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東経135度と北緯35度が交差する"日本のへそ"(兵庫県西脇市)【前編】

2013-03-28

兵庫県西脇市は、東経135度・北緯35度の交差点があることから日本列島の中心「日本のへそ」のまちとしてPRしています。

2013-03-28

西脇市のマンホールの蓋も"日本のへそ"仕立てになっています!!

私は9年前の2013(平成25)年3月28日(木)、西脇市にある日本のへそに行ってきました。実は、西脇市には1921(大正10)年と1990(平成2)年それぞれの時代に発見された2つのへそ地点があります。

2013-03-28

大正のへそも平成のへそも、最寄り駅はJR加古川線「日本のへそ公園駅」です。この駅は1985(昭和60)年に開業した無人駅です。

開業当初はイベントごとに列車が停車する臨時駅でしたが、後に常設駅となりました。国鉄時代からの昔懐かしい駅名表示板を引き継いでいます。

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駅舎の壁には日本のへそを示す地図が描かれ、第4回「近畿の駅百選」の認定駅の標も。

「東経135度、北緯35度の日本の中央に位置する駅。駅の近くには、美術館や経緯度地球科学館があり駅名のユニークさも抜群」という理由で、日本ではじめて公園内に設置された珍しい駅です。「へそ」というユニークな名前を付けた駅は世界を探してもここだけだと言われています。

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駅の東側に「西脇市岡之山美術館」があります。又、対岸からは列車風の岡之山美術館が駅に停車しているかのように見えます。

先ず、大正のへその方へ向かいました。日本のへそ公園を出て北へ進みますが、車が通れる道路ではなく、人だけがと通れる道を進み、線路の下を潜り道沿いに進むと到着します。

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因みに、車が通れる道路を進むと日本のへその矢印看板が見えますが、ここから線路を越えるのは危険ですので止めましょう!!

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大正のへそ周辺はこんな感じでした。

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へその起源は大正時代までさかのぼります。1919(大正8)年、小学校数学教師の研究会に講師として招かれた東京高等師範学校付属小学校の肥後盛熊氏が、「ここには、日本の中心にあたる東経135度と北緯35度の交差点がある。」と指摘。

そして、1921(大正10)年、陸軍参謀本部陸地測量部による交差点の確認が三角測量方式で行われ、1923(大正12)年に「経緯度交差点標柱」を建立しました。

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大正のへその手前には日時計がありました。行った時は曇っていて太陽の光が無くて残念でした😢

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他にも色々とありました。

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大正のへそが制覇出来たので、次は平成のへそに向かいました。

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平成のへそは、日本へそ公園内の岡之山山腹にありました。

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結構急な坂道を登って行きました。

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平成のへそは、1990(平成2)年に国土地理院の協力でGPS測量を実施して発見された、新しい交差点です。1995(平成7)年には「日本のへそモニュメント」が建立されました。

守護神の槍をイメージした4本の柱が配置されており、柱で囲まれた庭園部分を4つに区切るラインは、東経135度・北緯35度の交差点を示しています。

にっぽんまんなか紀行「日本のへそモニュメント(平成のへそ)」より

当時私が撮った写真では分かり難いので、こちらもご覧下さい⤴

ということで、兵庫県西脇市にある、1921(大正10)年に発見された大正のへそ、1990(平成2)年に発見された平成のへその2地点を無事制覇出来ましたが、日本のへそ公園内には他にも楽しいポイントがあります~明日紹介します!!


#一度は行きたいあの場所 #日本のへそ #西脇市

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