KiliMOL株式会社

KiliMOL(*)は、株式会社商船三井(MOL: Mitsui O.S.K. Lin…

KiliMOL株式会社

KiliMOL(*)は、株式会社商船三井(MOL: Mitsui O.S.K. Lines)の新規事業提案制度から生まれた会社で、現地一貫輸送も含めた越境ECによるアフリカ向け中古農機販売を手掛けています。 (*)スワヒリ語で農業を意味する「Kilimo」+「MOL」より命名

最近の記事

キスム(アフリカ最大のビクトリア湖に面するケニア第3の都市)

KiliMOL代表の大山です。 先々週はケニア西部の都市キスムに行ってきました。朝7時のナイロビのウィルソン空港(Wilson Airport)発のフライトで、8時にはキスム国際空港に到着。キスムはナイロビと比べてだいぶ暑いと思っていましたが、到着時はまだ朝早かったせいか爽やかな気温で温かい歓迎を受けたように感じました。 キスム(Kisumu)についてキスムは、ケニア西部の人口61万人(2019年)、ケニア第3の都市です。標高1,170mにあり、ナイロビと比べると暖かく、ル

    • ケニア最大の稲作地帯ムエア(Mwea)での活動②

      KiliMOL代表の大山です。 先週もMweaで活動してきました。朝晩は少し雨も降った日もあり気温は20度台前半と肌寒いくらいですが、昼間は30度以上に上がって直射日光の下では汗もかくような気候でした。尚、この辺りでは3月から本格的な雨季に入ります。 1.歩行式田植機のデモンストレーション月曜日は、ICOSEED向けに歩行式田植機のデモンストレーションを実施。ちょうど在ケニア日本国大使館やJICAの方々が、Mwea Irrigation Schemeで建設中のThiba D

      • ケニア最大の稲作地帯ムエア(Mwea)での活動①

        KiliMOL代表の大山です。 先週は丸一週間Mweaで活動しました。日本の小型中古農機のアフリカへの輸出を促進するため、事業パートナーの唐沢農機サービスとともにまずはケニア、その中でも首都ナイロビ(Nairobi)から100kmほどにあるケニア最大の稲作地帯Mweaにフォーカスして、営業・販売活動に取り組んでいます。今回はMweaの概要、及び先週のMweaでの活動について書かせていただきます。 1.Mweaとは Mweaはナイロビから北へ2時間ほどのところにある、ケニア

        • ケニアのお米と炊飯器①

          KiliMOL代表の大山です。 ケニアに来て最初の週末2月5日(土)に買ったもの、それは「お米と炊飯器」です。こちらで稲作用農機の販売をしているのに、現地のお米を自分で炊いていないのはさすがにまずいでしょ!ということで、まず最初にお米と炊飯器を買ったというわけです(笑)。 お米は、前日の2月4日(金)にお会いした在ケニア日本大使館の方から、ケニアの一般的なお米よりもしっとり感があって美味しいとお勧めいただいた、CILのSINDANO FRAGRANT RICEを買いました

        キスム(アフリカ最大のビクトリア湖に面するケニア第3の都市)

          ケニア人の働き方・考え方①

          KiliMOL代表の大山です。 2022年2月1日(火) 早朝にナイロビのジョモケニヤッタ国際空港に到着しました。それから4日間オフィスで過ごしたり、外出先で打ち合わせをしたりして過ごし、ケニア人の働き方、仕事における考え方が少しずつ見えてきました。と言っても、まだまだ日が浅く、且つ一部の話だけですので、今回のタイトルには①とつけさせてもらい、これから更に色々なことが見えてくるにつれて、②、③、、、と続編を書いていきたいと思います。 まず働き方の1つ目は、携帯電話を多用す

