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中国に興味をもったきっかけは、中国鉄道の旅

 私は縁あって中国人の男性と結婚し、現在子どもが一人います。大学時代は漢文ゼミに所属し、北京へ短期留学もしていました(中国人と結婚することが目的だったわけではない)。しかし、まさか自分が中国人と結婚するなんて思ってもみなかったし、そもそも中国に興味なんてありませんでした。

 そんな私が中国に興味をもったきっかけについて書いていきたいと思います。

 最初に興味をもったのは、浪人時代にたまたまテレビで見た『関口知宏の中国鉄道大紀行 〜最長片道ルート36000kmをゆく〜』(NHK)。

 昔はAmazonprimeVideoで見られた気がしたんですが、もうなくなってしまったようです。NHKアーカイブにほんのちょっとだけ残っていました。

 書いてある通り、中国の鉄道に乗って関口さんが中国を旅する番組だったのですが、アメリカとも違う、ヨーロッパとも違う、しかし顔は似ているけど日本ではない、中国という不思議な国に惹かれました。もちろん、現在の中国とは大分違うと思いましたが、私にとっては衝撃的で不思議な文化に触れた瞬間でした。

「なんで2人掛けの席に3人も4人も座ってるの?!」
「パンを枕にしながら電車で旅できるんだ!」
「中国の人、すごくフレンドリー!」

 広大な中国なら、飛行機で移動するのが手っ取り早くて良さそうですが、そこをあえて鉄道で移動し、現地の人々との交流をしている関口さんがとにかく楽しそうだったことを覚えています。テレビを見ながら、浪人生で鬱々としていた私も関口さんと一緒に中国の文化に驚き、人々の暖かさに微笑み、壮大な自然に感動していました。

 その記憶を持ち続けたまま、無事に東京の大学に合格し、上京。第二外国語を履修するときにドイツ語やフランス語もありましたが、世界での話者数が多い中国語を選びました。さらに、私の大学では2年時から中国語履修者を対象に、北京大学への短期留学ができるプログラムかありました。この短期留学に参加すれば、中国語の単位も取れるということで、楽しそうだし、親に頭を下げて留学させてもらえることになりました。

 留学については、次回書いていきたいと思います。

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