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2022年リリースベスト44に文章を添える(ジャズとハードコア多め)

年末余裕で通り越して3月になってもうた〜

 なんとなく2018年から毎年末その年のリリースを振り返る。みたいなことをやってきていたものの、2022年のリリースを振り返るのが3月になってしまった。
 しかも2021年のまとめは記事を書くことすら忘れていた。花粉で外に出たくないので今のうち!という感じで記憶障害の自分のために、ざっくりとまとめていきましょうか。




Photay & Mikaela Davis - C U R R E N T

 2014年発売のアルバムすごく好きだったけど、また一段と素敵になりましたね。

9歳の時にAphex Twinを聴き音楽に目覚め、その数年後、西アフリカ、ギニアで民族音楽と出会いPhotayとして活動を始める。

いやいやいや


Julian Lage - Tributary

 現代ギタージャズを語るには外せない存在!と知りつつもなぜかずっとスルーしてたけどめっちゃいい。誇張なしで全曲良かった。


Steve Cardenas - Ida Lupino

 Carla Bleyのカバーアルバム。原曲はCarla Bleyの元旦那Paul Bleyが作曲したものとのこと。動画では現在の旦那Steve Swallowと演奏している。曲は最高にかっこいいけどなんか色々複雑だね。


Makaya Mccraven - Lullaby

 前作に比べ、ストリングスを多用し世界観が劇的に広がった。

FaltyDL - Four Horses

 Beatlesの匂いがする。


Reuben James - I'm Through with Love

 我が家ではコトコト系(ペダルを踏む音なども収録されている音源)と呼ばれている大当たりの一枚。
参考に他のコトコト系も。


beabadoobee - Talk

 Z世代に限らず、おっさんも一周回ってきた感があって思いっきり掴まれちゃった。


Cloakroom - A Force at Play

 ハードコアを通過したポストロックと括るのは勿体無い。シューゲイザーと一括りにするのも勿体無い。


Bill Laurance & Michael League - Sant Esteve

 Snarky Puppyのメンバーの別プロジェクト。かっこいい。


Ebi Soda - Tang of the Zest

 トロンボーン主導のDubもサイケも取り込みながらやってる、個人的に今いちばん好きな人たち。別記事にも書いたけど、Twitterのフォロワーの少なさが本当に理解できない。最高すぎる


Holy Fawn - Lift Your Head

 ブラックゲイズに分類されるんだろうけど、アンビエント要素が強いからかなり聞きやすい。


Yazmin Lacey - Bad Company

 Erykah Baduからこういうのずっと待ってました。ってハードル上げちゃっても余裕なぐらい良い。動画は2020年リリースの曲。


Devin Morrison - P.B.J.

 最近R&Bから離れがちだったけどめっちゃいいなこれ。と思ったら昨年のベストに入れたVanjessの客演にクレジットされていた。


Domi&JD・Beck - WHATUP

 自分的にD’n'Bとジャズ掛け合わせた音が大好きだからこれは外せなかった。80手前のじいさんにも刺さるらしい

 D’n’Bとジャズの一例。


Hiatus Kaiyote - Chivalry Is Not Dead (Salami Rose Joe Louis Remix)

 Brainfeederなんだな〜っぽいな〜最近の自分の中でFlyloを再評価する時期に突入してて納得。

 


Maylee Todd - Show Me

 こっちはSTONES THROW所属の宇宙ドリームポップ。Brainfeederにはないファンキーな側面がある。気がする。


Sw2 - Incognito

 オーガニックだけどしっかり踊れる。しかし情報は一切なし。情報が欲しいです。


Louis Cole - Laughing in Her Sleep

 この人もJulian Lageと同じく、無意識にチェックを避けてた人。聴いたらこんないいんかよって感じで。5年前に見た別プロジェクトKNOWERの自宅セッション動画が全く刺さらなかった記憶。


Leland Whitty - In Circles

 BADBADNOTGOODのLeland Whittyによるソロプロジェクト。文句なしに良かった。2021年のトップソングに選んだBBNGとArthur Velocaiの曲も良かったけど、この曲を再生しがち。


Michael Staple & LoFi VGM - Forest Interlude (From "Donkey Kong Country 2: Diddy's Kong Quest") [Lo - Fi Edit]

 正直、原曲がApple Musicにないから間に合わせで聴いてた。悪くはないけど本家が最強。


IZCO - Lost In Space (feat. Si)

 2020年リリースからずっと追いかけてる。ガラージに限らず触手を伸ばしててこれはこれで良い。気張りすぎないグライムいいっすよね。


The Comet Is Coming - TECHNICOLOUR

 いやいやそんな吹いたら死んじゃうよ。と思ってライブ見ると死んじゃうぐらいかっこいい。



Gilles Peterson · Lionel Loueke - One Finger Snap Version

 リオーネルルエケとジャイルスピーターソンが曲やったらどうなるかわかるか?こうなるんだよ。


Petite Noir - Simple Things (feat. Theo Croker)

南アフリカ、ケープタウンを拠点にシンガー/プロデューサー/マルチ・インストゥルメンタリストとして活動している。MC、俳優であるモス・デフ改めヤシーン・ベイやビヨンセの妹であるシンガーのソランジュとコラボレーション経験を持ち、2015年にリリースしたEP『ザ・キング・オブ・アングザイエティ』がデビュー前にも関わらず米音楽メディアPitchforkにて8.2という高得点を叩き出し期待の新人アーティストとして注目を集める。
10代のころはもっぱらメタルコアバンドでギターを弾いていた彼は16歳の時にカニエ・ウェストのアルバム『808s & Heartbreak』と出会い人生がひっくり返ったという。

