ヴァカンスシフトな🇫🇷南仏暮らし 《キール・プロヴァンサル》(レシピも)
そんなわけで、パリから南仏への転勤・転職は、かれこれもう20数年来の流行で、とくに子育て世代に目立つ。
ここマルセイユが人気なのは、フランス第二の都市(というには街部分の規模はコンパクトではあるけれど)、適度に都会で充分自然に恵まれていて…職住至近が実現しやすいことが大きい。
子どもと過ごせる時間を大切にしたい母親たちは、私の周りではわりと多くて、小さいうちはフルタイムで働かなかったり休職してしまったりする。
海も山もすぐに行ける距離なので、子どもの習いごとスポーツや週末や学校ヴァカンスの過ごし方の選択肢が格段に多くて驚かされる。もちろん高等教育機関への進学を目指すのにも、専門職業へと進むにも、教育機関が整っている。
街の真ん中に住みながら、車を15分も走らせれば石灰岸壁続く国立公園にたどり着くし、30分で(電車なら20分足らずで)コートブルーと呼ばれる海岸線のテラス広がる入江が始まる。
ヴァカンス・シフトな暮らし…と勝手に名付けている地中海の街暮らし。ここで暮らすようになって覚えた初夏の愉しみのひとつは、Kir Provençal キール・プロヴァンサル。
食前酒としてよく知られるカクテルKirキールの白ワインの代わりにロゼワイン、カシスリキュールの代わりに桃のリキュール(できればChambord )9:1でステアするだけ。
アルコール度数が案外高いのに、そう感じさせない口当たりの良さ。
暑い陽射しの日には、くいっと勢い良すぎないようにご注意を…
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