「87のkimie」インドのホテルのシャワールームは宇宙船だった
コロナ前はベトナム暮らしだったのでよく近隣国を旅していた。この状況下で旅行も行けなくなってしまったので、一向に旅のアップデートはされぬまま。それなら旅記録を残す事でまた旅した気分になれるのではと。
いわゆる現実逃避に近いものの、文字と写真で楽しもうではないか。
そんなわけで、いつか娘とも訪れたいNo.1のインドからスタート。
pm.10:00
チェンナイ空港に到着。インドのビザを取得するのは結構めんどうだと、そんな噂は本当で。初インドだったのでなおさら。ネット申請でたくさんの項目を記入。「うっし!これで大丈夫だ!」と準備万端。主人とウハウハしながら入国審査。
【この紋所が目に入らぬか!!】
そんな勢いで電子VISAを見せるも「これじゃない」と...あっさり玉砕。
メールを再度確認。見せたのはいわゆる仮画面的な。見せつけられた方もそりゃぁ飽きれるわ。なんとかVISAのゴールまで辿り着き、無事入国。あーー、ひやひやした。
外に出ると、
薄暗い中コーヒースタンドに人が集まっていた。
ホーチミンからの入国。異国文化の免疫はついていたものの、少しドキドキソワソワと。落ち着かせるためにもコーヒーを飲む。
チェンナイは南インドに位置してる。インドといえばチャイをイメージするがここは珈琲も有名らしい。蒸し暑い中での甘めのホットコーヒー。なかなか美味しい。
「さぁ、行きますか!」
初日は空港近くのホテルを押さえていた。歩いていける距離だから歩いていこうかと。
途中、空港側の食堂の横を抜ける。乗り継ぎのバンコクで話したインド人に合う。
「おう!!!!またなーー!!!」
なんだかいい旅のはじまりのような、そんな気がした。
Google mapを見ながら進む。
日本のよくある国道の2倍ぐらいの広さだろうか。だけどとにかく暗い。
暗くてよく見えないけど右側には広大な土地ひろがっているのはわかる。
「うぉーーーーーーん」
「うぉーーーーーーーーーーん!」
「わんわん!!」
そして野犬がたくさんいることもわかった。
何匹か野犬がこちらを見ている。早歩きで進む。
恐怖心を感じながらも無事ホテルに到着。
フロントスタッフの笑顔をみてホッとする。
バックパッカー的な旅でなく休息はしっかりとりたいので、ホテルはちゃんとしたところにと主人が選んでくれた。
フロントもうん、綺麗。
さぁ部屋はどうだ?
うんうん、大丈夫。
よっし!シャワーを浴びようと風呂場へ。
スケルトンのイケイケゴーゴーだった。
色が変わる。
これはインドの宇宙船か。このままどこかに飛んでいけそうな...。
蛇口を回す。
「うぎゃーーーーー!!!」
裸で叫ぶ。しかもライトに照らされたまま。
四方から水が噴射した。
スケルトンのムードもなにもない。
そして私の髪は一気に死にました。
いや、水が出るだけありがたい。
そしてベッドで寝れるだけで心から感謝する。
そう思いながらホテルに置いてあったペットボトルの封を開けて飲む。
しばらくして....
お腹をくだした。
ラベルを見ると
「ダイエットウォーター」
ここでまさかのデトックスー!!
5日間のインド旅。お腹をくだしたのはこの時だけ。
翌朝の朝ご飯のドーサがめちゃおいしくて、昨夜の腹痛なんぞ一気にふっとぶ。
思いがけないデトックスにありがたいありがたい。
マサラドーサ。
さぁ、これからカレーな5日間がはじる。
頂いたサポートは音楽を通じて子供達に届け貢献していきます!