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好きにしたっていいじゃない。誰かを傷つけなければ。

 先日ソロキャンプをしたら自信が回復した話という記事を投稿しました。

 こちらの記事に初めてコメントをいただき、とても嬉しかったのでうまい返答を考えていたのですが、パソコンの前で両腕を組んで唸っていても時間だけが過ぎるばかり。

 伝えたい気持ちはあっても短い言葉でそれを表現できないもどかしさ。。。

 うーん、どうしたものか。とりあえず夜だから風呂にしようとパソコンを閉じる。

 しかし私はその夜湯船に浸かりながら思ったのです。

「私はそもそも短い言葉で表現することが苦手だからnoteで書いているのではなかったか」

 そうなんです。私は一応Twitterのアカウントも持っているので、短い言葉で表現できるならTwitterの方が向いていると思って、でもそれは私には当てはまらなさそうで、紆余曲折を経てnoteで書いているんです。

 そういうわけで今抱えている気持ちを「もうひとつ記事にしてしまおう」というわけです。

 コメントをくれた方、どうもありがとうございます。そのキャンプがあなたにとって楽しいものであることを祈っています(そう書いているうちに2月が終わってしまいましたね…初めてのキャンプはどうでしたか?)。

 「どうしてソロキャンプと自信の回復がむすびつくのか」ということについては先述の記事で書きました。

 それはもう力の限り、加速するタイピングを理性で押しとどめ(それでも長くなったけど)、適切な写真(下手でも記事のバランスを考えた場合止むを得ず…)をHDDから引っ張り出して貼り付けて。

「ひとりでキャンプは楽しい!」「ひとりでできるってことはこんなにも嬉しい!」

 そんな気持ちを伝えたくて、そしてかつての私のように「だって」「でも」を繰り返すばかりで最初の一歩を踏み出せない人に「なんだ、こんなんでいいのか」「だったら自分にもできそう!」と思ってもらうことができたら…

 そんな思いを込めて書きました。

 つまりそこには明確な伝えたい思いがあり、目的がありました。それがどの程度達成できているのかについてはわからないのですが、とにかく。

 ですが、今回の記事は何も考えず、役に立つかどうかも考えず、私がキャンプについて思っていることを書きたいだけ書きたいと思います。

 キャンプデビューするのに必要な知識やなんかについてはもうそれこそ調べればいっぱい出てきますし、先日の記事と重複しますが要は「ソロキャンプは自分が満足すればいい」ので、マナーやルールを守っていれば何も気にすることはないと思います。

 まず、私は自分のキャンプの過ごし方だけを考えてキャンプしているので、他のキャンパーがどんなキャンプをしていてもいいと思っています。珍しいキャンプ用品(ギア?)を見かけると不審者にならないよう、ポーカーフェイスを崩さないよう、心の中でだけ「おお!」と興奮しています。

 キャンプ用品も別に何でもいいと思います。高いものでも安いものでも。定番商品でも変わり種でも。私自身は誰かとギアが被っても特に気にしないので、定番商品はけっこう使っています。定番商品はやっぱり定番になるだけあって使いやすいものが多いですし。不器用なので自作はしません。

 キャンプの過ごし方もどんなのでもいいと思います。トレッキングしようが動物と一緒だろうが水遊びをしようが、楽しければ。消灯時間が過ぎてもあんまりうるさいのは、他のキャンパーに迷惑だと思うのでいけないとは思いますが。

 と言っても、私はたとえば子どもが大声で叫んでいても気にせず眠れる人なので割りとストレスフリーです。「走ってるなぁ」「怪我しないといいなぁ…」「ああ、怒られてる…」「泣いてる……」と目を瞑っているうちに寝ています。

 たまに「せっかくキャンプに来ているのにスマホゲームばっかりしてもったいない」みたいなことを言う人もいますが、まぁいいじゃないですか、とも思っています。私はゲームはしませんが、その人はゲームしたいんです。それでいいじゃないですか。

 そんな他人のことなんて気にしてないでこっちで焚き火しようぜ、焚き火。

 焚き火はしてもいいし、しなくてもいいと思います。ハンモック泊してもいいし、車中泊してもいいと思います。バンガローもいいと思いますし、デイキャンプしてホテルで寝てもいいと思います。

 そもそも泊まらなくてもいいと思います。デイキャンプしてそのまま帰ってもいいと思いますし、もっとシンプルに肉焼いて食べて帰ってもいいと思います。

 連休が合えば逆に連泊してもいいと思います。と言っても私は経験ないのでこれについては語れませんが。今年中にチャンスがあれば挑戦したい。ちょっとした漂流感があって楽しそう。

 要は好きなように、過ごしたいように過ごしていいと思います。

 だってその人にとっての「キャンプの醍醐味」はその人にとってのものですもんね。何が正しいとか間違いとかは存在しません。少なくとも私はそう思っています。

 私個人の話をしますと、よっぽどのことがない限り焚き火は外したくありません。だって焚き火できるところってキャンプ場を除くとあんまりないから。。。

 だから私にとってのキャンプはいくらか焚き火をしに行っているようなものかもしれません。ですので私は薪を存分に拾えるか、あるいは購入ができて、炭を捨てられるキャンプ場が好きです。

