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私がゼミで学んだこと

2020年が始まって、まだ9日ですが、新年早々私の中で、
一つの区切りを迎えました。
それは、田中研之輔ゼミでの活動です。
ゼミ長として、大変なことが多かった反面、多くのことを学びました。
まず、これまでのゲストのお話から振り返っていきたいと思います。

NewsPicks副編集長佐藤留美さん

「喰わず嫌いせず、挑戦。やりきった先で好きなことができる」
「とにかくレベルの高い世界に飛び込む」
「成長速度を上げるために積極的に打席に立つ」
「人生100年時代のマインドセットとして企業依存せず、自立する」

これが佐藤留美さんからの言葉の要約です。
この回から私は、
「食わず嫌いしないでまずやる。回数を経験する。その先で見える世界がある。」
ということを学びました。

ビリギャル坪田さん×KaizenPlatform須藤さん

続いて、ビリギャルの先生こと、坪田信貴さんと
KaizenPlatformの須藤健司CEOの回です。

①素直さは双方の関係性によって変化する。
②目標(ビジョン)と目的(大義)の違い、目的意識の重要性。
③人材の底上げが組織全体の向上に効果的。
④組織の「2:6:2」問題の対処法。
⑤ヒエラルキーを多軸に立てる。
⑥世界は理性でなく、感情で動く。

「人材育成」や「組織マネジメント」に関してのスペシャリストからのお話には
心が動かされましたし、実践していこうと強く思いました。
一番興味深かったのは、坪田さんの素直さのお話でした。
よく求められる「素直さ」とは何なのか。
一般的に「あの子は素直じゃない」というように
その個人に由来するもののように言われます。
しかし、坪田さんは、
「素直さは双方の関係性によって変化するものだ」と仰っていました。
つまり、「人は理解しようとする相手の姿勢に対して、素直になる。
自分自分が積極的に自己開示するなど努めれば、相手は素直になる。」

ということです。
あの子は素直じゃないと壁を作ってしまう人こそ、素直じゃないのです。
そういう切り口があるのかと特に感銘を受けました。

GMOMakeshop向畑さん×起業家星本さん

引き続き、OGで中国で起業され国際的に活躍されている星本さんと
GMOMakeShop代表取締役社長の向畑さんの回です。

①日常の不に敏感になる
②本は量でなく、質。
③人は数あってから質を見出すべき。
④不安=リスク整理ができない証。
⑤人に期待はするが、依存はしない。
⑥貪欲になる。
⑦価格と価値。
⑧幸福根源を見つける。
⑨失敗してはいけない。
⑩自由の意味。

この回の私的ハイライトは、
「人に期待はするが、依存はしない」ということです。
チームを運営する際には、
どうしても人に頼る場面が出てきます。
だからと言って、人に頼り過ぎてしまうと、
もしその人がいなくなったら?
環境が変わったら?
どうするのでしょうか。
人に期待しつつも、自分自身でもできる準備をすることは大切です。
結局自分自身のキャリアを決めるのは自分です。
人や環境に依存しない独立した個を持たねばなりません。

BI編集長浜田さん×ONEJAPAN濱松さん

またまた、ビックゲストで、
Business insider JAPAN編集長浜田敬子さんと
ONE JAPAN共同代表の濱松誠さんをお招きしました。

①キャリアの難しさ
②ロールモデルについて
③やってみよう
④頼れる人を作っておく。
⑤家庭と仕事の両立について
⑥昨日の友は今日の敵?
⑦一歩立ち止まるのも勇気

ハイライトは、ロールモデルに関してです。
よく〇〇さんのロールモデルは誰ですか?なんて聞かれます。
でも世間には全部完璧で、なんでもできるスーパーマンはまずいないです。
一人の理想像に依存してしまうと、その理想が崩れた時の反動が大きくなります。
そのため、いろんな人のいろんな側面を見ながら、
いいとこ取りをして、自分で理想像を組み立ていくことが理想です。
実際、色々な方とお会いして、それぞれ見習っていきたいポイントがありました。
それをバイキングみたいに欲しいものを集めていくことが
結果一番強いと気付かされました。

ワンキャリア寺口さん

企画運営を務めたワンキャリアの寺口さんとのセッションです。

「自分に嘘をつかないこと」
これは、寺口さんの原体験に理由がありました。
大学時代の自分の思い描く理想が
就職活動を経て、社会人になり、
次第に書き換えられてしまい、
自分自身がわからなくなってしまうことがあったそうです。
しかし、迷いながらも突き進んでいくうちに、
大学時代に立てていた自分の思い
「社会のムードメーカーになりたい」
この道しるべに近づいてきていることに気づいたそうです。
そして、自分の今していることを信じ、
大きな一歩を進めようとされています。

実際に私自身、就職活動を進める中で、
自分自身を企業の求める人材に寄せてみたり、
嘘をついて自分を良く見せようとしてみたり、
本来の自分を隠してしまうことがありました。
よく言われる「就職活動の軸」ではなく、
「人生の軸」を心に常に留めておくのがベストだと思います。

Family Mart澤田社長

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続いて、ファミリーマート代表取締役社長澤田貴司さんの回です。

