「50のkimie」歌うお産で爆誕
娘、爆誕
2020年10月。
予定日過ぎても産まれる気配ない。そんなに私のお腹の中、居心地が良いのか...
陣痛が来なかったら明日促進剤を入れるので入院と。「もうこうなったら無事産まれてきてくれたらなんでもええ」そう思っていたら入院前夜に陣痛始まり病院に連絡、入院。
が...まさかの子宮口1センチーーー。
陣痛がすすむも一向に降りてこない。
すくすくお腹の中で育ちすぎた娘の頭が私の骨盤にハマらないらしい。
陣痛始まり14時間。
「帝王切開するので、旦那さん呼んでください」
陣痛の中、説明を受けてサイン。
「今別のお産が入ってるのでそれが終わったらオペします」と。
そこから2時間待ち。アトラクションか。もう陣痛がピークだったので
(とりあえず、早くわたしの腹を切ってくれ)
そう思いながらもヒーヒーフーフー言いながら手術台まで歩き、麻酔。そこから「おんぎゃーーーーーーー」と娘が爆誕。3400弱。私、小柄なもんで、そりゃ骨盤にハマらんわと。
100年、200年前だったら私も娘を命を落としていたかもしれないこのお産。令和時代をよくぞ選んでくれたと。
陣痛からの帝王切開のフルコースを堪能させて頂き、もう2人分産んだ気分。
一見壮絶なようだが、実際は結構冷静で、術後も「凄く落ち着いてたよね」と何人もの看護師さんに言われた。
・歌うお産
陣痛には波がある。その間隔がだんだんとジョーズの曲のように差し迫ってくるのだけど、その波がまるで曲のカウントのようで、
(おっ、くるぞ)
息を吸って、声に出して「うーーーーーーーーーー」と言ったり「あーーーーーー」だったり。メロディーをつけて歌にした。
声と音と共にその陣痛の波にのっている気分でそれだけでも痛みが和らいだ。
・お産のテーマ曲
妊娠中「今回のお産。自分の中でテーマ曲を決めよう」と、選んだのが「ライオンキングのサークルオブライフ」
シンバが誕生し、たくさんの動物の前で高々と持ち上げられるシーンで流れる。
この地球に生まれ落ちて
輝く光に出会う
生きる喜び求めていく
この世界を受け入れたい
この世界を理解したい
でも多くの不思議が
サファイア色の空の中で
太陽は永遠の時と
生命を生み出す
生命はめぐる
望みと愛と 苦しみ超えて
生きてゆく道しるべ
生命はめぐる
ザ・サークルオブライフ
今回のお産のテーマ曲はこれ以外ないなと。そう思っていたら、なんと病院で流れている曲が「ディズニー」サークルオブライフが流れた来た時、もうここはプライドロックかと思った。(ライオンキングの中の巨大な岩)
もちろん、、
合わせて歌う。
そして他のディズニーに曲も歌う。
とにかく歌うお産だった。
・細胞に感謝を伝える
痛いものは痛い。
だけど歌の力は凄いなと。歌を口ずさむと口角も自然とあがる。そして歌と共に陣痛中は自分の身体やたくさんの細胞を愛でた。
「ありがとうね」そう言いながら。
お腹の子、そして、声と呼吸、身体にあるたくさんの細胞。
コロナ禍の出産。立ち合いもなし。ひとりで不安だけど、ひとりでなかった。
・さらに笑いもプラス
出産前に「笑うお産」という本を読んだ。
https://www.amazon.co.jp/笑うお産-池川-明-ebook/dp/B011MVT93Y
お産に対して明るい気持ちになれるような、そんな内容だった。出産前に読んでおいてよかったと思った。
こうして笑うお産+歌うお産で爆誕した娘。
すくすくと育っております。
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