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8月17日│ささやかな日常│ママがおばあちゃんになったら

娘と中央博物館で行われている鯨展へ行ってまいりました。
博物館までは電車で1時間くらい。長い時間電車に揺られるのは
久しぶりのことでした。流れる風景を見たり、メモ帳でしりとりを
したり、たわいもない話をしたり、あっという間に目的地に着きました。
そんな中で娘が、

「ママがおばあちゃんになったら、その服ちょうだい?」

と、私の着ているトップスを指差して言いました。
なんの変哲もないスタンドネックのタンクトップ。色は薄緑です。
あと10年もしないうちに貴女はこれを着れそうだけど、、、
お、お、おばあちゃんになったらでいいのかな??
今、私は41歳なので、おばあちゃんになるにはあと数十年かかるよ?
実はその服は私も気に入っているもの。
自分の手持ちにはあまりない品があるように見える服なのです。
きっと、たまに見る母の装いを好んでそう言ってくれるんだろうな。
季節はもうすぐ秋。タンクトップを着ることができる期間は残り少し
しかありません。しかし、その日から例の服を着ようかと手に取ると

「また洗濯すると生地が傷んじゃうな、、、。」

などと、何年後かわかりませんが、娘に手渡す日のことを考えてしまい、
着用することを躊躇してしまっている私です。気に入っているのに(泣)

というか娘は、おばあちゃんて何歳くらいの人を指しているんだろう?
この日から自分が『おばあちゃん』になってからのことをよく考えるように
なりました。

私はどんなお年寄りになるんだろう?
頭が硬さがこれ以上進まないといいな、いじわるばあさんになってないと
いいな、家族や孫に囲まれて賑やかにしていたいな、、、などなど、
色々出てきます。(割愛します。)
そしてふと、自分が上で書いたような理想として掲げるおばあちゃんではなく、
今の私の『自分を大切にする心持ち』だけは、変わらずに持ち続けていたいなと
いう思いに辿り着きました。

頑固でも意地悪でもひとりでも。
私は自分を大切にするおばあちゃんになりたいと思っています。
(うーん、でもやっぱり意地悪はイヤかな?笑)


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