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AIの利活用に明るい未来が見える


在宅ワークの内容

採譜

「採譜?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、いわゆる譜起こしです。
音源を耳コピして楽譜にする仕事のことです。
絶対音感に加え、楽器の知識(依頼音源は弦楽器ではないこともあります)は当たり前のことですが、実は何より美的センスが問われます。

記譜ソフトを使用しますが、ソフトも初期値では綺麗な楽譜にはなりません。小節の幅や余白、五線の太さなど、いかに「見易く」「綺麗に」作成できるか、その要望に応えることができれば「またMichikaに依頼しよう」と思っていただけると考え、1曲1曲大切に、美しく記譜しています。

ストックイラスト

同名義で大手ストックサイトにイラストを販売しています。
ご存じの方も多いと思いますが、ストックイラストの1ダウンロード単価は高くありません。しかし、一度アップロードすれば「不労所得」です。
私はイラストレーターになりたい、イラストレーターとして食べていきたいとは考えておらず、自分が使用する教材を作成する際に「こういうイラストがあればいいのに」と感じたものを描き、教材には使用しなかった(いわゆるボツにした)けれど、完成度の高いものをストックイラストサイトにあげています。

ありがたいことに、毎日投資のように少しずつお金が増えていくのを見て「ホクホク」しています。

バイオリン音源加工

友人のスタジオで録音させてもらい、その音源を加工→提供しています。
今はボカロ曲をはじめ、ソフトを使用した作曲が当たり前となり、ほとんどのアーティストが作曲ソフト(DAWソフト)を使用しているのが現実です。
※クラシック界はここら辺が取り残されているかも?

ちなみにアーティストや作曲家がよく使っている人気ソフトはCubaseやLogicproあたりかな~と思います。

少し話がそれましたが、DAWソフトには「生音」データはあるものの、やはり本当の生音には敵わないみたいです。
たとえば
印象的な出だしで、バイオリンを使いたい
サビだけ歌とバイオリンをシンクロさせたい
このように感じたとき、ソフト音源だと他の楽器の音源に埋もれてしまうことがあるようで、プロの演奏家がその部分だけ音を提供するというのは、よくある話なのです。

で、話をきちんと戻しますと
私は依頼を受けたメロディーを録音し、ある程度綺麗にしてから納品しています(ノイズ除去などです)。
そのために、私もDAWソフトを使用し、家で自分の音を聞きながら、反省もしつつ、作業をしています。

もともとAIに抵抗感はなかった

大の「攻殻機動隊」ファン

バイオリニスト=お嬢様、まじめ、クラシック以外知らない
そう思われている方もいらっしゃるようで・・・
確かに本当にそういう純粋(?)な方もいらっしゃいます。

ただ、私は生粋のヲタク体質です!!!

今は「推し」という表現で市民権を得ているようですが、私が学生の時は、アニメが好き、声優が好きだと言うと引く人も結構いました。
(それでも公言していましたが、音楽高校生のなかでは異色です)

たくさんの名作アニメを観てきましたが、ベスト3に入るのが
攻殻機動隊

ご覧になっていなくても、タイトルは知っている
そんな方もいらっしゃるのではないでしょうか

攻殻機動隊の話は別の記事でするとして

このアニメの観点のひとつに「AI」との共存、ひいてはAIが進化していくことにより、人間とAIの違いとは何か、という壮大なテーマがあります。
近未来SFアニメですが、描かれている内容は現代社会における問題も多くあり、大人にこそ観てほしいアニメです(というか子どもは「?」になると思います)。

このアニメの主人公、「少佐」は私の憧れの女性像ですが、AIといえば思考戦車「タチコマ」ちゃん。
彼らのAIという範疇を超えた存在感、人間より人間臭いドラマが号泣ものでして、そこから相まってAIに抵抗どころか、親しみを持っています。

音楽界ではAIアレルギーの人もいる

私なりの結論から言えば、現段階のAI技術であれば、人間が創造する表現を再現することは難しいと考えています。

ですが、自分のテリトリーを凌駕されてしまうのではないかと感じる音楽家もいるようで、AI=敵みたいな考えの方もいます。

私はその考えを否定しません。
私は異なる考えを持っていますが、恐怖を感じるほどAIの進化は凄まじいものがあります。

時代に逆らわない

流されるのではなく共生、発展の道を探す

これが現時点での私の考えです

実際、この記事の画像はAdobeの生成Aiを使用して作成しました。
プロンプトを入力して作成することもできますが、今回は私のイラストを学習してもらい、何度かやり直しを繰り返して完成させました。

AIを上手に使いこなせる音楽家になりたい

上述したように、たとえAIを使用しても、自分が納得のいく作品がすぐ出来上がるわけではありません。
それなりのクオリティを求めるのであれば、やはり使用する人間側の研鑽が不可欠です。

今回はイラストでAIに挑戦しましたが、今後は音楽のミキシングなどでAIを使用できればいいなと考えています。

いつか体が動かなくなっても働きたい

在宅ワークやAIにこだわっているのは、私の体調が関係しています。

膠原病患者である

精神障害をもっている

この二つを抱えて生きていかなければならないからです。
精神障害に関しては、いきさつがちょっと複雑ですが、膠原病がわかるまで「抑うつ状態」になることはあったが、膠原病の薬の副作用が決め手となり、病気が固定化、障害となってしまった、という流れです。

どちらも、ほとんど日常生活に障りはありませんが、心身健康な方と同じように働くことはできません。
そうしようとして、悪化した過去があります。

たくさんのお医者さんや、ソーシャルワーカーさんと相談して、私に負担がかからない働き方を模索してきました。

やっとたどり着いたのが「完全在宅」かつクリエイティブな仕事でした。

簡単な道ではありませんが、体調が悪くなるたびに休んでいたときの罪悪感を考えれば、心穏やかに生活できています。

そして、この生活を発展向上させていくために、AIは必要不可欠だと考えています。
私を脅かす存在ではなく、助けてくれる存在だと感じています。

どのようなものも、使い方や使う人次第です。

まだまだAIに振り回されていますが(汗)、AIに助けてもらいつつ、そして人にしかできない表現を追究していきます。


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