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2020ベスト51に文章を添える

大変だったよね今年。その辺の認識は多分大体の人が変わらないはずだから省略するとして、自分自身はユニクロの入り口とかに置いてある体温を計るやつ作った会社は、めちゃくちゃ儲かってんだろうな〜とか、そんなことばっかり考えてて結構呑気な感じで健康に生きてる。
しかし音楽業界は大変だったと思う。Twitterとかで見るライブする側、提供する側はかなりしんどそうな人もいて思わず目を背けたくなったり。
フェンダーはこの状況が吉と出て、過去最高のセールスを記録したらしい。何事も「家で手軽に」が今年のテーマだった。「おうちキャンプ」とか自分の理解を超えたワードを耳にした2020だった。

個人的には「マンダロリアン 」が発散しきれない生活を救ってくれたと思っている。Jon Favreauほんと最高。調子乗ってデカ目なグローグーのフィギュア2体買ったけど後悔してない。前置き済んだからサクッといくか

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Gia Margaret - barely there

ノンビートまではいかないけどかなりアンビエントな曲。フィールドレコーディングで素材を集めて、ひたすらシンセでコード弾くシンプルさがとても心地よい。
飛行機のパイロットルームの無線系のやつ。性癖に刺さる。


Ruben Wan - Rose

所謂ネオソウルギターというジャンルの人たちの中でも、抜群にキレてる人。
ネオソウルっていう言葉に引っ張られるけど、ネオソウルギターとネオソウルはあんまり関係ないらしい。
Kazuki Isogaiもめっちゃキレてる。


H.E.R. - Comfortable

途中から入ってくるウッドベースに寄せた感じのベースラインがかっこいい。Daniel Caeserとの曲聞き直しながら書いてる今。


Scruffpuppie - White Rooms

メンズパールネックレスが似合う唯一の人間。めちゃくちゃ若そうだけど情報が全然なくてもっと知りたいところ…


Motion - login

インターネット眺めてたら見つけたありがたい曲。こちらもめちゃくちゃ若そうだけど情報が全然なくてもっと知りたいところ…
アルバム通してチルから一気に爆発!って感じの面白い曲が詰まった1枚だった。


Duñe x Crayon - Pointless Pointless ft. Ichon 

Roche Musique所属言うたらFKJって感じだけど、個人的にはDuñe x Crayon激推し。FKJとかMasegoとか自分お洒落ですみたいなやつに消化されすぎてうんざり!
この曲は絶対聞いて欲しい。頭の無音がめっちゃ癖になる。


Beabadoobee - Care

「Z世代の心を掴む2020年ブレイク必至の大注目強力新人デビュー!」
ってタワレコの紹介に書いてあったんだけど「Z世代」ってなに?
グランジとかシューゲ90'sからの影響から濃い〜感じ。
サビの部分聞くとこれが脳内再生される。


Tame Impala - Lost In Yesterday

食わず嫌いしていたけど、このアルバムからまともに聞いてすごくよかった。サイケ?アシッド?とりあえずほわほわトリップ感満載。
こっちも好き↓


The Rolling Stones - Living In A Ghost Town

正直、このレベルのレジェンドって聞かなくても良いかな?って気持ちになるのわかる人いない?押し付けがましいロック親父が
「お前ストーンズも聞いたことねえのかよ!」みたいな。
そんな勝手なイメージから一切聞いてこなかったストーンズだったけれど、この1曲でひっくり返った。すげーシンプルなのに何でこんなかっこいいんだ。
Gorillazが真似したイメージを現代で更にアップデートしてる感覚。つまり2周目?よくわかんねえわすげえ。


CHEEZE - That's Ok

CHEEZEは韓国語で歌ってることしか正直わかってない。本国でどういう位置付けなのかよくわかんなんだろう。アイドルグループではなさそう。
英語が苦手なメンバーがスペルミスしたからこの綴りらしい。
個人的にはMISOがきっかけで韓国の音楽聴き始めたから貼っとく


Melanie Faye - It's a Moot Point

こちらもネオソウルギターの人。歌も歌ってトラックも自分で仕上げてるっぽい。敵なし!


Jazmine Sullivan - Lost One

この人のイメージずっとこれだったから、だいぶ更新されてなかったんだなと。


Pink Sweat$ - At My Worst

2018のベストにも挙げてたピンクの人。曲ごとのアプローチに大きな違いはないんだけど、飽きずにずっと聞ける不思議。ピンクタイツの人は売れまくってDiploと曲やってたけど飽きちゃったなぁ。

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Teen Daze - Oakmoss and Amber

海に行きた〜い。


John Legend - Don't Walk Away ft. Koffee

John Legendには申し訳ないんだけど、完全に前半のJohn LegendパートはKoffeeまでの前振りでしかない。前半を我慢してでもこの曲を聞く価値がある。むしろ我慢した分、素晴らしい後半が聞ける。John Legendには申し訳ないんだけど。