「あたたかいお店を作りたい」
これからの時代を生き抜くために、
地域に密着したお店にしなくてはならないという強い意志を感じました。
お母さん食堂を筆頭に、社名にもある
「family」を重点に据えた戦略で、今後進まれられるのだと思いました。
だからこそ、澤田さんは徹底した現場主義で、
現場に足を運び、現物をみることをされていることがわかりました。
そんな澤田さんから学生に向けられたメッセージは、
「やりたいことを目一杯やりきりなさい」ということでした。

現場に行かなくては現場はわかりません。
経験したことがないこと、見たことがないことは、語ることができません。
だからこそ、徹底して足を運んで、エスノグラフィーする。
これはビジネスの基本でありながら、
いつの間にか疎かにしてしまうことに感じるので、
澤田さんみたいにいつまでも徹底していきたいです。

ONEJAPANの方々

大企業の有志団体の集合体であるONEJAPANの
山本将裕さん(NTT東日本)
濱本隆太さん(パナソニック)
土井雄介さん(トヨタ自動車)をお呼びしました。

つながりを持っておくことが大切で、
①日々の飲み会などを上手く活用し、次につなげていく
②役員レベルと信頼関係を築くことで、自分の信念のままに、行動できる

大企業をハックしていく3つのポイント
①斜め力 ②集団化 ③外部力

これからの目標
①やりたい事をやりたい人がやりたい時にできる環境を作りたい。
②今の職場のグループメンバーがオールスター感があって、
「世界一になる」が具体化できる環境にいる。
③毎日が文化祭前夜になるくらい、めっちゃ楽しい感覚を持ち続ける。

大企業という巨大組織の中で、希望の光のような
ONEJAPANの方々の話は、
これから大企業に進む私にとっては、
眼から鱗の話ばかりでした。
企業に染まるのではなく、自分色に変えるくらいの強い気持ちで、
私も入社します。

幻冬者箕輪さん×AAA日高さん×岡田さん

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エンタメブートキャンプと言うことで、
音楽や出版業界といった普段あまり聞くことのないような話を
学ぶことができました。なかでも一番印象に残っているのは、

コンテンツ飽和時代は、
人のお金を奪うことより時間を奪うことの方が難しく、
価値のあることになっている。
という現場の声です。
スマホがあれば、なんでもできてしまう時代だからこそ、
可処分時間の価値はどんどん上がっているのだと知りました。

IT批評家 尾原和啓さん

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このイラストは、
『モチベーション革命』や『どこでも誰とでも働ける』、『ディープテック』の著者である尾原和啓さんのセッションの際に用いられたものです。

中央に位置する生きがいを構成する、
①あなたが好きなもの
②世の中が必要としているもの
③対価を得るに値するもの
④あなたが得意なもの

という四つの要素。

私にとってこれはなんなんだろうと
非常に考えさせられる会でした。
正直今でもまだ答えはわかりません。
これからも追い求めていきます。

POTETO 古井さん

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続いて、「必要な人に必要な情報を届けるメディア」のクラウドファンディングを成立された古井 康介さんにもお越し頂きました!

古井さんが行動される際に意識していた
「計画的偶発性理論」は私自身有意識的に取り組んでいるものであり、
その行先の正しさを確認できました。
また、自身の体験に基づく不平不満や挫折に対して、
本気で向き合って社会問題を解決する姿勢に感動しました。

小川淳さん×ピアニスト 西本さん

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ピアニストの西本 夏生さんと
リクルートやGoogle、ピクシーダストテクノロジーなどでご活躍されてきた
小川 淳さんにお越し頂きました。

ゼミ内ワークでは、
クラッシック業界が抱える問題に触れ、
どう集客力が向上させるかという企画会議を行い、徹底的に考えました。

業界の特殊性や問題認識の格差など難しさがある中で、
敷居が高いと思われがちのクラッシックと
今バズりやすいとされる仕組み(ゲリラライブや練習過程の公開、生配信etc)
を融合させて、日常にタッチポイントを増やしていくことが1つの希望ではと思いました。
ゼミ後の懇親会では、小川さんの
「プランを立てる」「徹底的にやり抜く」「行動を補完させるのが意識」
という言葉が印象に残っています。
どんだけ立派な目標があっても、
行動しなくては何も生まれないし、
漠然とふわっと行動してても中々実現できない。
この構造は理解できているようで、
理解できていない部分だなとパンチを受けました。 

おわりに

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最後にタナケンです。
タナケンのおかげでこの環境があります。
TTCでここに書ききれてないことも含め、
本当に多くのことを学びました。
間違いなく、この環境で学び、行動したからこそ、
第一希望の企業に内定をもらえましたし、
これだけの成長を実感できています。
心から感謝しております。

この2年半のゼミ活動で学んだことは、
「行動することの大切さ」です。
成功している人たちとそれ以外の人たちと違いは、
「行動している」ただそれだけだなと思いました。
綺麗事を言ったり、賢く見せたり、そう言ったテクニックではなく、
「やりたいこと/やるべきことに行動し続けること」
これを徹底的にやり抜いて、
人生の主体者として生きていきます。

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