「相談する」で考えの守備範囲を広げる
毎日前向きっぽいことをnoteに書いていますが、日々の仕事や生活ではたくさん失敗しています。自分で決めてやったことを後悔することも多いです。
思い返せば高校生ぐらいから、自分で決めたこと、選択してやったことを後悔することが多かったんです。
高校への通学が満員電車に乗って1時間もかけて通っていたときには、もっと近くの高校に通えばよかったかなぁとか、体操の部活で新しい技を身につけようとしていたときになかなかうまくいかないので、違う技を目指せばよかったかなぁ?なんて後悔する日々。
そもそもなんで後悔って感じるんでしょうか?
働いて数年してから気づいたことですが、僕が後悔を感じるのは、自分の考えられなかった未来が存在し得たと感じてしまっていたからでした。あっちの未来のがよかったかも、こっちの未来は選びたくなかったなどと他の選択可能性と比べてしまう。
決断を下す前には、未来の可能性は無限にありますから、決断することで一つに絞った未来以外をあれこれ感がてしまうことはしょうがないことかもしれません。
ただし、選択できる未来は一つです。あり得たかもしれない別の未来に想いを馳せていても仕事は進みません。
ただ、あり得たかもしれない未来を決断の前に検討するためにできることが一つあります。
それは「相談する」です。
何かの決断を後悔する時って相談していないことが多いんですよね。
相談の良さは、じぶんでは想定していなかった範囲のことを考えておけるようになることだと思います。考えの守備範囲が広がる感じです。
守備範囲を広げてから行動するから、裏目に出たと感じることが少なくなる。決断後の行動の修正もしやすくなる。決断後に納得しやすくなります。高校生の時の僕に必要だったのは、相談することだったんです。
高校生の時は、「自立しなきゃ」「自分で考えなきゃいけない」という思いがとても強かったんだと思います。
決断することってとても大変で、最後に決断するのは自分なんだけど、自分だけで決断しなきゃいけないわけじゃないと思うんです。相談する→決める→その結果を受け入れるを繰り返して納得解を得ようとする。そうすると自分の決断を後悔する確率が減るんじゃないかなと思います。
もう一つ考えているのは、相談することと一緒に大事なのは、「自分で決める経験」をたくさんしておくことだと思います。
相談には2種類あると思っていて、「自分で決めるための相談」と「相手に決めてもらおうとする相談」です。
「自分で決めるための相談」は、これまでに書いてきた、考えの守備範囲を広げて自分の納得解を求めるための相談ですね。これは必要だと思います。
一方で「相手に決めてもらう相談」は自分で決めることを放棄して、相手に決断を委ねる質問です。一見、楽をできる感じはするんですが、相手に決めてもらうと、自分の決断に対しての後悔すらできません。相談相手の決断を恨むことさえあるかもしれません。
あくまで自分が決めるために相談することが大事です。そして、決める経験を多く持たせてもらえるように立ち回れると良いですね。
僕も仕事をし始めた当初は「どうしたら良いですか?」「やったほうがいいですか?」といった相手に決めてもらいたい雰囲気を持った質問をしていました。その度に「君羅くんはどうしたいの?」「どう考えているの?」と自分で決めることの大切さを研究室の教授から教えてもらえたので、今は相談することで後悔しない決断をしようと行動できるようになりました。
まぁ、今でも早くに相談できずに、後悔することがあるんで、まだまだ相談できない弱さが自分の中にはあります。それでもこれからも相談をして考えの守備範囲を広げて、納得解を求めて行動していきたいと思っています。
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