Mura Masa - Raw Youth Collage

トラックメイカーは生楽器に傾倒していくんだね。


Full Crate - Getaway ft. Latanya Alberto & Uhmeer

間違いない。ファレルプロデュース作品が好きな人にガッツリ刺さると思う。

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OH MY GIRL - Dolphin

身近な5歳がずっと口ずさんでいてはまった。後半のドロップが程良い塩梅。


Aaron Taylor - I Want That Fire

2年前のこの曲も相当ハマった。


VULFPECK - 3 on E  ft. Antwaun Stanley

なるほど最高にファンクですね。


Jarreau Vandal - Bad Shit (FAISAL Remix)

ナイスリミックス。原曲もめっちゃ良い。リミキサーに大好きJ.Robbも参加してけどFAISALさんが優勝。オイルマッチで火事起こした人がMVでネタにされててうける。


IZCO - Local

俺の激推しUKガラージ。


Megan Thee Stallion - Savage Remix ft. Beyoncé

TikTokのイメージが強すぎるけど曲は文句なしにかっこいい。
最近好きなTikTok見て。


NEZ - Work ft. DUCKWRTH, Saint Bodhi

NEZさんはこのホリデーシーズンに発売される、ConverseJoe Fresh GoodsのコラボのPR動画で知ったから全然詳しくないんだけど、一通り色んな曲聞いたけどどれもすごく良さそう。特にナイスバンガーなこの曲が今年リリースでとても良かった。


Battles - IZM (Shed Remix)

Battlesってまだ活動してたんだ…嬉しいけどデビュー当初から2人脱退して今や2人組(!)ライブとかどうやってるのか気になるところだけど、この曲では天才Shedがリミックスしてて、いつものBattlesのキモい(いい意味で)音がこれでもかって程にIDMに料理されちゃってるから一安心です。


Paul Mond - U The Best

今までのイメージだとBaileラテントラップを軸にしたダンスミュージックを中心にしてきた人だったけど、ハウス縛りで来るとは…
ここ数年間で一番好きなビートメイカー。


Tennis - Need Your Love

70's Vibe全開。生きたことないのにノスタルジーを感じてしまう素晴らしい時代だ。なんとなくこういうイメージなんだと勝手に思ってる。


Sir Chloe - July

この人も冒頭の方に出てきたBeabadoobeeと同じく90'sの匂いが。
程よいグランジ感漂う気怠さが月曜の朝とかに染みる。


Francis Bebey - Sunny Crypt (Daniel Haaksman Edit)

これ知ってる人いたらめっちゃ嬉しい。当時、何かわかんないけど取り憑かれたようにリピートしてた。10年が経って、より一層深い変態になった感じがとても素敵。


100 gecs - ringtone (remix) ft. Charli XCX, Rico Nasty, Kero Kero Bonito

デビューから1年足らずでCharli XCX, Rico Nasty, Kero Kero Bonitoと曲やれるなんて素晴らしすぎ。buffcorrellにもカバーされてることが成功の証。誰が乗せても良いトラックは良いってこと。


Sub Focus,Wilkinson & Cameron Hayes - Enter Night

今全く思い出せないんだけど、この曲もすごく良かったしK-POPでもめっちゃ良い感じのDnBをどこかで耳にして、そろそろDnB復権の時が来たんじゃないかと。


Oneohtrix Point Never - Long Road Home

数年前に誰かに薦められた時、全く理解できなかった曲とMV
今作はアルバム通してとても良い…
自身がWARPに移籍したときのマインドについて語っているインタビューの一文がめっちゃ良かった。環境からの変化や吸収ってそういう捉え方もできるのか〜。

「自分はなんというか、与えられた環境に対してすぐに擬態しちゃうようなところがあってね、だからWARPに移ったことでWARPの歴史やそこにいるアーティストたちから学んだりすることはあると思う。自分は学生みたいなものだと思いたいね。これからいろんなことを学ぶことができると思うし、そのことが先々の自分に影響を与えていくことにはなるだろうね。」

ライブではギター弾いててとても面白いアプローチ


Spillage Village – Cupid feat. Lucky Daye

Dreamville周辺からのリリースにハズレなんか存在しないってこと。2Verse目の6LACKパートでグッと引き締まる感じが最高。EarthGangをこの曲で初めて認識したけど色々聞いてみたいと思った。


Arca - Nonbinary

全然関係ない話だけど、藤井風にもREONAにもガチ恋のファンは存在するらしい。Arcaぐらいの変態アーティスト(いい意味で)にもガチ恋は存在するのだろうか。いるんだろうなきっと。


Amnesia Scanner - AS Going (feat. LYZZA)

全体的にうっすら漂うゴスいエッセンスを通したポップを、ダンスミュージックのフィールドで昇華していくアルバムだった。民族的な音階とか宗教的なアプローチをどことなく感じるんだけど、そのあたり全然詳しくないからあくまでも自分の主観。
アルバムにCODE ORANGEのクレジットがあって聞いてみたのがきっかけだった。CODE ORANGEは過去にLiturgyをフェイバリットに挙げてたし、こういうノイズと残響と踊れるビートちょい混ぜの時代なのかも。


