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首を振ってみつけるよ

WBCで日本の野球はスゴイ!がすごかった。
いやいや確かに最後のスライダーはだいごろうも首を動かしてボールを追うほど曲がっていた。
トラウトがバットを折るようなメジャー級な振る舞いはなくうつむいて帰る姿がまたよかった(尊敬の念です)。
オオタニサンは珍しく?歓喜を大表現させ、慎ましくすることは無い!!爆発させていいんだよ!!と言っているようだった。
その時投げたグラブとキャップは地球を半周したみたいだし、だいごろうも日々高い声で叫んでいるので気持ちが伝わったみたいだ。
また大谷の投げた歓喜のグラブとキャップがTVの外に出てないか目で追っていた。
最近は首をふりふり、後ろで声がしたらふりかえり、あちらでピーと聞きなれない音がすればシュッって首を振ってみる。
向こうのほうで病気の子があれば看病してやり、あっちの方で死にそうなものがあれば怖がらなくてもいいと言いそうで、興味関心もますます増えて来た。

座るのも上手くなってきて次は前へ前へと進みたそうだ。
TVでは動物園だかのペンギンの池にお笑い人間が飛び込んだようだが、自然界ではファーストペンギンがいる。
人間はファーストペンギンを最初の挑戦者や先駆者に重ねるが、実際は後ろから押されて最初の犠牲ぺンとなっているらしい、「おすなよ!おすなよ!」シャチが待っている大海原なら話は違うだろう、それこそ聞いてないよな。

春日さんは好きなキャラクターだが、ヘンテコなお笑い伝統芸の継承者とされてしまったようでよっぽど人がいいのだろう。
司会者やコメンテーターの食いぶちまで繋いだのだから、自らファーストペンギンになるべくシャチの犠牲となる気なんだろう。

だいごろうは座って手の届く範囲でなくその先へも手を伸ばす。上手くいかなくて唸っている。色々な文字に濁点がついたような声は何かから飛び出すというよりもにじみ出て行くようで、見た目に派手さは無いけど地味だからこそ真剣さを感じる。

ペンギンたちがジリジリと氷のフチまで近づいていく姿に重なるものがある、途中でおどけて転んでしまったとしてもまた直ぐに立ち上がって立て直して行くしかない。

WBCから帰ってきた選手は大谷はどうだったかと聞かれて悔しい思いをしているかもしれない。先駆者はいつだって孤独だろう、野茂さんはオオタニサンを見て何を思っているだろうか。

コーンローで卒業式に出ただけで2階席へと追いやられ呼ばれた際に返事もしてはいけないと言われた(だったら呼ぶんじゃね〜よ)高校生は災難というには酷すぎて、その名前を呼ばれた際に誰か返事をしてやって欲しかったし、なんならみんな2階に上がっちまえ!フランス式にデモをすればひろゆき氏も喜ばれそれこそ思い出深い卒業式になっただろう。
メジャーアーチストのライブじゃないんだから「2階席〜」なんて声もかけられない、他の生徒が振り向くから名前を呼ばれても返事すんなと言われたそうで本当に無意味でムカつくし、そもそも2階席で料金が値引きされるどころか卒業式という節目を摘み取られた。
教育委員会は「生徒の父親が黒人で、そのルーツを尊重してコーンローにしたなら、事前に相談があればよかった。コミュニケーションが不足した」と言ったらしいが事前相談でオッケーなら当日の相談で問題ないはずだ。要するに当日に判断したものの理解力がないだけだろう。
「事前に聞いてないよ〜」とか言って海に落ちてシャチに喰われちまえ。
「夜の校舎窓ガラス壊して回り」たかっただろう、つか事前相談してから回ってもいいだろう、一部のフランス式だ。

ご本人は本当に嫌な思いをされたと思う、名前を呼ばれる際には勿論返事をして欲しい、だいごろうと私は軽快にそちらを振り向き、逃げることなく2階席に座っている君の姿を目に焼き付けるよ。
卒業おめでとう!


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