メダカ旅行記【徳島県・大塚国際美術館】
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どうもメダカです
初めましての方は初めまして
今回は徳島県・大塚国際美術館に行って来ました。
※いろいろ読むのが面倒な人は写真でめぐる大塚国際美術館まで飛んでください
大塚国際美術館
大塚国際美術館って知ってますか?
結構有名ですよね。
大塚製薬グループが創業75周年事業として1998年(平成10年)に開館した美術館で、国立新美術館が開館するまで日本一の敷地面積を持つ美術館でした(現在日本二位)
ここの特徴はすべて陶板で作られた世界26カ国190余の美術館が所蔵する約1000点の名画のレプリカです。
古代のギリシア・ローマから始まり現代の抽象主義まで西洋の美術史を全てたどれる巨大な美術館です。
とにかくデカい大塚国際美術館
敷地面積では国立新美術館に負けますが、国立新美術館は常設展示が存在せず、
企画展の展示スペースは館のごく一部である事を考えれば、
4階建てで所狭しと名画のレプリカが1000点以上並ぶ大塚国際美術館のほうが充実度では圧勝しています。
行けばわかりますがとにかくデカい!めちゃくちゃデカい!
じっくり時間をかけて回れば丸一日使う計算で行きましょう、
一点一点が国宝級の名画ですので、じっくり見ていたら一日じゃ終わらないかもしれませんね。
僕は開館の朝9時30分に入って気になる物だけ見て出たのは午後1時30分ごろでした。
(約4時間)
陶板絵画美術館
陶板とはタイルの事ですね。
地元鳴門海峡の砂を材料にタイルを作り、そのタイルに名画のレプリカを描くという世界でも珍しい試みによって作られた美術館で、
巨大な絵画に合わせて巨大なタイルを作るのって実はかなり大変でいろいろな試行錯誤があったらしいです。
レプリカなので写真を撮ってもいいし、なんなら触っても大丈夫なんです。
写真でめぐる大塚国際美術館
前置きが長くなりましたがそれでは実際に美術館を回ってみましょう。
とにかく展示が多くすべてを紹介したら記事がパンクするので僕の気になった作品をダイジェストで紹介していきます。
古代 (紀元前~4世紀)
まずは古代からです
ここでは絵画より壁画やツボが中心になります。
特に注目して欲しいのがツボのコーナーです。
下の写真のようにツボを引き延ばして一枚の絵のように広げてくれています。これ斬新ですし見やすいですよね。
中世 (5世紀~15世紀)
中世はキリスト教全盛期
封建主義の時代、非常に禁欲的で古代ギリシア・ローマのような肉体美を追求した美術は禁止され、平面的で禁欲的な絵画が中心となり、
中世は暗黒時代とも呼ばれる文化的にも技術的にも非常に停滞した時代ともいえます。
ルネッサンス期 (14世紀~16世紀)
中世暗黒時代が終わり近代、新たな時代の幕開けです。
キリスト教の影響力が弱まり、ギリシャ・ローマ文化がフィレンツェを中心にルネサンス(再生・復活)する時代です。
誰もが知る芸術と文化の大黄金期ですね。
バロック期 (16世紀~17世紀)
僕の大好きなバロック絵画。
その特徴は劇的すぎる演出と激しい明暗対比。
ドラマチックで大胆な技法は数々の傑作を生みだしています。
オランダ黄金時代 (17世紀)
画風も時代もバロック時代と被りますがあえて分けました
お昼休憩
これでやっと半分終わりました
モネの睡蓮をイメージしたお庭を眺めながらカフェでお昼休憩です
では後半編行きましょう
ロココ (18世紀)
ベルサイユのばらで有名なフランス・ロココ時代
退廃芸術と呼ばれる文化芸術。
とにかく官能的で半分下品、成金趣味的なイメージですね。
一方で庶民の生活も多く描かれています。
新古典主義 (19世紀初頭)
フランス革命により退廃主義のロココも終わりをつげ台頭してきたのが新古典主義。
ルネッサンス期のような美しい肌と精密描写が特徴です。
よく言えば精密ですが悪く言えば精密さにこだわりすぎて、生命力を感じないと言われます
ロマン主義 (19世紀)
フランス革命後、ナポレオンが各国に戦争を仕掛ける事によってヨーロッパ全土で広がったロマン主義またの名を民族主義といい、自国のアイデンティティーを芸術に落とし込むことが流行ります
印象派 (19世紀)
新古典主義しか認められない19世紀サロンに意を唱えて広まった芸術運動
特徴は筆触分割と言われる点画と外光派と言われるくらい外の光を使った作品が多いですが、
反サロンを旗印に集まった集団なので必ずしも同じ手法ではありませんし、結構仲悪かったりしますが日本でも有名な画家がたくさんいます。
※新印象派とか素朴派とか細かく分けるときりがないのでざっくりとした区分けになります
ウィーン分離派 (19世紀)
まあここは言うまでもなくクリムト一強ですよね
誰がどう使っても下品になる黄金をこれでもかというくらいに使っているのに、ありえないほど優雅で官能的
ピカソ (19世紀~20世紀)
この人も言うまでもありませんね
ジャンルを絞ることが出来ないのでピカソはピカソです
古典主義・印象派・キュビズム・シュレリズム・アフリカ芸術あらゆるものを取り込んで最後に完成したのがピカソです
抽象主義 (20世紀~現在)
僕はもうここら辺は理解不能です
芸術って言い張ってるんだから芸術なんでしょう
まとめ
以上が超駆け足でまわった大塚国際美術館です
他にもいろいろな画家がいますが全部紹介するのは不可能です。
僕の好きな初期フランドル派もラファエル前派も象徴主義もシュレリズムも紹介していません。
全部紹介してたら美術史の本が一冊書けてしまいます。
なので「〇〇が抜けてる」とか言われても知りません、無理です紹介しきれません🤮
ぜひご自分の足で回ってみてください、今回の写真は全体の極一部で一割も紹介しておりません。
あと徳島に行ったら徳島ラーメンを食べましょう
味を一言で言えばすき焼き+ラーメンです
オススメは中華そば 田村
トッピングの生卵をお忘れなく
ここまでお読みいただきありがとうございます。
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