館】

2019-02-19
2019-02-19
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明石市立天文科学館」の出口側(出口の西)には、東経135度子午線の位置に ラインが引かれ、赤く点灯していました。

2019-02-19
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このラインの建物側には水時計の一種「漏刻ろうこく」がありました。天智天皇が飛鳥時代の671年に日本で最初に時を知らせた時計を再現したものだとか。そんな時計が日本標準時子午線の真上で時を刻むのは何か感動ですね!!

2019-02-19

1階の入口を入るとエントランスロビーですが、明石市のデザインマンホールの蓋が展示され、受付でマンホールカードもいただきました。

2010-12-20

マンホールの蓋には明石のシンボル・子午線と天文科学館を図案化したものが描かれています。道路に設置する際には、中央に描かれている子午線が北を向くように設置するというこだわりです~

2019-02-19

エントランスロビーには、ミュージアムショップもあり色々なオリジナルグッズも販売されていましたが、「J.S.T.M.証明書」です。5,000枚の限定販売で、証明書には00001~05000までのシリアルナンバーが入ります。3年前に私がゲットした時は「01418」でした。

明石市立天文科学館は「国指定登録有形文化財(建造物)」でもあったのですね。

2019-02-19

3階の展示室「子午線のまち・明石」は、子午線のまち・明石を知る展示ゾーンです。明石が子午線のまちとよばれる理由をわかりやすく学ぶことが出来ます。

2019-02-19

明石市内に設置された日本標準時子午線の標識が設置された主な7ヶ所が紹介されていました(明石市立天文科学館「子午線標識」参照) 。

【日本標準時子午線通過地の標柱】

2010-12-20
2010-12-20

1930(昭和5)年に建てられた「日本標準時子午線標示柱」(トンボの標識)より南へ約500mの所にある「日本標準時子午線通過地の標柱」です。1910(明治43)年に、当時の小学校の先生たちがお金を出して設置された日本で最初の子午線標識です!!

2010-12-20

標識の隣りには天文科学館の形によく似た「大蔵交番(子午線交番)」があります。ここからも天然科学館が見えるのは何か嬉しいですね!!

明石市「連載 明石のたからもの-2 子午線標識」より

子午線郵便局」もその前に建つ「国道2号に建つ子午線標識」も行ってみたいです!!

明石市「連載 明石のたからもの-2 子午線標識」より

大蔵海岸公園にある「モニュメント刻」も「トンボの標識レプリカ」も!!


【"日本標準時のまち"・"子午線のまち"明石市の疑問】

明石市立天文科学館(2019-02-19)より

東経135度の日本標準時子午線は、明石市だけでなく京丹後市、福知山市(以上京都府)、豊岡市、丹波市、西脇市、加東市、小野市、三木市、神戸市西区、淡路市(以上兵庫県)、和歌山市(和歌山県)も通過するのですが、何故明石市が一番有名なのでしょう?

e-home『「日本標準時のまち」は兵庫県明石市!明石市が選ばれた理由とは?』より


子午線ともいわれる東経135度の経線への明石市民の関心が強く、1960(昭和35)年に天文科学館が開館したことや、教科書に兵庫県明石市が日本の標準子午線の町として紹介されるようになった結果のようです。素晴らしい~

標準時が定められたきっかけは、1884(明治17)年の国際子午線会議で、日本の標準時がグリニッジ子午線との時差を時間単位で、秒単位の調整なしに表せるようにするため、各国の標準時は15の倍数の子午線とすると決めたとか。

日本でこの基準に該当するのは東経120度、135度、150度の3本ですが、この中から1886(明治19)年、日本のほぼ真ん中付近を通る135度を標準時として設定したそうです。


#地理がすき #東経135度線 #兵庫県 #明石市 #B級スポット

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