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生きててくれてありがとう
今年2024年元旦に飛び込んできた大ニュースが、石川県の能登半島での震度7の大地震。
パソコン画面で常に地震をモニタしているので、報道発表されるより早く能登での地震に気付いた。
最初の揺れ(16:06震度5強)は「大阪も少し揺れた」で済んだけど、次(16:10震度7)の地震は、大阪でも立っているのは危険に感じるくらいに揺れた。
震度4(or3)あったらしい。
動画の撮影時刻は 16:13。
揺れが収まってから旧Twitterで情報を見ていたら、輪島で火災が発生したばかりの動画があった。
「輪島で⁉️」
まさか阪神淡路大震災の時のように、燃え広がったりしないだろうか?と心配になった。
炎は倒壊した多くの木造住宅へと燃え移り、町は灰と化した。
呆然とした。
輪島出身の親類が、輪島塗り漆器の店舗を営んでいる。
現在の住まいや店舗は輪島ではないが、その親類の者からすると、輪島の知人たちや作家たちの安否を一刻も早く知りたかったかと思う。
私でさえ、輪島の店や人々はどうなった?と、ずっと心配を続けていたのだから。
1週間が経ち、輪島出身の親類に電話をし、人々がどうなったのか、家や店はどうなったのかを尋ねてみた。
地震発生後に1度きりだけ電話が通じて、顔を見知った人々は生きていることが分かった。
怪我の状態などは分からない。
家や店は、再起できない状態となってしまったそう。
作家らは道具を失い、仕事を続けるのは無理そうだと語ったそう。
伝統工芸の輪島塗り。
震災で失われてしまった。
いつかまた町が復興できた時に、輪島塗り工芸品を作れるよう再起してほしい。
金沢市にも幾人かの知人が居る。
地震から1週間。
電話して無事であったことを確認し、互いに涙して喜んだ。
金沢市には母方の墓があるが、どうなったのか。
今は人命第一だから、それどころではなく電話は差し控えている。
福井県には祖父の墓があるが、そちらは震度4だったようなので、墓石が倒れたりはしていないだろう。
何にせよ。
生きててくれてよかった。
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