メタルコア出身なんだ笑

Hudson Mohawke - Dance Forever

 2017年以来に聞いたけどやっぱあんた最高だよ。一生ついていきます。


Mansur Brown - Fever

 どっかに「トラップを演奏するジミヘン」と書かれていた。Henry WuことKamaal WilliamsとYussef DayesによるYussef KamaalのHenry Wuに見出された才能って書かれているけど俺の頭じゃ追いつかない。誰が誰なんだよ。全員別人だと思ってたよ。これ部屋に貼っておこうかな。

https://www.universal-music.co.jp/blue-note-reimagined/news/2020-10-30/


Ezra Collective - Live Strong

 上の図のどこにいるでしょう!!
ちなみにこの記事に出てくるMakaya MccravenGilles PetersonYazmin LaceyThe Comet Is Comingとその他にもこの図にいるので新世代UKジャズの2022年だったと言える。

Adrian Younge, Ali Shaheed Muhammad & Henry Franklin - The Griot

 2021年にJazz Is Deadのシリーズの存在を知ってから。とりあえず新しいの見つけたら聞くというルールができた。Ali Shaheed Muhammadのクレジットを見てそういうことだったのか!!とめっちゃ感動したし、内容も毎回外さない。

Adrian Younge & Ali Shaheed Muhammad - The Avenues (feat. Katalyst)

 Katalystきたーって感じだしATCQ熱が再燃してしまう。


Antoine Berjeaut - PPDQ

 ぺ……ペペドキュ(?)パリはなぜ中東っぽい音階が多いのですか。


Immanuel Wilkins - Don't Break (feat. Farafina Kan Percussion Ensemble)

 「Don't Break」では、ドラムのクウェク・サンブリーの叔父のマヒリ・ファジンバ・ケイタが創設し、芸術監督も務める打楽器集団ファラフィナカン・パーカッション・アンサンブルとのコラボレーションで西アフリカに起源をもつリズムを軸にしたサウンドを展開し、打楽器だけでなくすべての楽器がリズム化し、それぞれのフレーズを反復する。

https://bluenote-club.com/diary/341484?wid=67719


Walter Smith III & Matthew Stevens - Miserere (feat. Kris Davis)

 Walter Smith IIIさんのサックスももちろんいいけど、Matthew Stevensさんのギターが特に素晴らしい。


Greg Foat - Tropical Love

 みんな大好きMoses Boydとのセッションかっこよかった。


Joel Ross - PRAYER

 2022年を通していちばん食らった曲だった。なんでもいいから聞いてほしい。


Meshuggah - They Move Below

 ジャズの人がフェイバリットにあげることをよく目にするバカテク変拍子ゴリゴリエクストリームメタル。ティグラン・ハマシアンも好きだと言ってた気がする。


Candy - Human Condition Above Human Opinion

 ノイズ、メタル、ハードコアのベストな折衷案。Full Of Hellだとメタルすぎる。Nailsだと爆走しすぎだなって時に良いかも。


Spy - Clobbered

 なんでこんなにBAY AREAは豊作なの?Gulchの解散でがっかりしてたけど出てくる出てくる。このゆるさ好き。


Heathen Prayer - Broken Heart of Saturday Night

 とても情報が少なくて困ってる。Kurt Ballouプロデュースかと思ったけどそうじゃなさそうだし。CVLTNATIONでプッシュされてて聞いた記憶が。懐かしい。


End Game - Devil in Disguise (feat. Scowl)

 曲はめっちゃキャッチーでとても良いんだけど。とても検索しにくい名前で困った。


Sunami - Fake Blood

 ビートダウンをここまでキャッチーにできるバンドを他に知らない。
レジェンドAnimosityのカバー。


Defy - Change Your Mind

 SUNAMIのフォロワー。めっちゃ好きって言ってたし。


Extinguish - Fatal Excuse

 こちらもBAY AREAのバンドなんだって。NYHCが好きだと思ってたけど、DRAINのリリースも控えてるし、現行の西側が強すぎ。


Kind Eyes - Cruel World

 もうKnocked Looseみたいなバンドお腹いっぱいだよ。と思ったら途中から全然違うアプローチで結構よかった。MVがシュール。


Gaijin - Berserk

 2022年にいちばん聞いたハードコアだとこれかも。このバンドもやたら情報が少ない。いつも見てるxBrutalYouth666xっていうYoutubeチャンネルでDigった記憶がある。LIVEが1本だけ上がってた。良い。


 2022年もバカの一つ覚えのようにジャズとハードコアばかり聞いていたことがはっきりわかってかなりスッキリ。
最近は両者の繋がりとかを考えたりしながら、オチのない記事を書いていたりもするので物好きな人はぜひ。

 2021年のベストは記事としてまとめるつもりはないけれど、ここまで読んでもし気になった人がいれば、2021年のプレイリストもチェックしていただければ。


2021年リリースの50曲はこちらから


2020の記事はこちらから

2019の記事はこちらから

2018の記事はこちらから


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