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夢を先取りしたらほんとに現実が動いた話

事の始まりは2年目のわたしの誕生日です。

その前日ふと思い立って自分にあるプレゼントを買ったんです。

それはまったく実用的ではないもの。
おそらく何の役にも立たないだろうと思われるもの。
普段だったら買いたいと思うことすらないようなものです。

でもなぜか突然、無性にほしくなっちゃったんですね。
その時、脳内でこんな言葉が響きました。

「あっそうだ、お誕生日なんだから、ムダな買い物したっていいよね」

そして、amazonのリンクをポチッ!
 

で、いったい何を買ったのか?というと、ジャズピアノの楽譜です。

ここ数年にわたって、せっせとライブに足を運んでいる大好きなジャズピアニスト小曽根真さんのピアノ譜。

たまたま調べ物をしていた時にそれが目に留まって、そしたら急にほしくなってしまったのです。

でもね――
わたしピアノ弾けないんです(笑)
(その頃はまだ弾いたことがありませんでした)
家にギターはありますが、鍵盤楽器は一つもありませんし、過去に習ったこともありません。

なのにピアノ譜を買って、なにかいいことがあるのか?
いったいなにが楽しいのか?

フシギに思いますよね。
おそらく宝の持ち腐れになるのが目に見えているわけですから。


ギターをずっと弾いて来たので、楽譜は読めました。
でも、だからと言ってピアノ譜をギターで弾くのはムリです。

曲を聴きながら楽譜を眺めて、妄想して楽しむぐらいしか使い道はなさそう。
それでも楽しいかなと思ったんです。
 

ピアノは小さいころからの憧れでした。
でも習うことも楽器を買うこともできずに来ました。

ジャズでもクラシックでもピアノ曲がとにかく好きなので、そういうライブにばかり行きますが、自分ではなにも出来ません。

では、そんなわたしがなぜピアノ譜を買ったのでしょうか?

そのわけはきっと、それが「わたしの夢」だったからなのだろうと思います。

つまり、楽譜というモノではなくて、それによって妄想する「夢」を自分にプレゼントしたということです。

さて、この謎のプレゼント事件のあとのことです。
わたしの人生にびっくりな変化が起きました。

この話をSNSに投稿したところ、ピアノの先生をしている知人からこんなコメントが届きました。

「何歳からでもピアノは弾けますので、ぜひチャレンジされて下さいませ。
80代から始める方を何名も見ておりますよ」

80歳からピアノ!?
わ~~すばらしい!


わたしなんてまだまだ若輩者ではありませんか!

さらに

「楽譜がお読みになれて、コードネームをご存知ならば、2、3ヶ月もあれば、何らか弾けると思います!」

おお~ブラボー♪♪

はい、楽譜読めます (^^)/
とりあえずどの鍵盤が何の音かぐらいはわかります 
コードも一通りわかります 

大人のピアノ教室の先生からのメッセージで、すっかりその気になっていました。

その時わたしの脳内で、それまでは夢のまた夢だったものが、突如としてリアリティを持ち始めたんです

どうすればその夢を現実にできるのかが、明確に目の前に見えてきた運命の瞬間でした。

もし、ピアノ譜を買おうと思わなかったら。
もし、そのことを人に言わずにいたら。
これは起きなかったことです。

ピアノ弾けたらいいだろうなあ、楽しいだろうなあ、と心の奥底の方で時々思ってみるだけ。
ただの幻想で終わっていました。

でも、その幻想に形を与えて、行動して、発信した。

それによって、その幻想は形を備えた想いになり、さらに実現可能な夢になったのです。

「実現可能な夢」はワクワクします💛
ドキドキします💛

すっかり「その気」になります。

ずっと長い間、心の奥底にくすぶっていた幻想のような願い。
でも、心の赴くままにちょっと行動してみたら、またたく間に命を宿したリアルな夢に変身して、人生まで大きく変えてしまいました。

そのおかげで今、毎日ピアノに向かって練習を楽しんでいるわたしがいます。

あの時、あの楽譜を買わなかったら……
きっと夢はいつまでもかなわぬ夢のままで、いつしか心の奥底の暗がりに飲み込まれ消えていくことになっていたのかもしれません。

「購入」ボタンのポチが引き金になって、子供の頃からの果たせぬ望みが叶ったフシギな体験でした。

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