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中国旅行で一番良かった都市、雲南省建水の記録1

こんにちは!中国留学中のマイリ―です!
今回は私が選ぶ中国旅行1位の建水へ行ってきた旅行記録です。

もともと、建水は存在すら知りませんでした。最も安い雲南の往復航空券を買った際に、5泊が必要で、5日間も昆明にいるのは少しもったいないし、せっかく遠くまで来たのだから他の都市も見てみたいということで、昆明から一番近い建水を選びました。

「メインは昆明、建水はおまけ」。そう考えていたのですが、まさか建水が私の旅行先の中で一番好きな街になるとは!

そのため今回からの建水旅行編は写真がかなり多めになりそうです。


建水旅行スタート!



おそらく外国人は私1人だけ。駅員さんにパスポートを珍しがるように見られました。 

建水は昆明より南に位置しており、電車に乗って約2時間ほどで着きます。少数民族であるイ族やハニ族が暮らしているようです。

建水古城

まず初めにやって来たのは建水古城。唐の時代、ここは南詔という国で、惠历城というお城築かれたそうです。惠历というのが、イ族の古い言葉で大海を意味する名前らしく、それが漢族の言葉に翻訳されて現在の建水になったのだとか。分かったような分からないような名前の由来ですが、とりあえず、イ族はかなり古い時代から存在していたんですね!

南の天安門こと朝阳楼

観光客少なめ。

朝阳楼は1389年にお城の東側に建てられた門の一つ。天安門の建築スタイルと似ているため、西南地区の天安門と呼ばれているらしいです。天安門の建設より28年早いだとか。北京側が真似たのか、これが当時の流行スタイルだったのか…。

路を歩いていると、歴史的なにおいがする建築物が目の前に現れました。たまらず、この黄土色の小さい門をくぐり抜けます。

栅子门と書かれています。
全部黄色。
この先に進んでも何かあったわけでもなく、そのまま来た道を戻り、本来の目的地へ。

大富豪が建てた迷宮の朱家花园

清朝の光緒帝時代から大富豪の朱一族が30年かけて建設した大豪邸です。2万平方メートルと広い敷地。
部屋は大小合わせて214室あるそうです。

水上舞台があります。水が引いていてさみしい感じ。
この建物や家具の寂れた感じが、激しい時代の変化に揉まれて没落していった朱一族を表しているよう。
少数民族の文字でしょうか。
部屋の奥に部屋があり、その奥にも部屋…
迷宮という言葉がぴったりのお家です。方向音痴なので出口を探しているはずが入口に着いたり、同じ場所に何度も来たり、大変でした。
壁や扉も精緻な芸術品になっていて、綺麗です。
循規蹈矩
きちんと規則を守り、羽目を外さないという意味だそう。

迷宮を抜けると、大きな庭園がありました。
この庭の様式が紅楼夢の中に出てくる大観園という庭園に似ているそう。(紅楼夢は登場人物の多さについていけず途中で読むのを諦めたので、私は分かりません。)

水が引いてました。水があればもっと神秘的なのに。

なんとか出口に到着。案内では1時間ぐらいで見終わると書いていましたが、3時間は見積もった方がいいと思います。(迷子になる時間+写真撮影の時間含む)

草芽米線で腹ごしらえ

スープの白い部分が草芽。ぜひ拡大してみてください。

草芽という、ゴボウみたいな野菜が入った米線。建水に来たら絶対食べるべきと紹介されていました。草芽は紅河の特産のようです。

わかめスープに似た味で、お肉は唐揚げみたいなものと、薄い牛肉を入れてもらいました。どうやって食べるか分からず、つけ麺方式で食べてたら、「麺全部スープに入れなはれ!」と言われました。

写真では麺が少なく見えますが、そうではなくスープのお椀がめちゃくちゃ大きいんです。麺はお代わり自由ですが、一杯で十分満腹になりました。誰でも口に合う食べやすい味です。

建水文庙

1285年に建設が開始され、既に700年の歴史がある建物。
中国の南方最大の孔子廟なのだとか。
中に入ると、南方を感じる植物が。
入って少し歩くと左側に大きな門が。
門をくぐると、西湖のような景色が現れました。橋の方へ向かいます。
橋の方から見た様子。こちら側ばかりに意識が向いていて、反対側を見るのを忘れました。
建水州学と書かれています。昔ここで科挙が行われていたようです。
大きな木

観光シーズンではないからか、観光客がとても少なかったです。気候もいいし、歴史もあって、派手にやり過ぎていない素朴さを残した建水がとても好きになりました!

建水編続きます~



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