Code Orange - Who I Am

前作よりかなりふんだんにデジタル要素を取り入れたアルバムだった。
インダストリアル全開なビートにシンプルなボーカルのメロがハマってて最高。「プログラミングを担当しているのは、NINなどを手掛けてきたクリス・ヴレンナ。」らしい。納得。2012年から比較すると、サウンド面も見た目も大きく変わってきててまだまだ先が楽しみ。

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Vein - 20 seconds: 20 hours

どういうコンセプトのアルバムなのかわからないけど、この曲に関してはいつものブチギレカオティックとは一線を隠した、VeinのサイドプロジェクトFleshwaterに近いアプローチ。2020年は何となくこういうIncubusっぽい曲を何度か耳にした気がするけど流行りなの?アコースティックとちょい打ち込み感。


Modern Color - Empty Rooms

名曲


Nothing - Famine Asylum

シューゲイザーが豊作な近年の中、Greet DeathとかDIIVもよく聞いたけどNothingは別格。Jesus Pieceのヴォーカルがベースで加入した影響かわからないけど、元々ハードコアから転向して始めたシューゲイザーの重さが絶妙にタイトになってる気がする



Jesu - Because of You

インダストリアルなビートの上でひたすらダウナーなギターが鳴ってる音楽ない?ということでお勧めされたGodfleshだったけれど、フロントマンが形を変えてリリースを続けていると知り聞いたこの曲。浮遊感と心地よい低音とノイズに全然うまくない歌がブッ刺さる。


Ivy Lab - Merlot

Ivy Labを最初に知ったのはDEFTリミックスのこの曲だった。
この曲みたいなローファイなアプローチは珍しいけど、この人たちは天才だからなんでもカッコよく仕上げる。


BCBC - Trust Issues

多分ロンドンの人。それしかわかんないけどもういい?


Yves Tumor - Gospel For A New Century

不穏な空気を纏いながらサイケ、ソウルなどを飲み込んだポップ。2018年のリリースからブレてない世界観が素敵です。


Denzel Curry, Kenny Beats - DIET_

Woah Kenny!のタグが聞こえた瞬間に勝利を確信する。
Denzel Curry自体この曲まで全く聞いてなくて、2016 XXL Freshmen Cypherでちらっと見て上手だなーぐらいにしか思っていなかった。ビートありきのラッパーばっかりの世の中にラップ上手い人は貴重な存在だなぁ。


MF DOOM - Coco Mango (FloFilz Remix)

2012年にリリースされたDamu The Fudgemunkとの作品が今年Remixで出るなんて全く想像していなかった。しかもFlofliz!!ということで聞く前から期待マックスだったけど一切裏切らないなこの人。このビート好きな人は彼のリミックス集も絶対聞いて。


Still Woozy - BS

インディー、Lo-Fi、グルーヴ、全部要素として入ってて最高に気持ちいい。


Blue Lab Beats - Montera

こんな大ネタに最高のレイドバックなビートを掛け合わせてて憎すぎる。
この曲はUKの若手ばかりを集めた「Blue Note Re:imagined」というコンピレーションに収録されている。Jorja SmithやJordan Rakei、Alfa Mistが名を連ねていたので聞いてみたところ、結果、このMonteraが一生リピート確定した。同ネタの先駆者MadlibとDJ Camですら霞む勢い。
個人的には去年出てたアルバムが一番好き。
ジャズとクラブミュージックのルーツを持つ二人が、最高な状態で接近した一曲


Triathalon - YOU

ここ数年ずっと動きを追っているTriathalonのリリースは今年も最高でした。


Oscar Jerome - Give Back What U Stole From Me

KOKOROKOのギタリストめっちゃいいな〜と前々から思ってたらソロデビューした!!曲めっちゃいい!!わかりやすいし。Tom Mischを引き合いに出して比較している記事をよく目にしたけど、あんなのっぺりしたビートの曲しか出さないやつ眼中にないっしょ卍


Liturgy - SIHEYMN's Lament

なんと形容したらいいのかわからないけど、すごく面白いアプローチ。間違いなくブラックメタルをベースにしながらもトラップビートも入ってくる。とはいえ所謂トラップメタルとは違うし。この消化できなさが無心で聞ける理由の一つなのかもしれない。


SUNAMI - Weak Die First

めつちやつよい。以上!



新しい音楽を探し続けたい。っていう気持ちもあって2018年に始めたこの年1更新。正直好きなアーティストの新しいリリースを追ってるだけ感が否めないw
自分の好みをGoogleとかAppleに知られている限り、自分で探してないようなもんなのかもと思ったり。
こういう考えをこじらせていくと、インターネットを遮断しようとかいう発想に到るのかな。わかんないけど。

遮断された日常に嫌気がさしたらとりあえずいい音楽聴いて踊る。源が歌っていた提案の日々がもうしばらく続きそうなので、そんな時に聞いてもらえたら最高だと思ってる。
またパーティできる日はきっと来る〜!

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