          ケニア人の働き方・考え方①

          東京バクテリアラボのTOKYO8、農場&プラント見学

          KiliMOL代表の大山です。 2022年1月5日に自然循環な植物活性剤「TOKYO8」を使用した白菜農場とTOKYO8の製造プラントの見学に行ってきました。TOKYO8はオーガニック農業の生産性向上に寄与するとても大きな可能性を秘めていると感じましたのでご紹介させて頂きます。 TOKYO8バクテリアの力で廃棄物汚泥の処理を行う株式会社太陽油化(以下「太陽油化」)が運営する「東京バクテリアラボ」にてバクテリアの働きによるさまざまな効果を検証している中で、農作物の成長に有効

          東京バクテリアラボのTOKYO8、農場&プラント見学

          農機修理・整備実習

          KiliMOL代表の大山です。 明けましておめでとうございます!本年もどうぞ宜しくお願い致します。 さて、新年最初の投稿は、昨年2021年12月20日(月)~24日(金)に、KiliMOLの事業パートナーである唐沢農機サービス(以下「唐沢農機」)にお邪魔し、農機修理・整備の実習を受けさせて頂きましたので、そのときのことについて書きます。 唐沢農機 唐沢農機は長野県東御市にある農業×ITによる先駆的農業関連ビジネスを展開している農機具屋さん。農機具の販売・修理・再生を主

          農機修理・整備実習

          経済産業省 国際化促進インターンシップ事業への参加終了 ~タイ王国よりインターン生受け入れ~

          KiliMOL株式会社(代表取締役社長:大山幹雄、本社:東京都港区、以下「KiliMOL」)は、経済産業省主催の「2021年度国際化促進インターンシップ事業」に参加し、タイ人1名のインターン生を2か月間に渡り受け入れ、2021年12月22日に活動を終了しました。 コロナ禍の影響もありリモートでの活動となりましたが、アフリカへの農業機械輸出を見越した上で、タイ王国における農業や農業機械マーケット概要、ECサイトの普及率等の調査を行いました。 KiliMOLは今後もアフリカに

          経済産業省 国際化促進インターンシップ事業への参加終了 ~タイ王国よりインターン生受け入れ~

          農業機械の仕入れ~輸出手配

          KiliMOLの坂本です。前回までは代表の大山が寄稿しておりましたので、初めてブログを書かせて頂きます。 まず最初に簡単に自己紹介させて頂きます。大学を2017年に卒業しそのまま株式会社商船三井に入社、4年ほど自動車船部で営業担当をしておりました。2021年より社内別部署に異動し、前部署の経験を活かしながらKiliMOL株式会社の実務を担当しています。 今回は、ケニアのお客様に農業機械を購入して頂いた後、輸出までどのようなプロセスがあるのか、簡単にご紹介します。 在庫仕

          農業機械の仕入れ~輸出手配

          馬耕体験

          KiliMOL代表の大山です。 今回は2021年11月6日(土)に見学・体験させてもらった馬耕について書きます。 モザンビークでバイオディーゼル事業やモバイルバンキング、デジタルを活用した農業プラットフォーム事業を行っている日本植物燃料の合田さん・尾立さんにご案内頂き、新潟県中魚沼郡津南町で馬耕見学、体験をさせて頂きました。日本植物燃料は一般社団法人馬搬振興会と共同で「株式会社三馬力社」を設立し、馬耕技術を次代に受け継ぐため、馬と人の育成を行いながら、馬耕で田んぼを耕し、無

          KiliMOL誕生

          KiliMOL代表の大山です。 今回はKiliMOLの事業が生まれた背景・経緯について書きたいと思います。 きっかけは2019年の秋。KiliMOLの親会社である商船三井で、「MOLグループ新規事業提案制度」(*)が導入されました。新規事業開発に興味のあった私(商船三井の社員)はこれに応募、運よく審査を通過して2020年4月から1年間、事業化検証に取り組むことになりました。 (*) MOLグループ新規事業提案制度 当社社員が自らの能力を存分に発揮し、主体的にチャレンジでき