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架空日記【ワタシのキロク①】

2021年9月25日、11時に腰痛でベッドから動けずに救急車で運ばれた。結局、痛み止めとCT検査だけで帰宅。

それからだ。

29日に救急で運ばれた病院のドクターから電話があった。

「急に驚かれないでくださいね。肝臓に24mmの腫瘍が見つかりました。9割位は只の水が詰まっている良性のモノです。ご心配なら精密検査をすすめます。」

更に30日、違うドクターから説明が、

「肝臓に影があります。早急に、とは言いませんが精密検査をオススメいたします。」

10月1日に、早速、消化器内科を受診、

「ハイハイ、これね、大した事ないですよ、大丈夫。2013年に、胆嚢とった時にうちの病院でMRI撮ったのね、その時も、同じ処に影があるのよ。ほら。」

kドクターは2013年の画像を見せてくれた。確かに丸い影がある。

「じゃ、エコー撮りますね」

患部をくまなく診てくださった。

「これね、、、。よくない。癌の可能性があります。」

え、、、。。。

「2013年の時より、影が黒くて大きくなっています。造影剤CTやりましょう」

先生、ワタシ、造影剤検査で呼吸困難になって、点滴受けた過去があります。こちらの病院で、、。

「あ、そうか、ならばMRIにしましょう、15日検査。27日に結果をお伝えします。いいですかね?」

その後、右肩の痛みと頭痛、6月に1ヶ月で体重が10kg減った事を念の為伝えたが、全て肝臓とは無関係であろうとの事。先生は、若い方で多忙の中、まぁまぁお話を聞いて下さいました。

先生、あのう、、、これ、死にます?

ダイレクトに聞いてみた。

「これでは、死にません。ラジオ波治療とかになりますね、癌ならね。」

確定になるのは、検査結果次第ということ。

その後、事務手続きを済ませてお会計を。お会計時には、夫に連絡をして来て貰い、一緒に帰宅した。途中で100均に寄り、買い物をして、コンビニでビールとタバコを買いマンションへ。10月1日から、私のタバコは40円値上がりしていた。

そして、静岡市は今日から緊急事態宣言解除にて、夫のお店も、約2ヶ月ぶりに営業再開となる。

強い台風16号がやや南東に逸れて、静岡市はそんなに雨風が吹いていない。

いつもと変わらない風景、ワタシ、夫。

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犬も相変わらず、アホアホでかわいい。

家に着くと、夫はmacの前に座り、大谷翔平の活躍をチェックし、いつも聴かないようなハワイアンにクラッシックやボサノヴァをミックスさせたような音楽を流した。

マウスのそばには、読みかけの小説が置いてある。村上春樹の「女のいない男たち」だった。

私は急に、一緒の空間に居るのが苦しくなり、ベッドルームへ行き、声を殺して泣いた。




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