 食事は簡単なものでいいです。なんとなく肉を焼いていることが「キャンプ感」があって好きですが、私はクーラーボックスを持っていないので気候に大きく左右されるのでいつでもというわけにはいかず、場合によってはコンビニのおにぎりとか食べてます。ゆるキャン△に倣ってカップ麺もいいです。食べ終えたらカップを小さく潰せますしね。

…ところでカップヌードル・リッチのフカヒレ大好きだったんですけど最近見ないぞ…

 私はタープもハンモックも持っていないのでテント泊しかできませんが、特に不満はないです。テントは3つの中で1番かさばりますが、ちゃんとしたものをちゃんと設営すれば1番安全です。風雨に強いし、プライベート感もあります。

 シュラフに包まって天井(?)を眺めていると自分だけの秘密基地にいるみたいでワクワクします。押入れの中に隠れているワクワク感に近いかもしれません(そんなのない?そっか…)。

 私は「寒くて眠れなかった」という事態だけは絶対に避けたかったのでシュラフには1番お金をかけましたが(私の環境ではテントの中が1番温かいから)、「眠れなかったら車中泊に切り替えてもいい」という人はその必要はないかもしれません。車中泊の方がテント泊より安全ですし、車の種類にもよりますがたぶん快適です。

 コーヒーだけは挽きたての美味しさだけは譲れないというこだわりがあるので、携帯ミルと豆とドリッパーを持っていきますが、けっこうかさばるので味にこだわりがなければおすすめはしないです。

 ポットも機能面で必要(お湯を細く入れたい)なのでさらにかさばります。。。昼食はコンビニおにぎりで夕食はアルファ米とレトルトカレーのくせにコーヒー専用品は増えていく。。。

 この辺りは本当に好みなので「コーヒーはドリップできればいい」「いやドリップパックが便利」「インスタントが簡単」「そもそもコーヒー飲まない」などでそれぞれです。キャンプ場にゴミ箱があるなら缶コーヒーを温めてもいいかもしれません。

 お酒はたくさん飲まないのでスキットルにウイスキーかウォッカを30mlくらい入れて持って行っていましたが、だいたい飲まずにそのまま持って帰って来てしまうので、もう持って行かなくなりました。

 まぁどうしても飲みたかったら行きがけに缶ビールを1本買えば済むのでそれでいいと思っています。この辺りも好き好きです。

 私はキャンプ場ではだいたいの時間をぼーっとして過ごしています。川沿いのキャンプ場でも川は眺めているだけで入らないし、山間部のキャンプ場でも山に入るのは薪拾いくらいです。動物と暮らしてもいないのでドッグランなんかは遠くから眺めながらコーヒーを飲んでいます。

 私がキャンプ場に行ってすることと言えばテントの設営焚き火くらいで、あとはだいたいのんびりしています。思い返すと、うん、それくらいしかしてない。

 本を読んでいたこともありましたが、私の場合たいてい焚き火の世話に忙しく(下手くそ)、集中できないのでこれもやめました。焚き火を眺めることができたらもうそれだけでオッケーです、私。

 自由にしていい。好きなようにする。

 キャンプに限ったことではなく、だいたいのことは自由にしていいと思うんですよね。誰かを傷つけない限り好きなようにやっていいと思う。趣味はもちろん生活スタイルとか。それぞれが大切にしているものが違うから。

 絶対的な正解もなければ間違いもない。強いて言うなら全部正解なんじゃないかと。

 でも自分の意見を押しつけてくる人は残念ながらまだいます。私の周りにもいます。だから「誰にも気兼ねせずに過ごしたい」とソロキャンプを始める人の気持ちはわかる気がします。

 人間はひとりでは生きていけないけれど、それでもひとりになりたいときだってある、と。私は強く思います。

 ひとりでばかり行動をしていると未だに「寂しい人生だな」「そんなんだから彼女ができないんだよ」「結婚して親御さんを安心させてやれ」とか言われます。今って何時代なんだっけと呆気にとられてしまいますよね、ほんとに。もう令和やぞ。

 そんなとき私はひとりでキャンプ場に行って「はぁーあ、うるせぇなほんと」と言いながら薪をくべにいきます。私は焚き火が下手くそなので、火が消えないように注意深く様子を見たり考えたりしているうちに、言ってみれば「焚き火に集中している」うちに「なんかもうどうでもいいや」という気持ちになってます。

 もうそんなことはいいから焚き火しようぜ、焚き火。

 キャンプ場で言われたらどうしよう。。。徹底的に無視するか管理人さんを呼びに行くくらいしか思いつかない。。。

「相手にうまく伝えられたらいいな」と思う一方、「相手に聞く気がなかったら無駄なんじゃないか」とも思う。

 ひとりで楽しくキャンプしたり旅行したりしている私の人生を「寂しい人生」だと断ずる人には何言っても無駄なんじゃないかと。

「あのですね、私は寂しいわけではなくて…」

 と説明する時間を割くくらいなら(そしてきっと伝わらない)、その場をさっと切り上げて焚き火しに行った方がはるかに有意義だと。

 今行ったら花粉症がすごいことになりそうだけど、焚き火しに行きたい。 

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